異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連61】リタイア後の田舎暮らしの考察

お越しいただきありがとうございます。


本日は、リタイア後の田舎暮らしについての考察です。以前の記事で、プチ アーリーリタイア実現後は地方部へ移住する計画について記載してまいりました。

↓以前の記事「リタイア後の生活」

hereticsalaryman.hatenablog.com

「老後」の地方(以降、ここでは田舎と表現していきます。)生活には良い点だけでなく、当然悪い点も多く存在しております。

ここでは、リタイア後の田舎暮らしについて、まず良い点(メリット)や悪い点(デメリット)を思いつくままに纏めた上で、実際に私のプチ アーリーリタイア企画での田舎への移住計画について考察してみようと思います。

 

 

①リタイア後の田舎暮らしの良し悪し


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以下、田舎暮らしにおけるProsConsについて、自身の理解、ネット上の考察などを踏まえ列挙していく。

尚、田舎にも色んな定義があり、離島や山奥の超過疎化が進んでいる地域も当然あるのであるが、ここでは極端な例を除いた程よい田舎を前提とし考察をしていく。

 

a)良い点・メリット

❐生活コストが安い(食費など)

当然といえば当然であるが、田舎は肉や野菜など食料品や必要物資が都会に比べて安価で手に入る。土地代や人件費が低いというだけでなく、その地域でとれた産品も多く、物流費が低いこともあって、結果安く買うことができる。

 

❐居住コストが安い(賃料、土地代など)

実際、この住居費が田舎暮らしで一番の魅力であろう。都心部の地代に比べて圧倒的に安い田舎では、賃貸であっても購入であっても、安価で済む。都心部比で同様の広さであっても居住コストは半額以下というのも珍しくない。

 

❐良好な自然環境

都心暮らしの人の、憧れというか、青々とした隣の芝生とでも言おうか、自然環境の良さに憧れる都心部の中高年は多い。

緑豊かな自然環境自体がメリットとなるケースである。

 

地方自治体による移住サポート(支援金等)

ぎりぎり最低限の利便性もある地方部でも、都心部からの移住者を積極的に受け入れる施策を用意している地域もあるようだ。具体的には、中古戸建ての改装費用の支援であったり、家賃補助であったりとありがたい制度を準備している市区町村も多い。

※若い世帯に限定しているケースも多い。

 

 

b)悪い点・デメリット・懸念点

❐公共交通機関不足による利便性の低さ、マイカーの必要性

田舎では当然、電車やバスといった公共交通機関網は十分とは言えない。生活には自家用車保有が前提となるケースも多く、場所によっては、運転自体が困難な高齢となった際には、かなりの不便を伴うケースも多い。

 

❐病院等医療レベルの低さ

都心部は病院の数や種類だけでなく、医療レベルも田舎とは比べ物にならないほど高いと言われている。田舎では専門医や病院が遠方であるケースも少なくなく、不便を感じることも多い。

 

❐(一部での)ムラ社会での息苦しさ

村八分という言葉があるように、田舎では近所とに結びつきや関わりも多く、そこで地元住民側と一度問題が発生してしまうと、その地域全体で受け入れられないという仕打ちや不快な思いをするケースも少なくないようだ。実際この問題が、最近よくネット上で、田舎暮らしの落とし穴や盲点などと紹介されている。

 

❐(都会比での)娯楽施設の少なさ

都心部で暮らしていた際には当たり前のようにあった、駅前の百貨店や商業施設、レストランや居酒屋、アミューズメント施設など、田舎では絶対数が少ない。更に、居酒屋などで徒歩では行くことが出来ず、車で行って代行運転で帰るなど、日常で不便を感じることも多い。

 

 

 

②異端児リーマンのリタイア後の田舎移住計画について


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私のプチ アーリーリタイア企画も、

・夫婦両家両親の面倒をみる

・生活費コストを下げる

両方の意図から、夫婦両実家の中間地点くらいの田舎(地方部)に移住することにしている。

たまたま両実家が近いということもあり、互いの実家に近いロケーションでの生活を考えるに至ったのであるが、現状での候補地は全て人口〜5万人程度と程よい田舎町である。

ただ、選定条件として考えているのは、趣味である海外旅行での国際空港へのアクセスも鑑みて、都心部につながる鉄道沿線駅まで徒歩圏内(〜15分程度)であること、またこの先どうなるかは不明であるが、徒歩圏内にスーパーがある立地などがある。

 

次に、上記に挙げた田舎のデメリットについて自身のケースに当てはめて考えてみた。

 

❐公共交通機関不足による利便性の低さ、マイカーの必要性

→プチ アーリーリタイア実現後、まだまだ若い間は、車とバイクを所有し、趣味に没頭する計画であり、そのランニングコスト分の予算も十分に設定している。また、高齢になって、運転自体が困難になった場合は、鉄道での移動を前提に、駅への徒歩対応、そしてスーパーへの徒歩対応で乗り切る予定だ。さらなる高齢化時は、以前の記事で紹介した、サービス付高齢者向け住宅などを検討することになるであろう。

※田舎では良いサ高住の選択肢が少ないという、払拭しがたい欠点があるのだが、これは終活前提の第2の移住として、再び少し都心部側へ引っ越しする可能性も含んでいるものと考えている。

 

❐病院等医療レベルの低さ

→こちらも如何ともしがたい問題である。ただ、移住するロケーションにこだわることで、最低限電車で都心部へ出られる選択肢だけ残そうと考えている。

※勿論、既に候補地周辺の医療事情は調べ始めているが、最悪のケースでも、都心部へ4-50分電車に乗る必要はあるが、先進医療体制の地域へ通える選択肢もあると言える。(ただし、急病時などはなるようにしかならないためやはり覚悟もある程度必要だ。)

 

❐(一部での)ムラ社会での息苦しさ

→こちらは、人口の少ない田舎ではあるが、鉄道駅の徒歩圏内にある一応新規開拓された住宅地を候補にしているため、且つ自身が生まれ育った地方の近隣のため、それほど根深いムラ社会ではないと考えている。

※ご近所の相性は、ある意味運という部分も否めないが、ムラが形成されていないような地域かどうかは移住前に知人などを通じながら確認していきたいと考えている。

 

❐(都会比での)娯楽施設の少なさ

→こちらは早々に覚悟し諦めた。むしろ、早退後は都会生活時というかサラリーマンとしての従来型ではない趣味へ没頭することになるため、都会の娯楽感は捨てる覚悟をしている。

こちらも、時々どうしても都会の娯楽に触れたいような場合は、電車で街まで繰り出すことになろう。

 

 

以上のように、リタイア後の田舎暮らしについて考えてみたが、これからもまだまだメリットやデメリットも出てくるであろうポイントなので、じっくり考察を続けていきたい。

 

 

 

 


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