異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【その他12】禁煙2年経過後の現状 =巨大化の巻

お越しいただきありがとうございます。


本日は、以前より記事にしてきておりました禁煙についての経過報告となります。

↓以前の記事「アーリーリタイアと喫煙について」

hereticsalaryman.hatenablog.com

↓以前の記事「禁煙のその後」

hereticsalaryman.hatenablog.com


これまで人生の半分以上を共にしてきたタバコを、ある時の心境の変化により卒業して2年超経ちます。

以前も記載しましたが、私の禁煙については
❐この先の人生における喫煙コストの試算
❐ニコチンに支配されているという不安感
この2つの事象からなんとなく始めてみたのがきっかけでした。

 

タバコは年々値上げが続いており、2020年当時の価格で試算しても年間約20万円の出費、更にこの先40年間のお付き合いだとすると累計800万円を費やすことになる決して安くない趣味でした。ただ、このコスト問題だけであれば、おそらく禁煙してみようとは思えなかったと思っています。


決定的だったのは、当時足を怪我をしてしまい、自由に歩けず自身でタバコを買いに行くことができなくなった際に感じた大きな不安とニコチンに支配されているという感覚でした。


それまで自分で選択していた趣味と考えていたタバコに実は支配されているのではないか?と考え方が変わっていった事が、「とりあえず禁煙してみよう!」という動機となったのです。

 

ひたすら我慢という原始的な方法でしたが、禁煙初期に新型コロナ蔓延による在宅勤務や飲み会の減少が相まった事も、復煙せずにすんなりと過ごせた大きな要因となっているかと思います。

 

一方で、今でも周囲の方の喫煙を含め、マナーを守って吸うタバコに対し負の感情はありません。(一部の心無い方のポイ捨てや不始末、指定区域外の喫煙などは看過できるものでないことは申し添えます。)

 

過去の駐在国で実際に体験したように、宴席や会社にて相手より振る舞われた高給タバコを皆で一緒に吸い談笑する、言わば友情の証のような位置づけにある喫煙とその有効性も、海外にいるからこそある意味理解できる部分だとも思っております。
(因みに、当時は潰れるまでお酒を飲む!というのもその駐在国では喫煙と同様に大切だとされている習慣でした。)


※日本ではこういう考え方は少数派だと思います。タバコの大きなデメリットでもある、健康被害という面でも、(紙巻タバコであれば)強いニオイという面でも、喫煙習慣が無い人にとっては理解できないものなのだと思います。

 

いずれにしましても、禁煙を始めてから2年が経過しました。ここからは、禁煙2年経過後の現在の状況についてまとめていきたいと思います。

 


①吸いたいという衝動

 

禁煙後2年程経過した現在でも、飲み会の席などで知人、友人が喫煙しているのを見ると、たまに吸ってみたい衝動に駆られることがある。
日常生活では、ほぼ吸いたい衝動は出てこなくなったのであるが、現在の駐在国でも今年に入り新型コロナの一時?収束もあって店内飲食が解禁になって以降、飲み会に出る機会も一気に増えてきた。

 

酒が入り、目の前でタバコを吸っているのを見ると、妙に懐かしい感覚に苛まれる瞬間がある。
実際に貰って吸うようなことはないが、まだまだこの感覚は続きそうである。

以前報告したような、夢で喫煙している、又は吸ってしまって後悔しているようなシーンに出くわす機会はほぼなくなってきた。

 

少しずつ、完全なる卒煙に近づいているのであろう。

 


②禁煙による身体的な影響(続編)

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以前の記事でも、以下の項目での変化有無について言及している。

 

変化あり
❐体重増加
❐喉の調子改善(痰の減少)

 

変化なし
❐肺機能改善
❐臭覚や味覚の改善
❐美肌化
❐睡眠の質向上

 

2年超経過した現在、深刻なのは体重増加である。
禁煙開始時を0とするとわずか半年で(+)6kgとなった。禁煙後1年のタイミングでは2kg戻って(+)4kgであったのであるが、禁煙後2年経過したところでなんと(+)10kgの処まで成長してしまっている。(現時点、禁煙開始時点+10kgの体重を維持。)

 

恐るべし禁煙の副産物である。とにかく禁煙後は食べる量が増えている。家族からも不評で、伴侶のご飯が美味しいから太ってしまうんだという伝家の宝刀が通じなくなりつつあり、なまくら刀化してきてしまっている状況である。

 

流石にまずいと考え、週1程度ではあるが、ジムに通い巨体を揺らしながら汗を流し始めることになった。禁煙をして現時点で実感している唯一の欠点とも言えよう。

 

 

③禁煙に対する率直な感想

 

色々な事が重なって継続できている禁煙であるが、体重の増加を除いては良いことだらけだと感じるようになっている。
昔のように「人事や重要事項の決定は喫煙室で決まっている」というような事ももうないだろうし、現在の駐在国ではタバコが友情の証となるような習慣もない。仕事中行き詰まった際の気分転換という役目は現在はコーヒーやお茶によるティーブレイクで代用している。

そういう点で、今の私の環境では、禁煙をやってみて良かったと感じている。

 

もし、現在何気なく喫煙を続けている方がいるのであれば、その喫煙の自分にとっての意義を考え、費用や犠牲にしているものを見つめ直してみるのも良いかと感じる。それでも必要性が勝る場合は立派な趣味である。


一方で、私のように禁煙後に得るものとの天秤にかけることで、とりあえず禁煙や減煙をやってみようと思う方も出てくるかもしれない。

私自身も随分と出遅れたのであるが、喫煙やタバコについて、一度ちゃんと向き合ってみるということはおすすめしたい。

 

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。