異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連53】FIREの4種類

お越しいただきありがとうございます。


本日は、FIREの種類についての話題です。


FIREという言葉は度々このブログでも登場しておりますが、Financial Indipendence, Retire Earlyの略で、経済的自立を達成した上での早期退職という考え方となります。
アメリカ発祥の考え方とされ、最近日本でもよく目にする話題です。


このFIREの考え方の中には、
❐年間支出の25倍の資産を作る
❐その資産を4%で運用する
ことで、元本を減らすことなく運用益で生活していけるということが語られております。

 

このFIREムーブメント自体は、異端児リーマンとしても理解している内容だったのですが、このFIREにいくつかの種類(カテゴリー分け)があるということについては、最近まで全く知りませんでした。

ここでは、FIREの種類というものについて見ていきたいと思います。

 

 

①FIREの4種類とは?


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企業や組織からの「退職」にも、その先どうするのかという視点や退職タイミングによって、それぞれ種類がある。


・定年退職
・アーリーリタイア(退職後は労働しない)
セミリタイア(退職後も時間や労力を減らして労働を続ける)

・転職のための退職(フルタイム業務を継続)
などがこれに当たる。(このブログでは、不労所得による生活も労働に当たらないという考え方で、アーリーリタイアに該当するとしている。)

 

そして従来の私の理解としては、FIREはこの内アーリーリタイアにカテゴリーされるものと考えていた。理由は、FIREというものは、経済的自立ができてから早期退職するからである。経済的自立(FI)ができる状況になれば、セミリタイアのように退職後、金銭的理由で働く必要性はない。このFIを達成することが重要で、早期退職(RE)は自由選択であるという理解でいたからだ。
ところがこの理解は、世間一般的な認識とは違っていたようだ。(そもそも何を正とするのかという問題はあるのだが。)

それでは、FIREの4種類という物を詳しく見ていこう。

 

FIREの4種類:
a)Fat FIRE
リタイア後の余裕資金を十分に形成した形での早期退職のこと。平均的なリタイア投資家より多い資産を形成した上でリタイア生活をおくれる人を指すようだ。

Fatは文字通りふくよかなという意味であり、十分な資産、又はリッチな出費を表現しているのだと思われる。

 

b)Lean FIRE
ミニマリストの追求、自身の取りうる極限までの節約により支出を抑えることで実現できる早期退職のこと。月5万円で生活できるなら、リタイアに必要な目標資産も少なくて済む。そういう考え方のようだ。
仕事が嫌いで仕方ない人(≒セミリタイアも嫌な人)が対象となるリタイアの形なのかもしれない。

LeanはFatの対義語であり痩せているという意味で、出費をガリガリにしていくというようなイメージなのだろうか。(こちらは勝手な想像となる。)

 

c)Barista FIRE
一定の資産を形成した上で、(それでは不十分なため)早期退職後、労働時間や負荷を減らした形となるパートやアルバイトで不足している資金を補いながら生活をしていくスタイルのこと。このブログでいうセミリタイアと同義語と言える。
なぜBarista(バルなどでコーヒーを淹れる職業)という表現を採用したかは不明であるが、パート・アルバイトを端的に表現したかったのかもしれない。

 

d)Coast FIRE
十分な資産を形成し、金銭的に働く必要はないが、フルタイムの仕事を早期退職したあとも、パート・アルバイトなどで仕事を続けていくこと。
Coast自体は、海岸や陸地という意味もあるのだが、ここでは、(財産的に)苦労せず生活していくという意味で使われているのだと思われる。

こちらも、このブログでいうセミリタイアということになるのであるが、社会とのつながりや、人とのつながりが必要と感じ、早期退職後もパート・アルバイトを続けるケースが該当するのであろう。

 

そもそもFI=経済的自立ということを、私は完全に会社に依存せずに暮らしていけるチケット(十分な資産があるという資格)と捉えていたため、上記のc)はその基準を満たしていないことになり、FIREには該当していないという考えであった。


とはいえ面白い分類である。また一つ、世間のトレンドを知ることができた。

 


②異端児リーマンのFIREの形


自分をこのカテゴリーに当てはめること自体に大きな意味はないと感じているが、折角なので自身がどの分類なのかを考えてみる。

 

結論から言うとa)の少し下くらいの位置付けなのだと思う。
敢えて言うなら「Little Fat FIRE」といったところであろうか。異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画は、他の投資家の資産やその平均を意識したものではなく、あくまで自身の価値観で、現実的にどれくらいの生活費で人生をそこそこ満喫できるか?という観点から立案されたものであり、Fat FIREで明記されているような平均的なリタイア投資家より多い資産でのFIREという点は、厳密には比較検討できていない。


ただ、政府が出しているデータなどから裕福な老後の生活費といったデータは、一応参考にしており、その金額より若干高いものである点からも、現在の自身の体型とも一致する?「Little Fat 」という表現が適切なのだろうと考えた。

 

と色々と考察してみたのであるが、どこにカテゴリーされるかというより、何に重きをおいたFIREとするのかという点が重要という主張は変えていない。


今後も、早退関連で知らなかったことや考えもしなかったことに出会えるはずなので、機会があればここでも記していきたい。

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
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