異端児リーマンの記録

異端児リーマンの記録

海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

MENU

【駐在関連40】海外駐在員の結婚事情

お越しいただきありがとうございます。


本日は、海外駐在員の結婚事情と題して、現在4カ国目の海外赴任をしている私がこれまでに出会ってきた、若手海外駐在員の方の結婚状況についてご紹介していきたいと思います。

 


①海外派遣の若年化と環境の変化


「海外赴任すると家が一軒建つ」と言われていた、異端児リーマンよりも更に上の世代の海外駐在(〜1990年頃)は、即戦力のベテラン社員を派遣するというのが一般的であり、20代などでの海外駐在はまだまだ少数派という時代でもあった。
時は流れ現在は、グローバル化が進み人材育成の意味も兼ね、若い世代の教育的海外駐在というのも珍しくなくなってきている。また、語学力を買われて、将来の海外専門人材として若いうちから派遣されるようなケースも多い。
そもそも海外赴任の絶対数が過去に比べて増えているのであるが、私の属する会社でも実際に入社後数年で海外赴任というケースも増えてきている。

 

このように、海外派遣自体のハードルが下がり、海外事業展開している多くの企業で、老若問わず誰にでも駐在のチャンスがあるという時代になっていると言える。

 


②海外駐在員の結婚パターン

f:id:HereticSalaryman:20220925173759j:image
これまでに私が出会った事のある海外駐在員の結婚のパターンを以下にまとめてみる。
(海外駐在タイミングで独身であった知人友人の結婚パターン例。)

 

A日本人
 a)従来からの遠距離恋愛を経て結婚
 b)お見合いサイト、マッチングアプリや紹介からの結婚
 c)現地在住日本人との交流などからの結婚

 

B外国人
 d)職場や呑み屋などでの赴任地のローカルとの結婚

 e)現地交流などによるその他外国人との結婚

 

A-a)日本人で遠距離恋愛から結婚
非常に多いケースであるが、急に海外赴任が決まり遠距離恋愛を続けながら、タイミングを見て結婚するという形。中にはバタバタと結婚したくないという理由などで、本帰国を待って結婚するという方もいた。

海外駐在期間=任期は、何か事情がない限りは3〜4年と設定されている企業も多い。そのようにある程度赴任期間がよめる場合には、この期間は遠距離恋愛を継続し、その後帰任した後に結婚するという形も取れよう。
ただこの方法を採っていた何人かが、何らかの理由で、そのまま消滅、破局してしまっていた。
国を跨ぐ遠距離恋愛となるため、時差もあり双方色々と大変な部分も多いと聞く。

 

A-b)日本人でお見合いサイト、マッチングアプリや紹介からの結婚
サイトの利用は特にインターネットが普及してから一気に広がった形と言えよう。
海外赴任をして初めて知った事実なのであるが、「海外駐在員と結婚したいというニーズ」が少なからずあるようだ。例えば海外駐在員のみを対象とした会員制のお見合いサイトまであるようで、こちらを活用して実際に結婚した男性の話によると、海外駐在員の妻、所謂「駐妻」を体験してみたい、又は海外生活そのものを体験してみたいなど様々な理由もあり、かなりの登録者がいたようである。駐在員の結婚は不利なイメージを抱きがちであるが、インターネットの普及もあり、こういったサイトやアプリを利用することでニッチなニーズを「気軽に」掘り起こせる時代になってきたのだと実感している。

 

A-c)現地在住日本人との結婚
現在も海外駐在員の多くは男性という状況ではあるが、中には独身で海外駐在されている女性、現地採用で移住している日本人女性、又語学留学などで来ている日本人女性などもいる。
実際に私もこれまでに、駐在員と現地採用の女性との結婚、又駐在員ではない現地採用同士の結婚などのいくつかのケースに出会っている。私見であるが、海外生活している日本人同士だと最初から共通(≒現地あるあるや苦労話など)の話題も豊富で意気投合しやすい傾向にあるようにも感じている。


B-d)職場や呑み屋などでの赴任地のローカル(外国人)との結婚

実際に出会った中ではこのパターンが最多なのだが、職場や、時に夜の店で出会って結婚するパターンである。
若手駐在員だけでなく、年配単身赴任駐在員の方の中には、日本の妻と離婚して現地の女性と再婚した例も少なくない。
多くの方が現地採用に切り替えたり、現地で事業を興したり、専門家のように長期全体の海外駐在をされているケースであった。
現地の日本人学校では、日本人と(現地)ローカル外国人のハーフの生徒もかなり多いが、稀に70歳近い?高齢日本人男性と若い現地の外国人女性夫婦が参観日に来ているのを見かけることもあり、祖父と思いきや、後に夫婦と聞かされびっくりしたこともしばしば。
個人の人生なので無責任にコメントはできないが、以前の駐在先の会社の後輩で、職場で知り合った現地スタッフとそのまま結婚し、毎月かなりの金額の仕送りをスタッフの家族宛で送らなければならなかったり、帰任が決まった際に日本へ帯同できない状況となり、結果退職し現地採用として別の会社に再就職した者もいた。
価値観や風習の違いから日本人の感覚からはかけ離れたものも少なくないが、当該後輩は、スタッフ実家の両親のみならず兄弟姉妹まで支えているという多額の仕送りだけは理不尽と感じていながらも、子供も生まれて、愛する家族と現地で幸せに暮らしているとのことであった。

 

B-e)現地交流による赴任地外の外国人との結婚
二組だけこのケースにも出会っている。一人は現地の外国人コミュニティーで知り合った赴任地外の外国人駐在員との結婚、別のケースは駐在先に留学で来ていた外国人との結婚であった。
あまり例の無いケースと言えよう。

 

 

③海外駐在員の結婚の考察

 

特に年配の方に多いが、独身の若手が海外赴任となった際に、「婚期を逃すかもしれない!」というような懸念を示される方もいた。
これには、既に恋人がいる人に対する遠距離恋愛の困難さという点と、現在恋人がいない人に対する(日本人との)直接的な出会いがなくなるという点の両方の懸念が存在するように思うが、時代は変わり、インターネットの普及もあり、それぞれ改善点も出てきていると言える。


例えば前者の遠距離恋愛は、(物理的に気軽に会えない寂しさは拭えないが、)ビデオ通話含めたツールによるコミュニケーションの向上は少なくとも助けになっていると言えよう。


更に後者の出会い自体についても日本全土の異性を対象としたサイト利用などによる新規機会の創出があり、この点では、昔ほどの障壁はなくなっていると言える。
※中には駐在先での夜遊びにハマってしまい、縛られるのが嫌で結婚したくなくなるというような懸念も無きにしも非ずではあるが、この点の考察は、敢えてここでは控えておくことにする。

 

海外駐在員の結婚については、マイナスとなる点だけでなく、新しい出会いという観点ではプラスに寄与する部分も色々とあるように感じる。


例えば、グローバル化が謳われている現代では、一向に上がらない日本勤務での給与もあり、赴任手当や会社負担による高級アパート、運転手付き社有車などによるプチセレブなイメージもある海外駐在員だからモテるというようなことも(駐在する国によっては)期待できる。
更に日本人に限定しなければ、海外に出ることによって更に多数の異性との交流のチャンスがあるとも言えよう。

 

このように、海外駐在員の結婚については、既に恋人がいるようなケースを除き、プラスに働く要素も多いため、若手のサラリーマンの方々にも安心してグローバルの舞台で活躍していってもらいたい。

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。