異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連31】海外駐在員のQOL

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、海外駐在員のQOL向上の話題です。
途上国では日本と同じ質での生活は難しく、様々な苦労な不自由があります。
一方で、海外駐在だからこそ日本ではなかなか体験できないこと、気軽にできないことも頻繁に体験できたりすることもあります。


ここでは、まずQOLについての説明、そして私の途上国駐在時のQOL向上ポイントについて、ご紹介していきたいと思います。


QOLとは


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QOLはQuality Of Lifeの略称で、生活の質や生命の質、時に人生の質とも訳される。
より充実した、より良い生活をするための一種の基準のようなものである。
いくつかの定義が存在しているようで、病気の患者の精神的、身体的苦痛の度合いや生活の満足度というような視点で使われていたり、単に生活を送る上での充実度や幸福度という視点で使われるケースなどが多いようである。
ここでは主に後者の視点での深堀りということになる。
生活や生命、人生の質について、どういう観点から計られるのかという点であるが、以下にいくつか挙げてみる。

 

❏生きがい、やりがい
❏社会的な繋がり
❏健康状態
❏趣味や自己啓発
❏(居住地における)自由や人権

 

などによる充実度や質により計られるとされる。
人により幸福と感じる点や度合いが違うため指標化が難しい部分でもあるが、国連の機関が発行、刊行する世界幸福度報告や、人間開発指数というようなものも出ているようだ。

ここでは、そういう難しい学術的なものは一切なく、一般的に不自由や制約が多い海外、特に途上国での生活で、海外駐在員は幸福度をどう上げているのかという実体験に基づいた話題となる。

 

 

②海外駐在員のQOL向上の手段


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以前の記事で海外駐在ならではの苦労する点≒QOLが下がる可能性がある点について紹介した。
特に途上国における、治安や医療、教育に物資といった点での不自由であり、これらは日本人が日本で暮らしていく場合に比べて、確実に見劣りする部分である。
↓以前の記事「海外駐在生活における苦労」

hereticsalaryman.hatenablog.com

一方で、海外駐在員であるからこそ享受できるベネフィットや特権により、QOLが上がっている部分も多い。
以前の記事では、経済的価値についてのみフォーカスした記事を書いたが、
↓以前の記事「海外駐在におけるベネフィット」

hereticsalaryman.hatenablog.com

ここでは経済的価値以外でのQOL向上のポイントについて挙げていきたい。

 

海外駐在員である私の経済的価値以外でのQOL向上ポイント

◆ゴルフ
途上国あるあるでもあるが、兎に角安い。私の経験では1ラウンド3,000円程度というゴルフ場も多かった。そしてキャディーがマンツーマンでつくケースが多く、社有車(運転手付)の場合は飲みながらプレーやその後の打ち上げ、(それからのマッサージというのが王道)とかなり充実した週末を送ることができる。

 

◆海外旅行
駐在国の長期休みの場合は、殆どの駐在員ファミリーは海外旅行を実施する。日本で勤務していた際には経済的にも頻繁に海外旅行に行くことはできなかったが、駐在時は年間2〜3回海外旅行へ出ている。(家族帯同組のケース)
これは時間と軍資金双方兼ね揃えられる駐在員の特権と言えよう。

 

◆送迎付き飲み会
飲んだあと、店の前から家まで送迎(社有車)がある安心感はなかなかのものである。

 

◆マッサージ
アジアの途上国では、本当に格安でマッサージを受けることができる。
駐在する国によるが、1時間で500円〜1000円で衛生面も問題ないマッサージを楽しむことができる。
私も新型コロナの蔓延までは、週1程度で視覚障害者のマッサージに足繁く通っていた。勿論、一般のマッサージに行くこともあるが、視覚障害者のマッサージは、一所懸命で、比較的施術が上手な人が多い印象もあり、これまでどの国でも好んで活用している。
ただ、新型コロナ蔓延もあり、長らく行くことが出来ていない。


◆VOD(Video On Demand)動画配信サービス
海外でもVPNと呼ばれる仮想のプライベートネットワークに接続することで、日本のNetflixAmazonプライム、Huluなどを見ることができるようであるが、これらがあると個人的には本当に生活の質が向上する。
一昔前は海外ではNHKNHK Worldしか視聴できないという地域やホテルも多かったが、最近は海外でも日本のテレビが視聴できるサービスが増えてきており、現在の駐在国でも約3分遅れで日本で放映されているテレビ番組を視聴できている。
(過去にこれは違法なのではないかと考え調べたことがあるが、違法なものももちろんあるが、合法的に海外から視聴する方法もいくつも確立されているようである。気になる方は調べてみることをお勧めする。)

以前の駐在国でUBOXというVODと世界のテレビ番組を、端末を購入すれば完全無料視聴できる機器が流行っていたが、字幕が100%中国語、中国語吹き替えも多く、主に大陸の顧客向けという機器であった。
昔使っていたこともあったが、皆が視聴する時間には画面が固まってみることができないというような不具合も多かったと記憶している。

 

※他にも、カラオケやバーなどナイトライフでも、(独身者や単身赴任者を中心に)多くの駐在員のQOLが向上しているといえよう。


どれも、本人が楽しいと思えないことではQOLは上がらない。ゴルフをしない人、海外旅行が嫌いな人、酒が苦手な人など、実際色々といるのだと思う。あくまで異端児リーマン流QOL向上策であること、ご了承願う。
更に付け加えると、私にとってのQOLのベースになるもの、それは海外駐在による経済的ベネフィットに他ならない。
この経済的ベネフィットがベースにあり、その上でだからQOL向上に寄与するというのが上記項目となる。


いずれにしても、途上国勤務では様々な苦労や不都合がある中でどれだけその部分を帳消しとし、幸福度を上げていけるかという視点が大切であり、長く海外駐在員を続けるためのコツでもあるのだろう。

 

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。