異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連1】プチ アーリーリタイア企画について

お越しいただき有難うございます。

本日は私、異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画についてのお話です。


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①プチ アーリーリタイア企画とは?

ここで言うプチ アーリーリタイア企画とは「海外駐在による赴任手当などの追加のベネフィットを重ねることで、企業勤めを定年より少し前に早退し、第二の人生をフライング的に開始するという選択肢を得る為のライフプラン」を指す。


前回の記事では、生涯賃金を同僚より早くに稼ぐと記載したが、実際のライフプランとしては、目標金融資産額を設定しその設定金額へ到達したところをこのプランのゴール(第二の人生として歩む場合はスタート地点)としている。

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

勿論、何年分早退するかで設定金額も異なってくるが、現在は53歳前後で早退可能時期が来る予定としている。(あくまでも現時点での予定)


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②ライフプランシート

30代の初海外駐在時に、自身のライフプランシートを作成し、そのシートを毎年更新し続けている。


簡単に言うと

  A)今時点での資産

+ B)今後の収入(手取り)見込み

ー C)ライフイベントを加味した今後の支出

 

を年表として並べ、資産がどう増減していくのかを確認するものである。
収入見込みの設定や今後の支出については、想定が難しいものも多く、毎年の見直しが重要となる。


私の場合、給与については企業側にて賃金テーブルが準備されており、ざっくりとした年齢別の役職モデルもイメージしやすいものとなっていた。


収入見込みについてはベリーベストではなく、その時点で少し手堅い想定としておき、違った場合に上方修正していく形を楽しんでいる。(手堅いと思って設定したが、下方修正した経験があることも申し添える。)


作成初期段階は、特に家族のイベント(学校における私立or公立や学習塾費用等)の想定は難しかったが、現在は中学生と小学生となり、ある程度の想定が出来てきつつあり、精度が上がってきている。


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③目標金融資産額の設定

諸先輩方の記事において、アーリーリタイア後から年金受給開始まで(又は死ぬまで)に、何を原資として生活していくのかという点については、大きく3種類に分別出来る。※セミリタイアのケースは除く


1つ目は株式等の売却益(キャピタルゲイン)や配当金、利子(インカムゲイン)などの「不労所得による生活」、2つ目は「貯蓄を切り崩すことによる生活」、3つ目はその「融合型による生活」である。

 

私の場合、幾重にも「ホケン」を掛け、十分な資産(貯蓄+投資資金)を形成した上でのプチアーリーリタイアを目指しており、「融合型による生活」を想定している。

※一度早退してしまうと収入的に元に戻れない事もあり、伴侶の理解を得る意味でも石橋を割れるほど叩いて構想を練っているので、結果「数年だけの早退」という解となった。仕事や会社が嫌で今すぐ早退したい!というものではなく、この企画はあくまで第二の人生を体力のあるうちに楽しむという選択肢の1つである。

 

早退後の生活の前提は以下。

 

a)不労所得で年250万円の収益を生み出す
b)70歳まで預貯金から年200万円の切り崩し

=退職後は家賃不要前提で年450万円(含む、税、健保年金支払い)で趣味に生きる暮らし

※早退直後の税金支払い等は除く

 

70歳からの年金受給開始とし、早期退職であってもある程度の厚生年金に加えて多少の企業年金(3階建て部分)も出るので、70歳以降は年金+不労所得で生活することにしている。


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上述の生活の前提を実現する上でまず問題となるのは、不労所得の年250万円に必要な投資資金の設定である。

 

私の場合、早退後は地元に戻る事にしており、都内に購入したマンションを賃貸に出す予定で、諸経費(税、管理費、リフォーム積立)を除き、最低でも年125万円以上の収益を見込んでいる。
残りは株式、投資信託等による配当金や分配金を前提としているが、年125万円の配当金を得るため、税引き後2.5%の運用利回りであれば、5,000万円の投資資金が必要となる。
(海外駐在期間中は国内証券口座での取引が原則できないため、従来から保有していた株式を除いて言うと、現在は自社株を積み立てているのみ。本帰国後、退職時までは複利目的で株式投資を再開する予定。)

 

次に、別途必要な預貯金額についてであるが、仮に53歳で早退した場合、70歳までは17年あるため、

 

200万円/年 X 17年 = 3,400万円

 

となり、投資資金と預貯金合わせて8,400万円が必要となる。

 

8,400万円!!!

 

これが現時点での目標金融資産額である。

株式投資複利分、自社株の購入補助金10%も含んでいるため実際の準備資金はこれよりも少ない。

一見途方もない金額とも見えるが、退職一時金を加えた目標設定であり、海外駐在を継続出来れば53歳時点で達成出来ている見込みである。

 

株式等による配当金について5%で運用出来るのであれば、投資資金は2,500万円で済むことになるが、これまでのへっぽこ運用実績からも手堅く2.5%で設定した。

 

因みにこれまで度々登場する53歳というのは順当にいけば下の子供が大学を卒業するタイミングであり、夫婦二人だけの生活に戻る時期でもある。

 

人生、計画通りになんていくほうが稀だ!という意見はもっともで、仮に想定支出が増えた場合は、その後もしばらく働き続ければよいとも考えている。

 

今後も、早期退職できる権利(=経済的自立・自由)を得る為の資産形成を、究極的な節約ではなく「現在もほどほどに楽しみながら」続けていく予定である。

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。