異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【その他11】六星占術との付き合い方

お越しいただきありがとうございます。


本日は、また少しアーリーリタイアや海外駐在の話題から脱線し、「占い」について触れていきたいと思っております。

 

皆さんは六星占術という占いをご存知でしょうか?細木数子さんによって提唱されたとされる占いですが、実はこの六星占術とは私が初めての海外駐在となりプチ アーリーリタイア企画を考え始めた頃に半ば強制的に?出会い、かれこれ10年程の付き合いとなります。

 

信じる信じないも人それぞれです。私も幼少の頃から初海外駐在まで占いとは無縁の人生を送ってきており、現時点でもお金をかけるようなところまではきておりません。

 

ここからは、そもそも六星占術とはどういうものか、また異端児リーマンと六星占術の出会いから付き合い方についてご紹介させていただければと思います。

 

本稿は「ど素人である私の理解と体験のご紹介」と捉えていただければ幸いです。

 

 

六星占術とは?

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六星占術細木数子さんが中国古来の易学や算命学、万象学などをもとに提唱したとされる占いである。

 

既に細木数子さんは他界されており、現在は細木数子さんの妹の娘で、養子縁組して名実とも当人の娘となった細木かおりさんが、その後継者として活動されている。

 

詳細は割愛するが、六星占術では、生まれ持った運命を土星、金星、火星、天王星木星、水星の6つの運命星に分けて占う。

それぞれ土星人、金星人、火星人、天王星人、木星人、水星人と呼ぶのであるが、それだけでなく、ある条件が揃うと霊合星人というものになる。

霊合星人はそれ単体で独立している運命星ではなく、上記6つの運命星と複合するものである。(例えば、金星人の霊合星人など。)

更にそれぞれの運命星には、陽(+)と陰(ー)があり、例えば、水星人プラス、土星人マイナスなどと表現されている。

六星占術では、万象学や算命学同様に12周期を基本としており、12年、12ヶ月、12日間毎に良い運気や悪い運気がそれぞれあるとされており、実際に結婚や転職、引越しなどの時期を決める上の判断材料としている人もいる。

 

細木数子さんの説明記事によると、4000年以上前に中国で生み出され、その後長期にわたり育まれてきた統計学のデータを元に、現代人に合わせて編み出されたものが六星占術とのことであった。

 

つまり、誕生したタイミング(生まれ持った星)毎による統計学的に可能性が高い事象であるとも言えよう。

 

※興味ある方は、別途六星占術関連書籍や記事をご参照願う。

 

 

六星占術との出会いとこれまでの付き合い

 

私の六星占術との出会いは初めて海外赴任となったタイミングまで遡る。10年程前、初めて赴任した先で出会った先輩社員から、一時期飲みに行くたびに六星占術についての話を聞かされていた。

※因みにこの先輩社員は、その後現在に至るまで、尊敬する偉大な企業人であり、心の友であり、時に暴飲暴食含めたポンコツな悪友でもある特殊な存在である。

 

ただ、肝心の占いについては、それまでの人生において、めざましテレビの星座占いを何となく見ていたくらいで、本格的な占いの類には一切触れたことがなく、そればかりか自分の人生は努力や運でのみ切り開かれるものという考えが強く、占いにはどこか否定的な感覚すら持っているような状況であった。

 

そんな状況で会うたびに六星占術の話をしてくる先輩社員。

🔹細木数子氏提唱の六星占術統計学のため当てはまることが多い

🔹自分の悪い運気を知っているだけで、大事故を防ぐ可能性が上がる

🔹その運気や傾向を知らずに生きていくのは損だ

というような事を何度も言われたと記憶している。

それでも適当に右から左へ受け流していたのであるが、その先輩社員は何と一時帰国のタイミングで、私の生年月日から導いた運命星の書籍を購入し赴任先へお土産として持ち帰ってきたのである。

流石にこれには驚き、そして読むだけは読んでみると約束する事になる。

 

そして読み進めていくうちに、自身の年運(12年周期)の大殺界と呼ばれる良くない運気の流れの3年間のど真ん中と、自身の仕事上のトラブルや不運が重なっている事実を目の当たりにした。

更にその運命星で書かれていた性格と自身で理解している自分の性格が、ピタリと一致している(と感じる)事もあり、驚かされたものである。

因みに疑り深い性格上、インターネット上で無料確認できる他の運命星に書かれていた性格で自身に当てはまるものがないのかという確認(万人に当てはまるような書き方ではないのかという疑念の払拭)、更に伴侶や両親の運命星での性格記述が妥当かまで確認したくらいである。(他人の性格検証についても概ね当たっていると思えたが、完全一致というわけでもなかった。)

 

それでもまだまだ「たまたまでしょう?」という感覚も心の何処かにはあったが、折角買ってきてくれた六星占術の本を隅々まで読破した頃には、

・何となく当たっているような気がする→

・いや、結構当たっていそうだ→

・折角なので、良い運気のポジティブな部分だけでも受け入れて、行動に活かしてみよう

と考えるようになっていった。

 

ただ、これまで占いに自費を費やしたことはない。無料版のインターネットの六星占術のサイトを活用しているのと先輩社員より買い与えられた書籍があるのみであるが、10年程経った現在では良い運気、悪い運気の把握だけでなく、悪い運気の時には行動を慎重に考えたり運気のせいにして割り切ったりすることさえ出てきている。

 

実際、本当にこの運気のせいなのかは不明であるが、大殺界と厄年が重なったタイミングでは仕事関係や怪我を含めた身体的影響を中心にこれまでに体験したことがないようなトラブルやつまづきが続いて、精神的にもダメージを受けていた。これらについては、運気が悪いから致し方がないものだと割り切り、ただひたすら耐え忍ぶことに努めたものである。

 

以上のように、異端児リーマン流の占い(六星占術)との付き合い方は

・占いに大きなコストはかけない(壺などを買わない???)

・あくまで統計学であり確率論であるとの前提を崩さない

・良い運気の年、悪い運気の年は少なくとも把握し、悪い運気の時に起きた不都合は運気のせいにしてしまう、または割り切る

・占いに全てを支配されるような付き合い方は絶対にしないと心掛ける=程よく付き合う

というような形である。

 

もし六星占術や占いそのものに抵抗がない、または興味ある方がいるのであれば、一度無料のサイトなどで自身の運命星や運気を見てみてはどうであろうか?あくまで統計学による確率論ではあるのだと思うが、私のように意外と面白い発見や心の逃げ道が見つかるかもしれない。

 

 

 

 

 

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本日もありがとうございました。

【早退関連77】円安とアーリーリタイア

お越しいただきありがとうございます。


本日は、円安についての考察となります。

 

最近日本のメディアでは、円安の話題が頻繁に取り上げられているようで、実際に海外で生活していても、ネット上でニューヨーク外国為替市場で32年ぶりに円相場が1ドル=151 円を超えたなどという記事をよく目にします。そして、この円安が原因で(日本での)日常生活でも様々な製品の値上げが始まっており、家計にも影響を与え始めております。

 

ここからは、まず円安そのものについて整理した上で、その円安による生活への具体的な影響、更には異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画での対応策などについて考察していきたいと思います。

 

 

①そもそも円安とは?

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円安とは、日本円の価値が他の通貨に対し、相対的に下がっている状況を表す言葉である。

一般的に、日本円が他の通貨に対して多く売られれば、円の価値が下がるということになる。

言い換えると、現在のように円安が長期間続いているという状態は、日本円で他の通貨を購入している人が多いという状態とも表現できる。

 

現在ニュースなどでよく目にしたり耳にする円安というのは、日本円がアメリカドル(USD)に対して売られているケースを指している。

 

より具体的に言うと、例えば:

・1ドル=100円だったのが120円になることが円安

で、逆に

・1ドル=100円だったのが80円になることが円高

と言うことである。

1ドル(と言う商品)が100円で買うことができていたものが、120円に値上げされるという形が、ドルが高い(=円が安い)ということでもある。

 

円とアメリカドルの歴史的な背景に少し触れると、戦後の1949年に、日本では円⇄ドル間の固定相場制が敷かれ、1ドル=360円で固定される為替レートからスタートした。この固定相場制から変動相場制に移行したのは1973年とのことである。

その後、1985年に日米を含む当時の先進5カ国が過度なドル高を是正するための為替協調介入などを決めたプラザ合意により、当時1ドル=235円であったものが、翌年には1ドル=150円台まで円高ドル安が進行することになった。

過去最大の円高は2011年の1ドル=75.32円であったが、その後は1ドル=110円前後で推移する期間を経て、直近では円安傾向が続いている。

※2022年10月現在は1ドル=150円付近まで円安が進んできている。

 

 

②円安がもたらす影響

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次に円安の影響について、実際には様々な視点による考察があるのであるが、ここでは日本における日常生活での影響にフォーカスして記載をしていく。

基本的に日常生活においては、過度且つ長期の円安はデメリットがメリットに勝ると言われている。

 

円安のデメリット:

🔹海外からの輸入製品や食品の価格高騰=値上げ

🔹ガソリンの値上げ

🔹電気、ガス料金の値上げ

🔹海外旅行が円換算で割高となる

🔹輸入型産業の企業に勤める社員は業績が悪化し給与、賞与減の可能性が出てくる

 

円安のメリット:

🔶外資産、外貨建て資産の円評価額の高騰

🔶輸出型産業の企業海外利益比率の高い企業に勤める社員は業績が好転することにより給与、賞与増が見込める

 

基本的に輸入に多くを依存している日本での生活においては、円安になればなるほど生活費が上昇してしまう。外貨預金や海外株式を既に積極保有しているような投資家を除き、一般人にとっては円安はダメージの方が大きいのである。

 

家計などとは少し違った視点で、過度な円安におけるその他の影響という意味では、例えば海外から見る日本が割安になるという点から、日本への旅行客が増えて、消費を押し上げるというようなプラスの効果もあるが、昨今ニュースにもなっているように外国人による日本国土の買い占めなどの新たな懸念点も同時に浮上してくる。

 

 

③プチ アーリーリタイア企画での円安への対応策

 

では最後にプチ アーリーリタイアを企画し、資産形成に勤しんでいる異端児リーマンの円安の影響と対応策についてであるが、まず影響については:

 

マイナス面:

・海外での生活費の円換算でのコストアップ

・ポイント(マイレージ)活動していた日本のクレジットカードによる支払いの円引き落とし額の急騰

・留学中の子供の学費、生活費の支払額高騰(日本円での送金)

 

プラス面:

・現地側での資産(外貨保有分)の円評価額の急上昇

 

などが挙げられる。

実際に家族を海外へ帯同しているため、前出のような日本での日常生活における値上げを実感することはないが、海外でも日本円を基準に生活しており、例えばゴルフのラウンド一回100ドルであった場合、日頃から円ベースでいくらか?というような評価をしているのであるが、従来11,000円であったラウンドフィーが現状だと15,000円近くになってしまうことになり、今回の円安も他人事ではない状況でもある。

 

因みに異端児リーマンの属する会社の給与についても、適用為替レートは年一度の調整のみで、昨今の急激な円安分は反映されていない。

(海外赴任手当については、年一度の為替を反映した日本円ベースの金額で算出される。かなり複雑な仕組みであるが、前年度より円安になれば現地生活費分の円ベースでの手当が増加することになる。)

 

この円安の状況下で、プチ アーリーリタイアのための資産形成を続けている私の対応策についてであるが、基本的に将来また1ドル=110-120円のレンジに戻ってくるという勝手な前提の基、以下のような対応をとっている。

 

・円安のピークと判断できるタイミングでの外貨保有分の日本円への両替(一部)

(以下は会社の海外赴任手当の前提となる適用為替より実勢レートが大幅に円安である現在のような場合)

日系クレジットカードの利用を一時控え、現地側決済機会を増やしていく

現地支給給与額設定の増額

 

正直、海外赴任期間中にできることは限定されるが、外貨資産の円への交換はすでに一部進めている。

従来1ドル=110円以下の適用レート前提でこれまで貯まってきていた現地側での外貨預金の一部を1ドル=140円台となったところで一部日本円に換金している。

ただこれも、今後1ドル=160円や180円になるという予測をしているのであれば、換金タイミングは今ではない。

為替は株価以上に予測が難しいと個人的には理解しており、換金タイミングはある意味ギャンブルなのかもしれない。

 

いずれにしても、この歴史的円安状況を目の当たりにしたこともあり、将来本帰国後の資産構成のあり方など、色々と考えさせられるきっかけともなった。

 

引き続き、リタイア後のリスクとの向き合い方についても考えていかねばならない。

 

 

 

 

 

 

 

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本日もありがとうございました。

【早退関連76】プチ アーリーリタイア目標資産達成状況(2022年10月)

お越しいただきありがとうございます。


本日は、定年より数年だけ早退して、ギリギリ体力があるうちに仕事以外のやりたい事を第二の人生として楽しもう!というコンセプトで、目標資産額を設定して資産形成に励んでいる「プチ アーリーリタイア企画」の現時点での進捗状況についてのお話です。

 

30代の初海外駐在時より開始したこの企画もすでに10年程経過しており、少しずつではありますが資産形成が進んできております。

 

ここではまず、異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画で設定している目標資産額、そして具体的な資産形成方法などを再度紹介させていただいた上で、現在、山のどの辺を登っているのかという達成状況について記載していきたいと思います。

 

 

①プチ アーリーリタイア企画における目標資産額設定

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私の早退後の生活資金は、現在の夫婦二人分の生活費に人生を程よく楽しむための娯楽費用を加味した450万円/年で設定している。

そしてこの450万円/年は、

🔳200万円/年分を預貯金から

🔳250万円/年分を不労所得(投資インカムゲインと不動産賃貸収入)から

得る形を前提としている。

 

早退後の生活原資となる資産が現金(日本円)だけだと、何かあった場合にリスクを丸かぶりしてしまうことにもつながるため、インフレ、景気、災害など色々と考慮し、ハイブリッド型とも言える上記複数の資金源(現金・株式や債権、投資信託・不動産)を組み合わせる前提としている。

 

また、前者の200万円/年について70歳以降は、

 夫婦国民年金

+厚生年金

企業年金(三階建て部分)

で置き換えることにしている。

 

そして、後者の不労所得である250万円/年については、半分の125万円を株式投資などのインカムゲインから、もう半分の125万円を持ち家(マンション)の貸し出しにより捻出予定である。

因みにインカムゲイン分は、これまでの国内株での長期投資実績から、手堅めに税引き後2.5%の配当利回り前提で5,000万円の元金が必要と考えている。

更に持ち家も、空き家リスクやリフォーム費用の積み立てなどを鑑み、現状の半額程度のNet利益(実利益)で設定しており、ある程度余裕を持たせた設計と言えよう。

 

つまりプチ アーリーリタイア企画での目標金融資産額は、

 

・早退後から70歳までの200万円/年の預貯金

200万円 ✖️ 15年(55歳での早退)

3,000万円

・投資インカムゲイン125万円/年の原資

5,000万円

 

3,000万円+5,000万円の合計8,000万円となっている。現在はこの8,000万円を55歳までに金融資産として形成していく過程にいるのである。

※実は、元々53歳での早退を選択肢の一つとして企画していたが、教育費等の支出に大きな変化があったため、現在最新の目標では55歳でのリタイア(経済的自立・自由の達成)という新たなライフプランとなっている。

 

 

②海外駐在員の資産形成基本コンセプト

これまで度々登場している資産形成の3要素(収入・支出・運用)について、プチ アーリーリタイアを目指して資産形成に勤しんでいる異端児リーマンの基本コンセプトを以下のようにまとめてみる。

 

 

a)収入を増やす
・海外駐在による赴任手当・ハードシップ等の本業収入の増加

 

b)支出を減らす・固定化する
・海外駐在時の会社負担の住居費、学費、医療費、通信費等による支出の減少(=食費・娯楽費・小遣い・習い事費用のみの限定的な自己負担)

・食費や娯楽費、小遣いの現金での運用(=毎月現金で支給)による支出の固定化(固定したい出費ではクレジットカードなどを活用しない形)

・きりの良い年収に到達した時点で、食費、娯楽費、小遣いの上限を設定(以降の年収上昇分は資産形成へ)

・上記支出の上限設定後の更なる節約はしない=使い切り

 

c)資産運用・お金に働いてもらう
・持ち家の貸し出しによる不動産収入 ※現在事情により中断中

・海外駐在でも制限を受けない持株会制度(購入補助金+配当再投資等複利の力+ドルコスト平均法積み立て)の積極活用

 

普通に国内でサラリーマンをしているだけであれば、収入を増やすという点では、副業をしたり、転職(ジョブホッピング)する形をイメージされる方も多かろう。

そして家族がいる中での転職はリスクを伴うと考え、更に副業は疲弊している状況からは体力的にも、場合によっては会社の規定的にも難しいと考え収入を増やすという点を諦める方もいるかもしれない。

 

異端児リーマンは、転職も副業もせず、何なら業態や勤務時間もさほど変えずに、ただ少しの飛び込む勇気と語学というツールの会得で、大幅収入増・支出削減・時に不動産賃貸収入まで加えられる海外駐在員という手法での加速型資産形成に勤しんでいる。

 

つまり異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画は海外赴任を前提としており、上述のa)〜c)の資産形成における3要素全てに効果を発揮させている。

※日本国内株式の投資(売買)などは非居住者で制限される部分もあるため、海外赴任がパーフェクトなソリューションというわけではない。これはあくまで早退を実現するための一つの山の登り方として捉えていただければ幸いである。

 

③目標資産達成状況と懸念点の抽出(2022年10月)

 

さて、本題の資産達成状況についてであるが、預貯金、養老保険、自社株、その他株式など保有している全ての金融資産における現時点での目標達成率は約39%となっている。

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ただこちらは本来、退職金(手取り換算後の見込み金額)を含めた資産形成目標値となるため、それを加味すると推定達成率は約64%となり、あとおよそ10年での目標達成は現実味を帯びてくることになる。

※退職金はベーシック部分のみを加味しており、割増等についてはここでは反映させていない。

 

これから55歳までに、海外駐在によるベネフィットを十分活用しながら、更に自社株の複利の力(配当金の再投資)、持株会の購入補助金なども上乗せし、何とか達成という名の頂上へ向けて登っていくことになる。

 

一方で資産形成段階での懸念点としては、

・海外赴任の想定外の早期終了

・属する会社の業績悪化による収入減や退職金制度の改悪

・自社株の減配、無配

など挙げ出したらきりがないが、今すぐ会社を辞めたいという切迫感がない状況で、仮に上記の懸念点が台頭し資産形成や早退の前提に影響を与えた場合は、ライフプランを再度見直してサラリーマンの延長戦を戦えば良いだけである。

※心が壊れるほどの辛い状況になるのであれば、セミリタイアするなり支出を抑えてアーリーリタイアするなりと、こちらも企画の軌道修正を行えば良いだけである。つまり、ライフプランの形は十人十色、更にいくらでもいつからでも変形可能なものである。

 

プチ アーリーリタイアは、あくまで人生をより楽しむための選択肢の一つであり、急に思い立っても選ぶことができない準備期間が必要な道だと思っている。

 

これまで通り、より良い人生の実現のために今を楽しみながら、できる準備を全力で進めていきたい。

 

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本日もありがとうございました。

【駐在関連40】海外駐在員の結婚事情

お越しいただきありがとうございます。


本日は、海外駐在員の結婚事情と題して、現在4カ国目の海外赴任をしている私がこれまでに出会ってきた、若手海外駐在員の方の結婚状況についてご紹介していきたいと思います。

 


①海外派遣の若年化と環境の変化


「海外赴任すると家が一軒建つ」と言われていた、異端児リーマンよりも更に上の世代の海外駐在(〜1990年頃)は、即戦力のベテラン社員を派遣するというのが一般的であり、20代などでの海外駐在はまだまだ少数派という時代でもあった。
時は流れ現在は、グローバル化が進み人材育成の意味も兼ね、若い世代の教育的海外駐在というのも珍しくなくなってきている。また、語学力を買われて、将来の海外専門人材として若いうちから派遣されるようなケースも多い。
そもそも海外赴任の絶対数が過去に比べて増えているのであるが、私の属する会社でも実際に入社後数年で海外赴任というケースも増えてきている。

 

このように、海外派遣自体のハードルが下がり、海外事業展開している多くの企業で、老若問わず誰にでも駐在のチャンスがあるという時代になっていると言える。

 


②海外駐在員の結婚パターン

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これまでに私が出会った事のある海外駐在員の結婚のパターンを以下にまとめてみる。
(海外駐在タイミングで独身であった知人友人の結婚パターン例。)

 

A日本人
 a)従来からの遠距離恋愛を経て結婚
 b)お見合いサイト、マッチングアプリや紹介からの結婚
 c)現地在住日本人との交流などからの結婚

 

B外国人
 d)職場や呑み屋などでの赴任地のローカルとの結婚

 e)現地交流などによるその他外国人との結婚

 

A-a)日本人で遠距離恋愛から結婚
非常に多いケースであるが、急に海外赴任が決まり遠距離恋愛を続けながら、タイミングを見て結婚するという形。中にはバタバタと結婚したくないという理由などで、本帰国を待って結婚するという方もいた。

海外駐在期間=任期は、何か事情がない限りは3〜4年と設定されている企業も多い。そのようにある程度赴任期間がよめる場合には、この期間は遠距離恋愛を継続し、その後帰任した後に結婚するという形も取れよう。
ただこの方法を採っていた何人かが、何らかの理由で、そのまま消滅、破局してしまっていた。
国を跨ぐ遠距離恋愛となるため、時差もあり双方色々と大変な部分も多いと聞く。

 

A-b)日本人でお見合いサイト、マッチングアプリや紹介からの結婚
サイトの利用は特にインターネットが普及してから一気に広がった形と言えよう。
海外赴任をして初めて知った事実なのであるが、「海外駐在員と結婚したいというニーズ」が少なからずあるようだ。例えば海外駐在員のみを対象とした会員制のお見合いサイトまであるようで、こちらを活用して実際に結婚した男性の話によると、海外駐在員の妻、所謂「駐妻」を体験してみたい、又は海外生活そのものを体験してみたいなど様々な理由もあり、かなりの登録者がいたようである。駐在員の結婚は不利なイメージを抱きがちであるが、インターネットの普及もあり、こういったサイトやアプリを利用することでニッチなニーズを「気軽に」掘り起こせる時代になってきたのだと実感している。

 

A-c)現地在住日本人との結婚
現在も海外駐在員の多くは男性という状況ではあるが、中には独身で海外駐在されている女性、現地採用で移住している日本人女性、又語学留学などで来ている日本人女性などもいる。
実際に私もこれまでに、駐在員と現地採用の女性との結婚、又駐在員ではない現地採用同士の結婚などのいくつかのケースに出会っている。私見であるが、海外生活している日本人同士だと最初から共通(≒現地あるあるや苦労話など)の話題も豊富で意気投合しやすい傾向にあるようにも感じている。


B-d)職場や呑み屋などでの赴任地のローカル(外国人)との結婚

実際に出会った中ではこのパターンが最多なのだが、職場や、時に夜の店で出会って結婚するパターンである。
若手駐在員だけでなく、年配単身赴任駐在員の方の中には、日本の妻と離婚して現地の女性と再婚した例も少なくない。
多くの方が現地採用に切り替えたり、現地で事業を興したり、専門家のように長期全体の海外駐在をされているケースであった。
現地の日本人学校では、日本人と(現地)ローカル外国人のハーフの生徒もかなり多いが、稀に70歳近い?高齢日本人男性と若い現地の外国人女性夫婦が参観日に来ているのを見かけることもあり、祖父と思いきや、後に夫婦と聞かされびっくりしたこともしばしば。
個人の人生なので無責任にコメントはできないが、以前の駐在先の会社の後輩で、職場で知り合った現地スタッフとそのまま結婚し、毎月かなりの金額の仕送りをスタッフの家族宛で送らなければならなかったり、帰任が決まった際に日本へ帯同できない状況となり、結果退職し現地採用として別の会社に再就職した者もいた。
価値観や風習の違いから日本人の感覚からはかけ離れたものも少なくないが、当該後輩は、スタッフ実家の両親のみならず兄弟姉妹まで支えているという多額の仕送りだけは理不尽と感じていながらも、子供も生まれて、愛する家族と現地で幸せに暮らしているとのことであった。

 

B-e)現地交流による赴任地外の外国人との結婚
二組だけこのケースにも出会っている。一人は現地の外国人コミュニティーで知り合った赴任地外の外国人駐在員との結婚、別のケースは駐在先に留学で来ていた外国人との結婚であった。
あまり例の無いケースと言えよう。

 

 

③海外駐在員の結婚の考察

 

特に年配の方に多いが、独身の若手が海外赴任となった際に、「婚期を逃すかもしれない!」というような懸念を示される方もいた。
これには、既に恋人がいる人に対する遠距離恋愛の困難さという点と、現在恋人がいない人に対する(日本人との)直接的な出会いがなくなるという点の両方の懸念が存在するように思うが、時代は変わり、インターネットの普及もあり、それぞれ改善点も出てきていると言える。


例えば前者の遠距離恋愛は、(物理的に気軽に会えない寂しさは拭えないが、)ビデオ通話含めたツールによるコミュニケーションの向上は少なくとも助けになっていると言えよう。


更に後者の出会い自体についても日本全土の異性を対象としたサイト利用などによる新規機会の創出があり、この点では、昔ほどの障壁はなくなっていると言える。
※中には駐在先での夜遊びにハマってしまい、縛られるのが嫌で結婚したくなくなるというような懸念も無きにしも非ずではあるが、この点の考察は、敢えてここでは控えておくことにする。

 

海外駐在員の結婚については、マイナスとなる点だけでなく、新しい出会いという観点ではプラスに寄与する部分も色々とあるように感じる。


例えば、グローバル化が謳われている現代では、一向に上がらない日本勤務での給与もあり、赴任手当や会社負担による高級アパート、運転手付き社有車などによるプチセレブなイメージもある海外駐在員だからモテるというようなことも(駐在する国によっては)期待できる。
更に日本人に限定しなければ、海外に出ることによって更に多数の異性との交流のチャンスがあるとも言えよう。

 

このように、海外駐在員の結婚については、既に恋人がいるようなケースを除き、プラスに働く要素も多いため、若手のサラリーマンの方々にも安心してグローバルの舞台で活躍していってもらいたい。

 

 

 

 


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