異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連80】プチ アーリーリタイア企画と話題のFIRE卒業について

お越しいただきありがとうございます。


本日は、私のプチ アーリーリタイア企画とFIRE卒業についての考察となります。

 

このブログでも度々登場していますが、FIREとはFinancial Independence Retire Earlyの略称で、直訳するとFI=経済的自立・自由、RE=早期退職となり、リタイア後に生活していける資産を形成した上で、早期退職するという考え方となります。

さらにこのFIREでは、経済的自立・自由についても、リタイア後の1年間の想定生活費の25年分の資産を準備し、それを(税引き後)4%で運用できれば、元本を毀損することなく無限的に生活していけるという詳細の内容まで紹介されており、日本でも広く浸透してきております。

 

そもそもなぜ今改めてプチ アーリーリタイア企画を振り返ることになったのかと言いますと、少し前にTwitterで発信された「FIRE卒業」がトレンド入りし、様々な形で取り上げられたことに起因しております。

 

このFIRE卒業とは、ある方がTwitter上でFIRE(リタイア生活)を辞めて再び会社に就職するという内容をつぶやいたことに端を発しているようですが、その後同じようにFIRE生活を卒業するということを別の方も返信したことにより、その後一気に広がっていきトレンドワード化したということのようです。

実際に多くのメディアでも取り上げられており、日本から遠く離れたアジアで駐在している異端児リーマンの耳にも入ってくる程でした。(と言いましても、インターネット上で目にしただけです。)

 

昨今の米国株安や円安による値上げラッシュもあってか、中には

・卒業でなく失敗だ

・資産運用に失敗した人が再度働くだけ

・無職が再就職するだけ

など批判的な意見も多く見受けられました。

 

一方で、FIREを実際に実現された方や目指している方の中には、

・FIREからの「再労働」には資金がショートして労働を再開する形だけでなく、金銭的には余裕があるが、(心を満たす意味合いで)また働きたくなって労働に戻った形もある

・FIRE卒業は失敗(だけ)ではない、自由選択の中で一部労働する形だってあって良い

というような意見も目立っておりました。

 

確かに世の中には色々な人がいて、捉え方もそれぞれでしょうから、このFIRE卒業についても賛否様々に議論展開されていることも頷けます。

 

実際には(22年)11月初旬にこの話題が出てきていたようで既に1ヶ月程の時差もあるのですが、この話題に触れ、良いきっかけをもらいましたので、このFIRE卒業の議論に思うところや更にはこのFIRE卒業で指摘されているいくつかの点を異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画に当てはめた上で、改めてこの企画の妥当性についても考えていきたいと思っております。

 

 

①FIREの「卒業」について

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FIRE卒業とは、以降生きていくための資金を形成した上で労働行為を一度辞めてリタイア生活に入った方が、再び働き始めるということを意味している。

 

FIRE卒業のパターンについて改めて考えてみると、

🔳以降に生きていくための資産が不足し、又は不足する見込みとなってしまったことによる労働行為の再開(止むを得ずの労働再開のケース)

🔳リタイア後の生活が思っていたものと違ったこと(例えば暇すぎる、孤独を感じる等)による心を満たすための労働行為の再開(望んで再開するケース)

🔳趣味の一環としてなど、一部労働行為に該当する行為をリタイア生活に取り入れる形での再開(望んで再開するケース)

など様々に分類できる。

 

大きな括りとしては、①生きていくために嫌々労働に戻らねばならないのか、②望んで労働行為を再開するのかという分類分けでもあるのであるが、今回のFIRE卒業の議論の中で、失敗など批判的なコメントについては、①の不本意ながら労働に戻るケースを前提としていると言えるのかもしれない。

 

FIREというのはFI=経済的自立・自由を達成した上で、RE=「お金や生きていくために働いていた事から」早期退職するという事だと個人的には捉えており、リタイア生活を続けたりその後に生き甲斐として、またはやりたいこととして再び働いたりと、いろいろな選択肢を取ることができるものであると考えている。

 

このように、リタイア生活からの「卒業」については、失敗とも、次なる展開ともなりうるワードなのだと率直に感じていた。

たまたま米国株安や日本での円安、それに伴う生活資源の値上げなどのタイミングであったことから、FIRE卒業というワードに多くの人が失敗を念頭に置いて過敏に反応していただけなのかもしれない。

 

②プチ アーリーリタイア企画とFIREについて

 

ではここからはFIRE卒業の議論でいくつか指摘されていた点について、異端児リーマンの定年から数年だけ早退するプチ アーリーリタイア企画ではどのように対応していけるのかという点について見ていきたい。(ネット上で取り上げられていた失敗に起因した批判的なコメントから具体的な中身について記載されているコメントに着目し考察していく。)

 

🔸FIRE卒業、投資で成功したからと職を辞めた人を10年後にコンビニバイトで見かけるとかありうる

異)これは資産がなくなって生きていくためにバイトをしているのか、自ら望んでバイトしているのかは不明であるが、株安や円安の状況にも対応できるような資金計画を持った上で、本人がやりたいと思ってしているバイトなのであればすばらしい事だと思う。

因みに、生きていくための再労働を回避するために、プチ アーリーリタイア企画では資産を、①外貨を含んだ預貯金、②株や債権、投資信託、③不動産(賃貸)と3つの分類で保有し、①の現金は切り崩しながら、②と③からの不労所得と将来的には各種年金を組み合わせて生活をしていくことにしている。

 

🔸インフレを考慮しない人たちの多さには驚かされる

異)どこまでのインフレを加味させていくのかという点個人差がありそうであるが、基本的に都心部の不動産はインフレ対策になると考えるのが一般的で、プチ アーリーリタイア企画でも都心部の自宅の貸し出しによる賃貸収入も前提としており、その点は考慮済みである。

※インフレの影響の全ては吸収できないが、リスクは分散している。

 

🔸意味もなくFIRE目指すのは勧めない、FIREを目的にしたら、達成後は虚しいだけ

異)人生をより楽しむ選択肢の一つと位置付けているプチ アーリーリタイア企画では、既に早退後にやりたいことをバケットリストとしてまとめ始めており、今なお次々とやりたいことが出てきているため、この時点で虚無の感覚に陥る懸念は皆無と考えている。

そもそも、定年から数年だけの早退であり数年後には皆、遅かれ早かれ横並びのリタイア生活に入るのである。

現状の仕事に甚大な精神的苦痛がないのであれば、FIREはゴールではなくスタート(になりうる選択肢)と捉えるべきという点はその通りだと感じている。

 

私のプチ アーリーリタイア企画とFIREの経済的自立・自由では考え方が少し異なる。私の企画ではある一定分の金融資産元本は毀損していくし、利回り設定もある意味現実的とでもいうのか低い(2.5%)。更に数年だけ早退し、やりたいことをギリギリ体力がある50代中盤にチャレジしたいというコンセプトであり、この「プチ アーリーリタイア」に対し株安や災害などで資産的にすぐに生きていくための労働に戻らねばならなくなる可能性は低いと考えている。

 

ただ一方で、リタイア生活に入り経済的自立・自由を維持しながらも再び労働に目覚めること自体は立派な英断であるとも考えている。

リタイア生活に飽きてしまったり、生きがいを再び求めるようになったりと、心を満たすための労働再開はもちろん、趣味の一環として一部労働行為に該当する収入を得る取り組みを再開する形だって十分にあり得るものと考えている。例えば、リタイア後に運動不足を解消しようと高い会費制のジムに通うくらいなら週に数日、警備の仕事をして身体を動かし、更に収入まで得よう!というような一石二鳥的な取り組みなどである。

 

これらの労働の再開は失敗と表現するよりは、次なる一手と言う方がしっくりくる。

 

つまり大切なのは、生きていくための労働からの解放、即ち経済的自立・自由の維持継続であり、それさえあれば労働であろうと旅行であろうと何をするにしてもそれは人生を豊かにする選択肢の一つなのだということだ。

 

今後も適正なFI=経済的自立・自由の達成へ向け自身の企画における補強検討を続けていきたいと思う。

 

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▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。

【早退関連79】アーリーリタイアと年金について

お越しいただきありがとうございます。


本日は、老後生活費の源泉の1つでもある年金についての考察となります。
年金には国が運用している公的年金や個人や企業が運用する私的年金がありますが、ここでは主に公的年金部分について触れていこうと思います。

 


①日本の公的年金制度について

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日本では、社会保障の観点から、老後の生活のために20歳以上60歳未満の全員の加入義務がある国民年金と、その国民年金に上乗せする形で、会社で勤務する人、公務員などが加入している厚生年金の2種類の制度がある。


国民年金は、老後平等に受け取ることができる年金であるのに対し、厚生年金は条件を満たさないと加入することができない(逆に言うと条件を満たすと加入しなければならない)制度である。


一般的に、国民年金は年金の「1階建て部分」と呼ばれ、厚生年金は「2階建て部分」と表現されている。それでは、ここからは国民年金と厚生年金を少し掘り下げていく。

 


国民年金

 

国民年金は、老齢基礎年金とも呼ばれ、20歳以上60歳未満のすべての人が等しく加入義務を負う年金である。
サラリーマンなどで厚生年金保険に加入している場合でも、保険料は厚生年金保険制度から国民年金保険制度へ拠出される仕組みとなっており、この国民年金に加入していることになる。


保険料を納めることで、2022年の現時点では、原則65歳以降死ぬまで年金を受け取ることができる。
更に、国民年金に加入することで、所定の条件を満たせば、傷病で障害状態となった場合には障害年金を、また亡くなった際には残された遺族に対し遺族年金がそれぞれ支払われることになる。

 

20歳以上の加入と記載したが、手続きを行えば、学生の期間は納付の猶予を受けられる制度もある。

因みに、現在の月額保険料は16,590円となっており、実際に受け取れる年金額は、保険料を納めた月数に比例する仕組みとなっている。


20歳から60歳までの40年間欠かさず支払っていた場合、最新の2022年度の支給額は777,792円/年(=64,816円/月)となっている。
※40年間ではなく、例えば20年間しか支払っていない場合の支給額は半額になるという仕組みだ。

 

加入者全員が等しく受け取ることができる保険であり、支給額も明朗会計のように非常に解りやすい。

 

国民年金は20歳以上のすべての人に加入義務があるとされているが、事情により納付できない人、意思を持って加入しない人も多数いるのが実情である。
※一方で会社員や公務員は保険料を給与から引かれていることもあり、意思を持って加入しないという選択肢はない。

上記のような状況から、厚生労働省発表の国民年金の平均支給額(令和元年度)は、男性58,866円/月、女性53,699円/月とのことであった。

 


③厚生年金


厚生年金は老齢厚生年金とも呼ばれ、会社で勤務する人や公務員など条件を満たした人が加入する保険制度である。


条件には働く時間や日数なども決まっており、アルバイトやパートの人も当てはまると加入することになる。
※ここでは概要の紹介のため、詳細は割愛する。「厚生年金 加入条件」などで検索すると色々と出てくるので興味があれば参照願う。

 

厚生年金は国民年金に上乗せするものであり、加入していると、先に述べた国民年金分の障害年金や遺族年金にも上乗せされる。

厚生年金は国民年金とは違い、保険料は給料の金額で決まる。給料が高ければ高いほど保険料も高くなる。(上限設定あり。)

 

実際の保険料の算定について、こちらも詳細は割愛するが、月給と賞与に対し標準報酬月額や標準賞与額を設定し保険料率18.3%(2022年現在)を掛けた額で規定されている。そしてこの厚生年金の保険料は労使折半負担、つまり加入者本人と会社が半分ずつ負担する形となっているため本人負担分は現時点9.15%である。

 

また厚生年金の標準報酬月額は、88,000円が下限、650,000円が上限とされており、この金額を超えてもそれ以上月額での保険料が増えることはない。同様に標準賞与額も上限設定があり、一回あたり1,500,000円となっている。(年間3回迄)

 

保険料の目安というか、ざっくりとしたデータも多数インターネット上に掲載されている。

※20%をボーナスと設定した扶養配偶者ありのケースでの年収別の目安として。

 

保険料:

年収250万円→約23万円/年

年収500万円→約46万円/年

年収750万円→約69万円/年

年収1000万円→約90万円/年

※1年間で支払う最大の厚生年金保険料は上限月額と上限賞与額から年間112.5万円とのことであった。こちらは年収だと1212万円となる。

 

次に実際の支給額についてであるが、こちらも厚生労働省の(少し古いが)令和元年度のデータによると、国民年金を含む平均額は、男性164,770円/月、女性103,159円/月とのことであった。

 

かなり乱暴な試算であるが、納付期間中の平均年収からざっくりとした支給額をまとめてみる。

これまで何度も改訂を繰り返してきている厚生年金で、且つ家族構成や賞与比率でも支給額が変わってくるものなので、あくまで目安程度に見ていただきたい。

 

支給額:

年収250万円→約130万円/年

年収500万円→約180万円/年

年収750万円→約230万円/年

年収1000万円→約280万円/年

 

※上記は加入期間の平均年収

※本人分の老齢基礎年金、老齢厚生年金支給額の合計目安

※制度変更となった2003年4月以降で厚生年金分の加入期間37年前提

※現時点で65歳支給開始前提の試算

 

社会人1年目からリタイアするまでの平均収入という前提ではあるが、厚生年金部分はその収入の違いにより大きな差が生じる。

上記の支給額は、分け隔てない老齢基礎年金(国民年金部分)が含まれているため、それぞれの差は目立たないと感じる方もいるかもしれない。ただ実態として上記の例で見ても、老齢厚生年金だけで見た場合、ざっくり年収比分の差が生じている。

 

④アーリーリタイアと年金について


アーリーリタイアを検討しているサラリーマンにとって、大きなポイントとなるのは定年前に早退することによる
・退職金の減額 ※一部会社によっては割増などの制度あり
・厚生年金(2階建て部分)や企業年金(3階建て部分)の受給額の減少
が挙げられる。
先に述べたように、厚生年金も企業年金も、自身が納める保険料だけでなく国や会社側が拠出している部分があり、定年まで勤務しないということは給与所得が減るだけでなくこれらの負担分も失うことを意味しているのだ。

 

異端児リーマンの定年から少しだけ早退するプチ アーリーリタイア企画でも、これまでの収入と今後FI(経済的自立・自由)達成タイミングまでの見込み収入で、厚生年金、企業年金の資産を行い、将来のリスクも考慮し、
・見込み受給額の70%
・支給開始年齢を70歳
と設定し、ライフプランシートに不労所得として組み入れている。
これが正しい選択なのかは神のみぞ知るという状況なのだろうが、自分の中で様々なリスクと向き合い、そして自分の考える石橋を叩いて叩いて、更に叩いてから渡ろうとしているこの早退という選択肢には、それなりの自信もある。とはいえ、FIの達成にはまだまだ時間もあるので、これからも軌道修正やリスクの把握に努めていく所存である。

 

現在は便利な世の中で、インターネット上には多数の年金シミュレーションをしてくれるサイトなどがある。自身の受け取れる年金額の試算は、アーリーリタイアだけでなく、通常のリタイアでも避けて通れないところでもあるため、これまであまり気にしていなかった方も一度自身の収入でどれだけの年金受給額になるのかという点は、老若問わず、一度確認されることをおすすめする。

 

 

 

 

 

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本日もありがとうございました。

【その他12】禁煙2年経過後の現状 =巨大化の巻

お越しいただきありがとうございます。


本日は、以前より記事にしてきておりました禁煙についての経過報告となります。

↓以前の記事「アーリーリタイアと喫煙について」

hereticsalaryman.hatenablog.com

↓以前の記事「禁煙のその後」

hereticsalaryman.hatenablog.com


これまで人生の半分以上を共にしてきたタバコを、ある時の心境の変化により卒業して2年超経ちます。

以前も記載しましたが、私の禁煙については
❐この先の人生における喫煙コストの試算
❐ニコチンに支配されているという不安感
この2つの事象からなんとなく始めてみたのがきっかけでした。

 

タバコは年々値上げが続いており、2020年当時の価格で試算しても年間約20万円の出費、更にこの先40年間のお付き合いだとすると累計800万円を費やすことになる決して安くない趣味でした。ただ、このコスト問題だけであれば、おそらく禁煙してみようとは思えなかったと思っています。


決定的だったのは、当時足を怪我をしてしまい、自由に歩けず自身でタバコを買いに行くことができなくなった際に感じた大きな不安とニコチンに支配されているという感覚でした。


それまで自分で選択していた趣味と考えていたタバコに実は支配されているのではないか?と考え方が変わっていった事が、「とりあえず禁煙してみよう!」という動機となったのです。

 

ひたすら我慢という原始的な方法でしたが、禁煙初期に新型コロナ蔓延による在宅勤務や飲み会の減少が相まった事も、復煙せずにすんなりと過ごせた大きな要因となっているかと思います。

 

一方で、今でも周囲の方の喫煙を含め、マナーを守って吸うタバコに対し負の感情はありません。(一部の心無い方のポイ捨てや不始末、指定区域外の喫煙などは看過できるものでないことは申し添えます。)

 

過去の駐在国で実際に体験したように、宴席や会社にて相手より振る舞われた高給タバコを皆で一緒に吸い談笑する、言わば友情の証のような位置づけにある喫煙とその有効性も、海外にいるからこそある意味理解できる部分だとも思っております。
(因みに、当時は潰れるまでお酒を飲む!というのもその駐在国では喫煙と同様に大切だとされている習慣でした。)


※日本ではこういう考え方は少数派だと思います。タバコの大きなデメリットでもある、健康被害という面でも、(紙巻タバコであれば)強いニオイという面でも、喫煙習慣が無い人にとっては理解できないものなのだと思います。

 

いずれにしましても、禁煙を始めてから2年が経過しました。ここからは、禁煙2年経過後の現在の状況についてまとめていきたいと思います。

 


①吸いたいという衝動

 

禁煙後2年程経過した現在でも、飲み会の席などで知人、友人が喫煙しているのを見ると、たまに吸ってみたい衝動に駆られることがある。
日常生活では、ほぼ吸いたい衝動は出てこなくなったのであるが、現在の駐在国でも今年に入り新型コロナの一時?収束もあって店内飲食が解禁になって以降、飲み会に出る機会も一気に増えてきた。

 

酒が入り、目の前でタバコを吸っているのを見ると、妙に懐かしい感覚に苛まれる瞬間がある。
実際に貰って吸うようなことはないが、まだまだこの感覚は続きそうである。

以前報告したような、夢で喫煙している、又は吸ってしまって後悔しているようなシーンに出くわす機会はほぼなくなってきた。

 

少しずつ、完全なる卒煙に近づいているのであろう。

 


②禁煙による身体的な影響(続編)

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以前の記事でも、以下の項目での変化有無について言及している。

 

変化あり
❐体重増加
❐喉の調子改善(痰の減少)

 

変化なし
❐肺機能改善
❐臭覚や味覚の改善
❐美肌化
❐睡眠の質向上

 

2年超経過した現在、深刻なのは体重増加である。
禁煙開始時を0とするとわずか半年で(+)6kgとなった。禁煙後1年のタイミングでは2kg戻って(+)4kgであったのであるが、禁煙後2年経過したところでなんと(+)10kgの処まで成長してしまっている。(現時点、禁煙開始時点+10kgの体重を維持。)

 

恐るべし禁煙の副産物である。とにかく禁煙後は食べる量が増えている。家族からも不評で、伴侶のご飯が美味しいから太ってしまうんだという伝家の宝刀が通じなくなりつつあり、なまくら刀化してきてしまっている状況である。

 

流石にまずいと考え、週1程度ではあるが、ジムに通い巨体を揺らしながら汗を流し始めることになった。禁煙をして現時点で実感している唯一の欠点とも言えよう。

 

 

③禁煙に対する率直な感想

 

色々な事が重なって継続できている禁煙であるが、体重の増加を除いては良いことだらけだと感じるようになっている。
昔のように「人事や重要事項の決定は喫煙室で決まっている」というような事ももうないだろうし、現在の駐在国ではタバコが友情の証となるような習慣もない。仕事中行き詰まった際の気分転換という役目は現在はコーヒーやお茶によるティーブレイクで代用している。

そういう点で、今の私の環境では、禁煙をやってみて良かったと感じている。

 

もし、現在何気なく喫煙を続けている方がいるのであれば、その喫煙の自分にとっての意義を考え、費用や犠牲にしているものを見つめ直してみるのも良いかと感じる。それでも必要性が勝る場合は立派な趣味である。


一方で、私のように禁煙後に得るものとの天秤にかけることで、とりあえず禁煙や減煙をやってみようと思う方も出てくるかもしれない。

私自身も随分と出遅れたのであるが、喫煙やタバコについて、一度ちゃんと向き合ってみるということはおすすめしたい。

 

 

 

 

 


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本日もありがとうございました。

【早退関連78】マズローの欲求の5段階説とアーリーリタイア

お越しいただきありがとうございます。


本日は、マズローの欲求の5段階説についての考察となります。

心理学の理論であるこの欲求の5段階説は、正直これまでの人生ではあまり馴染みがなかったのですが、仕事上でマネジメントに応用したり、社員のモチベーションを上げるための検討の際に活用されたりもするようです。(そう言われると昔どこかの外部研修などで目にしたことがあるような無いような、という感覚もあります。)

 

ここからは、マズローの欲求の5段階説についてまとめた上で、私がアーリーリタイアを選択肢の一つとしたことへの心理的アプローチとして、この説に当てはめてみたいと思います。

 

①欲求の5段階説とは?


欲求の5段階説は、アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(1908~1970)が人間の欲求に対する心理を理論化するという心理学のアプローチから唱えた説である。

この欲求の5段階説では、人間の欲求は「生理的欲求」→「 安全の欲求」→「社会的欲求」→「承認欲求」→「 自己実現の欲求」の五段階に分けることができ、それぞれの欲求が 1つのピラミッドを構成しているとされる。そして、 人間はこの低い階層の欲求が満たされることによって、自然に次の段階の欲求を求めるようになるという考え方である。

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生理的欲求
生理的欲求とは一番低い欲求レベル(第1段階)であり、生きていくための本能的な欲求とされている。具体的には三大欲求である、食欲・睡眠欲・性欲や、その他排せつ欲などであり、人間だけでなく動物もこの欲求の満足を求めるものである。人間においても最低限の欲求レベルであり、日本では憲法によって保障されているものになる。

 

憲法 第25条:すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

 

安全の欲求
安全の欲求は生理的欲求の次の段階(第2段階)であり、安全・ 安心・安定した暮らしをしたいという欲求とされている。一例として、乳幼児が母親と離れると泣いたり暗闇を怖がるなどの現象はこの安全の欲求段階にあるが、この点についてはその後成長するにつれて、次の欲求段階へ移行していくことになるとされる。

 

社会的欲求
社会的欲求とは安全の欲求の次の段階(第3段階)であり、集団に所属したり、仲間を得たいという、孤独感や社会的不安から逃れるための欲求である。

 

承認欲求
承認欲求とは社会的欲求のさらに次の段階(第4段階)であり、集団や組織の中で認められたい、 評価されたいという欲求の事である。会社でよい評価を受けたい、出世したいというものや、SNSで友人グループからいいねを獲得 したいと考えるようなことが当てはまりそうだ。

※この承認欲求には、これら他人からの承認だけでなく、その先には自分自身を認めるというような自己承認欲求もあるとされている。 
 

自己実現の欲求
5段階の最上位である自己実現の欲求(第5段階)とは、なりたい自分になることを目指したり、自分だから出来る事を考えたり、自分らしく生きていこうとしたりと、自らの可能性や目標を達成したいという欲望である。

 

 

※のちにマズローは第6の欲求として「自己超越の欲求」 というものを追加している。これは自分以外のものへの貢献や理想の実現を指しており、富豪が大金を慈善事業や団体へ寄付するようなケースを指しており、自己実現の欲求よりも更に一段階上の欲求と位置付けられている。

 

この欲求の5段階説はそれそれの性質によって3つの分類で分けら れる。

 

❐物質的/精神的分類

物質的欲求は生理的欲求、安全の欲求とされ、 精神的欲求は社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求とされる。物質的欲求は生命維持に必要なまさに物質的に必要となる欲求( 表現が難しいのであるが)であるが、一方の精神的欲求というのは心の充足という毛色のものである。

 

❐外的/内的

外的欲求は生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求とされ、内的欲求は承認欲求、自己実現欲求とされる。外的、内的はその文字通りの意味であり、外部環境に対するものと内面を満たそうとするものの違いである。

 

❐欠乏/成長

欠乏欲求は生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求とされ、成長欲求は自己実現欲求とされる。 欠乏欲求はないものを欲しがるものであり、 成長欲求は欠乏が全て満たされた後に自分を研ぎ澄ませ、成長させていくというものであるとされる。

 

因みに、このマズローの欲求の5段階説へはいろいろ批判的な見解を示す人もいるようで、あくまでこの説はアメリカで当てはまるものであり、日本では安全欲求が最上位にくるべきだというような論を唱える心理学者もいるようである。

 

②欲求の5段階説と仕事、アーリーリタイアについて

 

以前の記事でも、人はなんのために働くのか?という価値観について触れたことがある。

↓以前の記事「リタイアの考察と仕事観」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

また、国でも世論調査として「国民生活に関する調査」を内閣府がまとめており、令和元年度に約5,500人へのアンケート結果を公表していた。その中で、働く目的は何か?という項目があり、その結果は以下となっている。

 

1位 お金を得るため 56.4%

2位 生きがいを見つけるため 17.0%

3位 社会の一員として務めを果たすため 14.5%

4位 自分の才能や能力を発揮するため 7.9%

 

お金を得るためというのは、生きていくためでもあり、より良い(安定した)暮らしをするためという事が含まれているのであるが、この調査結果でも過半数の働く目的がこちらであった。

 

2位以下については、お金以外の価値観であり、自己実現を目指していると言えるのかもしれない。アンケート結果で実に約4割もの人がこの段階にいたというのも意外であった。

マズローの欲求の5段階説において、仕事における欲求の達成度合いとして第5段階の自己実現の欲求を達成している人は、その仕事がいわば天職であると解釈できる。

なりたい自分を実現したり、自分だから出来ることを仕事の中で実感できる人は、働くということが人生そのものであったり時に生きがいなのだと考えられる人だとも言えよう。

 

ただ前出のアンケートの通り、多くの働く方にとって仕事はお金を得るためにやっていること、すなわち欲求の5段階説でいうところの第1段階(生理的欲求)〜第2段階(安全の欲求)にあることになる。

※あくまでこれは仕事をこの説に当てはめた場合の達成度であり、人生の他の尺度では更に上の欲求段階にいるケースもあると理解している。マズロー自身も、自己実現の欲求を持っていない人間はおらず、この欲求がないと感じている人間はただその存在に気づけていないだけであると主張している。つまり人は仕事内でないにしても、人生のどこかの部分ではこの第5段階の欲求を持っていると言えるのであろう。

 

一方で、お金のために働いている人(生きていくために働いている人)にとって、仕事の中で第3段階以降の欲求がないのかというと、必ずしもそうとは言いきれないのではないかとも考えている。

 

異端児リーマンも何のために働くのか?という問いに対しては、お金のためであり生きていくためというのが真っ先に思い浮かぶ。

一方で、現在の仕事の中でも、

・より評価されたい

・どうせなら社会の役に立ちたい

・なりたい企業人の姿を描きそれを目指したい

という思いを持っている。

今の仕事が嫌いではないということが前提になっているのだと思うが、せっかく同じ時間の労働をするのであれば、前向きにマイペースながらも一所懸命に取り組もうと捉えているのだと思う。

 

つまり、生きていくために働いている(=第1段階〜第2段階の欲求を満たすために働いている)のであるが、その中でもしっかりと第5段階である自己実現の欲求をも目指しているのである。

 

以前の記事でも記載したが、仕事が唯一無二の生きがいという方もおられると思う。その方々は自己実現の欲求を満たす場は仕事しかないケースも多く、(生きていくためではなく)一生現役という形を取るのかもしれない。

 

私の場合も「どうせ生きていくために働くのであれば」その中でも自己実現していきたいと考えているが、やはりお金のために働いている部分が大きいため、その先を生きていくための資産ができた場合、アーリーリタイアが選択肢となりうる。

つまり経済的自立・自由(FI)を達成したその時点で仕事継続か、他のやりたいことのために早退するかを選択することにしている。

 

この点は、形は違えど、仕事という枠だけではなく、人生というもう少し大きい括りでの自己実現の欲求を追求しているのだと言えるのかもしれない。

 

 

今回マズローの欲求の5段階説に触れることで、自分の仕事観や人生観がどの段階に来ているのかという視点で見つめ直してみる良いきっかけとなった。

 

この5段階説はあくまで心理学の視点での分類ではあるが、これまでに働く意義を考えたことがなかったような場合は、一度この説の分類をきっかけとして自分は何のために働いているのか?という点、見つめ直してみるのも面白いかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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本日もありがとうございました。