異端児リーマンの記録

異端児リーマンの記録

海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連24】コロナウイルスに起因する入国時の隔離措置

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、自身も経験した、海外駐在員を悩ませている駐在国への入国時に課せられている隔離措置の状況と乗り切るコツ、そして持参して(すれば)良かったものについての記載となります。

 

実際にこの隔離措置を避けるために、一時帰国として日本に戻らない方も多い状況です。

尚、今回は日本での強制隔離や自主隔離ではなく、駐在国での隔離措置の情報や体験談となります。

 

ASEAN各国の入国時の隔離について


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2021年7月のこの記事を書いている時点での、ASEAN主要国の入国時の設定隔離期間について纏める。
※国毎に期間だけでなく要件が設定されているため、詳細は各国大使館情報等を参照願う。

 

〈日本人駐在員の場合の隔離措置〉
シンガポール: 14日間 ※長期滞在パスが無いと入国不可
タイ: 14日間 ※他入国者タイプ別設定(7日間、10日間等)あり
マレーシア: 14日間 ※他特定国からの入国は21日間
インドネシア: 8日間 ※ワクチン接種完了が要件として追加
フィリピン: 10日間指定施設又はホテル+4日間自宅又はホテル
ベトナム: 14日間指定ホテル+14日間自宅又はホテル
カンボジア: 14 日間
ラオス: 14日間
ミャンマー: 14日間 

 

最も短いケースはインドネシアの8日間であるが、21年7月初旬までは強制隔離は5日間のみ(自主隔離14日間を推奨)というものであった。


一方、ASEAN主要国で最も厳しいのはベトナム。従来は14日間の強制隔離と7日間の健康観察期間であったが、21年5月より21日間の強制隔離と7日間の健康観察期間に強化され、その後、7月からは14 日間の強制隔離と14日間の健康観察期間へ変更されているようだ。5月以降はこの健康観察期間も原則外出は禁止されている。つまり、1ヶ月の隔離期間ということになるのであるが、情報によると、ベトナムでは14日間の強制隔離期間後に陽性反応が出るケースが散見されたようで、この強化措置へ踏み切ったとのこと。

 

どの国も今後、ワクチン接種した入国者の隔離緩和に動くと見られている。
いずれにしても、日本から駐在国に戻る場合や新規赴任の場合、入国後8〜28日間の隔離期間に対応しなければならないことになる。

 


②異端児リーマンの隔離体験談


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異端児リーマンも1度、日本からASEAN駐在国へ渡る際にホテル隔離を経験している。

平日の日中はリモートワークによる仕事を継続していたが、土日は本当にすることがなく、暇を持て余していた。
当然そうなることを見越して、事前準備やルーティンの設定をしてはいたが、隔離については今回の出入国が単身であったこともあり、想定外の虚無を感じる場面も多かったように思う。

 

a)土日の行動パターン ※とあるあ週末のパターン
07:00 起床 検温(専用用紙に記入) 洗濯
08:00 朝食/歯磨き等 ※3食付きも来るタイミングはまちまち
08:30 YOUTUBEダンス ※TRFEZ DO DANCEが定番
09:00 ダラダラ語学勉強
10:00 フリー
12:00 昼食/歯磨き等
12:30 YOUTUBEダンス
13:00 フリー ※意図的に英語、他のテレビを視聴。その他家族とLINE電話等
18:00 夕食/歯磨き等
18:30 YOUTUBEダンス
19:00 入浴 ※バスタブ付きであったため浴槽活用
20:00 フリー 検温
24:00 就寝

 

見ていただければわかるとおり、THE暇である。部屋から一歩も出られないため、毎食後4-5分ではあるがYOUTUBEのダイエットダンスから一曲踊るようにしていた。
同じ景色に居続けることは、覚悟はしていたが、すぐに飽きてしまう。
ただ、今は昔と違い、インターネットやYOUTUBEなど娯楽になり得るツールが多い。これらを駆使して乗り切るというのが自然な流れであろう。
とにかく、ある程度ルーティンとしてやることを決めておくこと、身体を無理にでも動かす機会を作ること、そして事前に自身に必要なものを持ち込んでおくことが、隔離期間を難なく乗り切るコツだと言えよう。


b)隔離に持っていって(持っていけば)よかったもの

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食料品/調味料: 最重要!
大抵の隔離ホテルでは湯沸かし器は設置されているため、カップラーメンやインスタント焼きそば、レトルトカレーやミートソース、味噌汁や水出しお茶っ葉などだけでなく、醤油、ソースやマヨネーズ、ふりかけや漬物は本当に隔離生活を助けてくれた。

三食ついており、最初は美味しいと思って機嫌良く食べ進めていたが、途中からやはり自分で食べたいものが選択できないことへの不満の積み重なり、又味付けやパターンに飽きてしまう事態に陥ることになった。

そんな時、たとえおかずが食べたくないものであっても、味噌汁とレトルトカレーがあると思えば、テンションを上げることができた。

又、個人的に感動したのは日清食品のカレーメシ、ウマーメシなどの、お湯を入れるだけでできるXXメシシリーズであった。

f:id:HereticSalaryman:20210711154027j:image※画像引用:日清食品グループHP

米もいらず、お湯だけで本当に美味しいカレー雑炊などが出来上がる。日本で食べた際にも感動したが、隔離ホテルで食べた時は、感動5割増となった。

 

あと、ふりかけはほぼ毎日1度はお世話になった。
※滞在するホテルにもよると思うが、自分の食べたいものをホケン的に数点持参する事をお勧めする。

 

お菓子:
こちらも個人差があるが、大の甘党でもある異端児リーマンはお菓子やガムにも救われた。
隔離前半でほぼ食べ尽くしてしまったが、こちらもう少し持ち込んでも良かったと感じている。

 

酒類:
実は持ち込んでおらず(金銭面でも)後悔したものはこちら。普段家での晩酌も殆どしないため、ほぼ不要であろうと思っていたが、滞在した隔離ホテルではミニバーの設置がなかったため、オンライン飲み会の際、都度フロントから(高い値段の)ビールを届けてもらうはめになってしまった。

荷物として嵩張るため、水で割るようなウィスキーや焼酎を仕込んでおくべきであったと思っている。
※ただ、酒好きではない私にとっては最優先事項ではない。

 

青汁/サプリメント:
気分的なものであるが、滞在期間中の野菜不足を補う青汁やサプリメントは健康維持の安心感につながった。

 

歯磨き粉/歯ブラシ
こちらも、当然ホテル備え付けのものはあるが、合う合わないもあるので持参することをお勧めする。
今回のホテルの歯ブラシはヘッドが大きいタイプで奥まで届きにくいものであったので、二日目以降、持参品の電動歯ブラシを使うことにした。

 

バスクリン/バブ:
こちらも今回持ち込んでいなかったものであるが、バスタブ付きの部屋の場合、入浴剤があればもっとバスタイムが楽しいものになったと感じている。

匂い好きの場合は、お香や芳香剤も活躍しそうだ。

 

液体洗剤と洗濯紐:
滞在するホテルによっては何点かランドリーサービスが無料で付くケースも多いが、経験談としてランドリーサービスを利用し戻ってきた衣服が、(おそらく乾燥機のせいで)少し縮んでしまうということがあった。
下着類はその後もランドリーサービスに出したが、大事なシャツ等は手洗いに切り替えることにしたため、結果として液体洗剤や干すときに必要な紐は重宝した。

 

本/語学テキスト: ※アナログ的暇つぶし
意外と役に立ったのが、語学テキストであった。アジアの途上国ではホテルであってもネット環境が悪いケースも多く、Wi-Fiが繋がらなくなる時間があるというケースも少なくない。その際にアナログではあるが、本やテキストがあったので良い暇つぶしになった。

 

デジタル体温計(計測時間の短いもの):
隔離ホテル側で用意されているケースも多いが、異端児リーマンの滞在したホテルでは昔ながらの水銀体温計であり、時間がかかるため、あっという間に測ることができるデジタル体温計は、地味にストレス緩和に貢献してくれた。

 

モバイルバッテリー/充電ケーブル延長コード:
こちらも他に比べて優先度は低いが、ベッドに横たわってパッドや携帯でのネットサーフィンや動画視聴時、充電がなくなるケースで、滞在したホテルではコンセントが遠く離れていたため、モバイルバッテリーが重宝した。

 


この他、(合法的に)日本のテレビが視聴できるチューナー等挙げだすとキリがないが、とりあえず思いついた異端児リーマンにとっての隔離必需品は以上である。

 

以上、駐在員の隔離生活についてであるが、参考になれば幸いである。

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。