異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連64】会社に一方的に依存しない生き方

お越しいただきありがとうございます。


本日は、これまでも度々紹介してきたFIREという考え方の前段部分であるFI(Financial Independence=経済的自立・自由)状態を達成できることで訪れるであろう「会社に一方的に依存しない生き方」についてのお話です。


①会社への依存とは?

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日本の会社員や公務員など、階層組織に属して働く一定数は、生きていくため、またより良い生活をするために会社にしがみついて暮らしている。


ご多分に漏れず、異端児リーマンもまだ経済的な自立・自由(≒会社の給与に頼らず悠々と暮らしていける十分な資産や不労所得を確保できた状態)を達成しているわけではなく、特別な資格もなく中高年ゾーンに突入してしまったので、現在属している会社に依存していると言わざるをえない。
そんな環境だということもあり、時に理不尽であったり、やるせない思いにかられながらも、懸命に業務に打ち込む日々を過ごしている。

 

(小規模な企業や一族会社などを除き) 多くの会社では、出世競争という名のレースで勝ち残ったごく少数派のみ、経営層と呼ばれる破格の報酬を得られる雇用者側に進むことができるのであるが、そのステージに到達するのはごく一部であり、(恐らく異端児リーマンを含め)大多数は、労働者側でその企業人人生を終えることになる。

 

更に50代などの一定数は、加齢による能力や体力の衰え、また考え方の凝り固まりなどにより、自分より遥かに年下の上司から老害などと陰で揶揄されながら、更にはいつか訪れるかもしれないリストラという恐怖を感じながらも、生きていくため必死に、会社やその素晴らしい年功序列という制度にぶら下がっているのである。

 

つまり立場としては圧倒的に会社側が強いと言えよう。


②FI=経済的自立・自由の意味合いと会社に依存しない生き方

 

サラリーマンとしての理不尽※はある日突然やってくることもしばしば。勤務場所が変わったり、メンバーが変わって突然辛い環境におかれるケースも少なくない。
この状況下で取りうる選択肢は、

❐部門異動する

❐転職する

❐徹底的に戦う(半沢直樹のように真っ向勝負だけでなくヘルプラインのような所への相談等自己防衛も含め)

❐(社畜として)ひたすら耐え忍ぶ・割り切る

など色々とあるのだが、例えば、中高年になれば部門異動もなかなか希望通りに行かないことも多かろう。ましてやその中高年となってから急に転職するというのは、収入減につながったり、そもそも転職先に出会えなかったりと様々なリスクも出てくるであろう。
そして、徹底的に戦うケースでは、ひどくこじれた場合は出世の遅延のみならず、リストラの対象になる可能性だって出てくる。

結局、多くのサラリーマンは、ひたすら耐え忍んだり割り切ったりして、この事態をやり過ごしているケースが多いのではないだろうか。
※ここでの理不尽とは会社が傾いたり倒産したりというような究極的なものではなく、業務上や社内の人間関係などにより辛く理不尽な環境に陥ったことを想定して記載している。

 

そこで重要なのが、ひたすら耐え忍んだり割り切る以外の選択肢としてFI(経済的自立・自由)を達成して、一方的にしがみついていた状況から脱却し、早退するという手を設けることだと考えている。完全に労働行為を伴わないアーリーリタイアだけでなく、一定の労働は続けるセミリタイアだっていい。


早退という選択肢は、生きていくためや、お金のために働かなくても良くなるものだから、持っているだけでも気分的にもゆとりが生まれる。

少し乱暴な表現をすると、ある部分では会社や雇用者側と対等な立場に立つことができた状態とも言える。勿論、お気づきの方も多いと思うが、使用者と労働者は完全に対等では無い。だが、労働者側も嫌なら辞めればいいという選択肢を持つことで、互いに雇用契約を終了させられる立場に立ったという点を対等と表現している。

 

過去からの繰り返しになるが、若いうちからライフプランを設計して、自身の経済的自立・自由にどれだけの資産が必要なのか、いつ達成できるのかなど、常日頃から考えられている人間は、急な環境変化にも当然強いと思っている。

この先突然訪れるであろう理不尽に対して、余裕を持って接することができたり、自分のメンタルを守るために早退したり、転職したりと防衛策を打つことができるからだ。

 

会社への依存度を下げる意味合いだけでなく、突然来る事態へ冷静に対応できるようになるためにも、それぞれのFIの資産目標やライフプランニングをおすすめしたい。

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
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