異端児リーマンの記録

異端児リーマンの記録

海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連2】海外駐在生活における苦労

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、途上国駐在における生活面での問題点や苦労について、実体験や現地で見聞きした点から、お話しさせていただきます。
挙げだすと色々止まらなくなりそうですが、ここでは思いつく中で代表的なものを記載していきたいと思います。


苦労①医療レベルの低さに起因する準備

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途上国生活あるあるとも言えるが、医療レベルの低い途上国に子供を連れてきている駐在員、その伴侶は、病気や怪我での苦労が絶えない。
日本人医師がいない国や都市での生活の場合、日本出国の際に兎に角、色々な薬を揃えなければならない。現地での予防接種も困難な場合も多く、日本、又は周辺の医療レベル高い国での接種となる。
こういった国でもメディカルサポートサービスを提供してくれるような会社もあり、万が一の急な病気や怪我の際には、(初期処置のための)病院の手配、同行通訳といった対応をしてもらえる。
又、周辺国への緊急搬送も完備している場合もあるので安心である。
これから途上国へ駐在する予定で、海外医療保険だけでは心配な方は、会社側へ、メディカルサポートサービスへの会社負担での加入を相談してみても良いと考える。

※異端児リーマンもWellbeという会社のメディカルサポートを受けている。(年会費500USD程度)


一方で、地味に苦労するのは歯医者であった。詰め物が取れたり虫歯が出来た際、次の日本帰国まで放置するか、ローカル歯科をチャレンジするか、意見が分かれるところである。

 


苦労②治安からくる家族のケア

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アジアでも治安が悪い国も多い。タクシーでぼったくり被害にあったり、スリ、置き引き、反日感情の強い国では日本人を狙った暴行等、普段日本で生活していれば、発生頻度の低い犯罪が、日常茶飯事で起こっている。帯同している家族が、こういった犯罪に巻き込まれた際、駐在員は動揺している家族のサポートのため、現場に急行するケースも珍しくない。

(治安ではないが、途上国では車の事故も多く、異端児リーマンの家族も何度か軽い事故に遭っている。)


家族を帯同する場合は、特に家族への安全面での注意喚起、問題が発生した時の初動方法の確認、出張で離れた際の対応方法の確立等、事前の備えが重要となる。

 


苦労③子供の教育

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日本人が少ない都市へ子供を帯同する場合、必ず直面するのが教育問題。
現地に日本人学校がない、又は良いインターナショナルスクールがない場合は、帯同せず家族は日本へ残し、単身赴任となるケースもある。

日本人学校があっても、駐在する国によって、レベルにかなり差があるのも事実である。

実体験として、以前子供が通学していた日本人学校では、あまりにレベルが低く、小学校6年の算数のテストの際に、2桁の積算が出来ない数人に電卓が配られるということがあったようだ。(その環境に馴染んでしまい、我が子も安心してしまわないか、少し心配であった。)

 

一方で、日本人の多い都市には、日系の大手学習塾が進出しているケースも多く、同一カリキュラムでの授業、定期的な全国模擬試験による客観的な実力の把握等も可能であり、更に帰国子女受験の情報や実例も豊富なため、受験を視野に入れた家族も安心できる。
月謝は日本にいた時より格段に高いが、少人数であるケースも多く、子供によっては海外の方が成績が向上することもあると聞く。
(送迎サービスがない場合、送り迎えはかなりの工数になるため、学習塾の近くに住むという駐在員も少なくない。)
※近年、オンライン授業も発達してきているが、子供に合う、合わないが分かれる所である。

 

受験を考えている子供を帯同する場合は、帰国子女枠での受験等、選択肢が広がる利点もあるが、現地での教育体制、学習塾の有無含め事前によく確認することをお勧めしたい。(玉石混交ではあるが、インターネット上に色々と情報はあるし、前任者がいる駐在の場合は事前に相談してみてもよい。)

 


苦労④現地語のみという環境

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途上国での駐在の場合は、英語が通じないという場面も数多く存在する。例えば、出張で訪れた地方のレストランやスーパー、時にタクシーでも、現地語オンリーというケースに何度も遭遇した。
片言、単語だけでも、現地語を出来るのとできないのでは、大違いである。(Google翻訳の活用も効果的である。)
異端児リーマンも、英語に加えて、第2外国語も(まだまだではあるが)生活には困らない会話力にまで、学習を続けていた過去があるが、第3外国語は苦戦し、そして挫折した。それでも、「〇〇語が面白いほど身につく」というようなシリーズ本1冊を学習していたので、現在の駐在国でも、不自由は多いが、何とかのりきれている。

 


苦労⑤日本食材、調味料、生活用品の入手

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単身赴任の場合は、ゴルフ関連用品以外ではあまり気にならないケースも多いと聞くが、家族帯同の場合、現地に日系スーパー(イオンモール等)や日本食材取扱店が進出していない国では、日本食材、調味料や生活用品の入手に苦労する
小さな子供を帯同する場合は、ミルクやおむつ、衛生用品等、現地のものを使いたくないというケースでは苦労や出費が絶えない。

会社によっては、周辺先進国への買い出しのための航空券代金の補助や、日本からの航空便小包輸送の運賃補助をしている会社もあると聞く。

異端児リーマンの会社では、買い出し補助等の制度が無いため、駐在国で手に入らない調味料やお菓子、伴侶こだわりの柔軟剤や生活用品は、年1回の一時帰国や本社出張時に、大型スーツケースを持参し、詰め込んで戻っている。(一家で戻る一時帰国では、スーツケース4〜6個が、往路はスカスカ、復路は満タンという状況。)

 


苦労⑥健康衛生面

 

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途上国駐在では、正露丸は必需品である。現地の日本食レストランでも、お腹を壊すというのは珍しくなく、我が家でも、特に駐在開始初期段階は、普段の軽度の下り腹に加えて、年に1〜2度は高熱と激しい下痢に悩まされた
ただ不思議なもので、駐在も終盤を迎える頃には、危険予知能力でか、抗体ができているからか、重度の症状に悩まされる事は少なくなる。


外食の場合で、衛生状態に不安がある場合、水と氷は避け、出された食器や箸類はお湯等で消毒する、オーダーでは生は避ける、といった予防策を取ることをお勧めする。

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。