お越しいただきありがとうございます。
本日は、これまでにも一部触れたことがありますが、節約についての話題です。
以前の記事にて、資産形成で重要な3つの要素について紹介してきました。
🔳収入を増やす(本業または副業による収入増加)
🔳支出を減らす(節約、支出の適正・最適化)
🔳運用する(お金に働いてもらう)
↓以前の記事「プチアーリーリタイアのための資産形成方法」
hereticsalaryman.hatenablog.com
この3つのうち、世間一般的にも、異端児リーマンの知人友人の間でも、「支出を減らす」取り組みだけは積極的に行なっているという家庭は多いと感じております。
このご時世、収入を増やすという点はハードルが高いと感じる方も多いでしょう。
そして折角苦労して形成した預貯金資産を、リスクが高いという漠然とした印象により運用=投資で傷をつけたくないという方も少なくないのかもしれません。
一方の支出を減らす取り組みは、何より気軽に始められ、更に資産形成の上で他のどの要素よりも即効性がある方法と言えます。
ここでは、支出を減らすという視点で「節約」に特化して考察していきたいと思います。
※以前の記事で、このブログ上での節約は我慢を伴う活動の節制という意味で記載し、無駄を省く部分については支出の適正化や最適化と表現してきましたが、本項では、世間一般的な節約(即ち上記両方を含んだもの)として纏めていくことにします。
①節約とは?
広辞苑によると、節約とは無駄を省いて切り詰めることとある。
つまり、以前の記事でも紹介済みであるが、
・無駄を省くこと
・切り詰めること
の2つの少し違った要素を含んでいると解釈できる。
無駄を省くとは、得られる対価やサービス以上にお金を払い過ぎていた部分を見直し適正化すること(支出の適正化・最適化)ということである。具体的には、住宅ローンの借り換えをしたり、保険を見直して適正化したり、携帯電話を格安SIMに変更したりと、サービス内容や質をあまり変えずに支出を減らす形である。
もう一方の切り詰めるとは、やりたい欲求を我慢して支出を減らしていく事を指している。
一般的に切り詰める方は、欲求を抑え我慢が伴うケースが多く、QOL(生活や人生の質)にも影響を与える形となる。こちらも具体例を出すと、旅行に行くのを我慢したり、外食するのを我慢したり、夫婦の小遣いを減らし娯楽を我慢したりなどである。
節約と似た言葉で、倹約、節制などもよく耳にする。少し気になりこれらについて調べてみると、その用法や意味には少しずつ違いがあるそうだ。
・倹約→お金(や時にモノ)を無駄に消費しないことを表す言葉。節約と違い、時間や距離などには使用できない。例:時間の倹約とは言わない。
・節制→欲求を抑えて度を越さないようにすることを表す言葉。一般的に、節約と違い、お金を支出することには使えないとされる。
節約、倹約、節制以外にも近しい表現としてケチという言葉がある。こちらは金銭や物品を惜しんで出さない人のことであるが、節約、倹約とは似て非なりの言葉でもある。節約や倹約の延長線上にあるのがケチであるが、使うべきところまで出し惜しみするという意味合いが強く、節約や節制の行き過ぎた形(時に悪口的に非難されうる形)であると理解している。
少し本題から逸れたが、ここからは節約について更に掘り下げていく。
節約を続けている世帯の中には、程度はあれど我慢を伴う節約にまで着手している方々も少なくない。
その目的は各世帯によりまちまちであり、例えば:
・欲しいものを買うため
・収入が減少したことによる赤字回避のため
・老後不足する資金のため
・子供の将来の教育資金のため
・会社を辞めるため・経済的自立達成するため
など多岐にわたるのだと思う。上記以外にも、特に目的がない場合でも節約やコスパが快感や趣味であるケースもあるのかもしれない。
②異端児リーマンのプチ アーリーリタイアと節約
私のプチ アーリーリタイア企画では、
・年功序列的な本業収入増加に対し、ある年収到達時点で教育費などを除く支出(食費、娯楽費、小遣いなど)の固定化・定額化を実施し、以降の年収上昇分は資産形成に回す
・上記のように、ある年収で支出は固定化されているため、今後は節約のうち、無駄を省く活動のみ継続し、これ以上の我慢を伴う切り詰めは行わない
ことを前提としている。今の生活で全く我慢していないのではなく、すでにある年収で固定化された支出という部分で、我慢は程々に伴っていると言えよう。
仮に高額の宝くじにでも当たって私にある意味で無尽蔵に?お金があるのであれば、大物芸能人が住んでいるような超都心一等地の広々戸建ての自宅に、インナーガレージを備え付け好きなBMWの自家用車を保有して、快適で便利な暮らしやステータスを楽しんでいたかもしれない。そう言えば昔、若い頃にいつかはヒルズ族(六本木ヒルズ住居棟に住むセレブ)になってみたいという分不相応な憧れを抱いていたこともあった。
これまでに資産形成も進んでいるため、現在の全資産を投入+一部ローン借入すれば、(広々まではいかないにせよ)上記のようなセレブな暮らし自体が実現できないわけではない。資産形成は進まないにしても、収入を全て突っ込めば、その暮らしを何とか維持していくこともできよう。
ただ実際はしていない。つまり、この部分はすでに自身の置かれた状況や将来の夢のために、広い意味での我慢が伴う節約(切り詰め)を励行中だと言える。
因みにリタイア後の夫婦二人の生活費(200万円/年)+娯楽費(250万円/年)の450万円設定は、現在の生活レベルを前提とした想定支出のうち、子供関係でかかっている費用を除いたもの(ベースとなる生活費)に追加の娯楽費を乗せている形となっており、今のところ無理なくリタイア生活に移行できる金額設定であると考えている。
つまり、異端児リーマン家は、現在の価値観で人生をほどほどに楽しむために、程よく節約し、程よく浪費?もする、そういう節約との付き合い方を選択しているつもりでいる。
今後も、これ以上の我慢や苦痛を伴わない私のスタイルにあった節約と上手に付き合っていきたい。
▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。