お越しいただきありがとうございます。
本日は、異端児リーマンの禁煙についてのお話です。私はこれまで、20数年間、愛煙家でした。誰がどう考えても、害であると言われてしまう喫煙について、30代にプチ アーリーリタイアを企画してもなお、辞めることは考えませんでした。
ここでは、半ば意固地でもあった、喫煙へのこだわりと、なぜ禁煙に至ったのかという変化、そして早退と喫煙について記載していきたいと思います。
①これまでの喫煙への独特的な考え方
異端児リーマンのタバコとの出会いは、学生にまで遡る。当時、まだまだ世の中の喫煙率も高く、「オトナ」の象徴、「格好良い」、とのイメージから吸い始めた。こんな不味いものみんな吸ってるのか!というのが第一印象であったと記憶しているが、自然に慣れていった。
社会人となり、結婚し、子供が出来て、と色々と変化点があった。更に社会的にも、異端児リーマンの属する会社でも「禁煙」がブームとなった時期もあったが、頑なに見ないふりしていた。
知人や友人からもタバコは百害あって一利なしなどと言われ続けたが、リラックス効果や気持ちの切り替え等、一利位はある!と唱え続けてきた。
喫煙は異端児リーマンにとって数少ない趣味という考え方を貫き通してきたのである。
更に、日本ではないが、過去駐在した国では、友情の証として食事や宴会の席で高級なタバコを皆に振る舞い、一緒に喫煙をしながら酒を酌み交わす、こういう風習がある場所もあった。
そんな喫煙であったが、私自身も気に入らない点はいくつも感じていた。
◆ニオイ
◆歯につくヤニ
◆世界的に年々少なくなる喫煙場所
◆コスト
ここ数年は、ニオイやヤニの解消の為、iQOS(メイン)へ変更して喫煙を続けてきた。
②禁煙のきっかけと現状
禁煙のきっかけは、喫煙コストについて考えてみたこと、そしてニコチンに支配されていると感じだしたことが挙げられる。
A)喫煙コスト
◆1日一箱(弱)消費
◆iQOSのヒートスティック550円/箱
この場合、ヒートスティックの費用だけで考えてみても、
550円 X 365日 = 200,750円/年
の喫煙コストとなる。
今後も値上げは続くと思うが、現在の価格で死ぬまで吸い続けた場合として仮に後40年喫煙を続けたとすると、
20万円 X 40年 = 800万円
の喫煙コストとなってしまう。
※厳密に言うと海外駐在期間中は免税店で安いヒートスティックを大量購入しているので、もう少しコストは低くなる。一方で本体の買い替えについても加味されていない為、そのコストは更に追加されていくことになる。
B)ニコチンによる支配
丁度、重度の捻挫を経験した際、家にヒートスティックのストックがなくなってしまい、自身でタバコも買いに行くことができない状況となり、大きな不安感が襲ってきた。
冷静にその不安感について考えていた際に、趣味として喫煙を選択しているのではなく、ニコチン中毒により喫煙を選択させられているのではないか?と考えるようになってきた。
自身で選択していると思っていた、コストの高い趣味から、ニコチン中毒から抜け出せずにダラダラと続けさせられてきた浪費行為へと位置づけが変わった瞬間であった。
喫煙を辞めてからの最初の1週間は、吸わないことを辛く感じることもあったが、その後は吸いたいという衝動は徐々になくなっていった。正直、拍子抜けともいえる順調ぶりであった。
現在、約3ヶ月禁煙を継続しているが、それほど苦になっていない理由(追い風)は、COVID-19による、
◆在宅ワーク(職場での連れタバコがない)
◆飲み会に行かれない(誘惑がない)
等々、今だからこその状況が挙げられるのかもしれない。
ただこの3ヶ月で+5kg体重が急増したことを申し添える。
③アーリーリタイアと喫煙について
個人の考え方でもあるので、喫煙が人生を楽しむために不可欠な趣味であり続けるのであれば、これからの約800万円の喫煙コストも、ライフプランシートに加えるべきものである。
ただ、異端児リーマンのように趣味と思い込んでいただけで、実際はニコチン中毒による錯覚と考える事ができるのであれば、この約800万円は人生を楽しむための別の費用に充当するのが良いと感じる。
そもそも小遣いの範囲で嗜んでいたことでもあるため、今後はそのお金を別のものに使ったり、貯蓄して早退後のバイクや車のアップグレードに活用したりと自身の好きな項目のために費やしていこうと考えている。
最後に、これまでの喫煙をロスと考え悔いるのではなく、今回の禁煙との出会いにより、これからの出費の方向転換を楽しむことができる、そういう考え方を心掛けたいとも思っている。
▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。