異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連80】プチ アーリーリタイア企画と話題のFIRE卒業について

お越しいただきありがとうございます。


本日は、私のプチ アーリーリタイア企画とFIRE卒業についての考察となります。

 

このブログでも度々登場していますが、FIREとはFinancial Independence Retire Earlyの略称で、直訳するとFI=経済的自立・自由、RE=早期退職となり、リタイア後に生活していける資産を形成した上で、早期退職するという考え方となります。

さらにこのFIREでは、経済的自立・自由についてもリタイア後の1年間の想定生活費の25年分の資産を準備し、それを(税引き後)4%で運用できれば、元本を毀損することなく無限的に生活していけるという詳細の内容(4%ルール)まで紹介されており、日本でも広く浸透してきております。

 

FIREの4%ルール:

・想定年間生活費✖️25年=FI資産形成目標

・その資金を年利4%で運用する

具体例:

想定年間生活費450万円の場合、

450万円✖️25年=11,250万円(資産形成目標)

11,250万円✖️年利4%=450万円/年の収益

⇨これが続けば永久的に生活していけるという考え

 

そもそもなぜ今改めてプチ アーリーリタイア企画を振り返ることになったのかと言いますと、少し前にTwitterで発信された「FIRE卒業」がトレンド入りし、様々な形で取り上げられたことに起因しております。

 

このFIRE卒業とは、ある方がTwitter上でFIRE(リタイア生活)を辞めて再び会社に就職するという内容をつぶやいたことに端を発しているようですが、その後同じようにFIRE生活を卒業するということを別の方も返信したことにより、その後一気に広がっていきトレンドワード化したということのようです。

実際に多くのメディアでも取り上げられており、日本から遠く離れたアジアで駐在している異端児リーマンの耳にも入ってくる程でした。(と言いましても、インターネット上で目にしただけです。)

 

昨今の米国株安や円安による値上げラッシュもあってか、中には

・卒業でなく失敗だ

・資産運用に失敗した人が再度働くだけ

・無職が再就職するだけ

など批判的な意見も多く見受けられました。

 

一方で、FIREを実際に実現された方や目指している方の中には、

・FIREからの「再労働」には資金がショートして労働を再開する形だけでなく、金銭的には余裕があるが、(心を満たす意味合いで)また働きたくなって労働に戻った形もある

・FIRE卒業は失敗(だけ)ではない、自由選択の中で一部労働する形だってあって良い

というような意見も目立っておりました。

 

確かに世の中には色々な人がいて、捉え方もそれぞれでしょうから、このFIRE卒業についても賛否様々に議論展開されていることも頷けます。

 

実際には(22年)11月初旬にこの話題が出てきていたようで既に1ヶ月程の時差もあるのですが、この話題に触れ、良いきっかけをもらいましたので、このFIRE卒業の議論に思うところや、更にはこのFIRE卒業で指摘されているいくつかの点を異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画に当てはめた上で、改めてこの企画の妥当性についても考えていきたいと思っております。

 

 

①FIREの「卒業」について

f:id:HereticSalaryman:20221127175920j:image

FIRE卒業とは、以降生きていくための資金を形成した上で労働行為を一度辞めてリタイア生活に入った方が、再び働き始めるということを意味している。

 

FIRE卒業のパターンについて改めて考えてみると、

🔳以降に生きていくための資産が不足し、又は不足する見込みとなってしまったことによる労働行為の再開(止むを得ずの労働再開のケース)

🔳リタイア後の生活が思っていたものと違ったこと(例えば暇すぎる、孤独を感じる等)による心を満たすための労働行為の再開(望んで再開するケース)

🔳趣味や実益の一環としてなど、一部労働行為に該当する行為をリタイア生活に取り入れる形での再開(望んで再開するケース)

など様々に分類できる。

 

大きな括りとしては、①生きていくために嫌々労働に戻らねばならないのか、②望んで労働行為を再開するのかという分類分けでもあるのであるが、今回のFIRE卒業の議論の中で、失敗など批判的なコメントについては、①の不本意ながら労働に戻るケースを前提としていると言えるのかもしれない。

 

FIREというのはFI=経済的自立・自由を達成した上で、RE=「お金や生きていくために働いていた事から」早期退職するという事だと個人的には捉えており、リタイア生活を続けたりその後に生き甲斐として、またはやりたいこととして再び働いたりと、いろいろな選択肢を取ることができるものであると考えている。

 

このように、リタイア生活からの「卒業」については、失敗とも、次なる展開ともなりうるワードなのだと率直に感じていた。

たまたま米国株安や日本での円安、それに伴う生活資源の値上げなどのタイミングであったことから、FIRE卒業というワードに多くの人が失敗を念頭に置いて過敏に反応していただけなのかもしれない。

 

②プチ アーリーリタイア企画とFIREについて

 

ではここからはFIRE卒業の議論でいくつか指摘されていた点について、異端児リーマンの定年から数年だけ早退するプチ アーリーリタイア企画ではどのように対応していけるのかという点について見ていきたい。(ネット上で取り上げられていた失敗に起因した批判的なコメントから具体的な中身について記載されているコメントに着目し考察していく。)

 

🔸FIRE卒業、投資で成功したからと職を辞めた人を10年後にコンビニバイトで見かけるとかありうる

異)これは資産がなくなって生きていくためにバイトをしているのか、自ら望んでバイトしているのかは不明であるが、株安や円安の状況にも対応できるような資金計画を持った上で、本人がやりたいと思ってしているバイトなのであればすばらしい事だと思う。

因みに、生きていくための再労働を回避するために、プチ アーリーリタイア企画では資産を、①外貨を含んだ預貯金、②株や債権、投資信託、③不動産(賃貸)と3つの分類で保有し、①の現金は切り崩しながら、②と③からの不労所得と将来的には各種年金を組み合わせて生活をしていくことにしている。

 

🔸インフレを考慮しない人たちの多さには驚かされる

異)どこまでのインフレを加味させていくのかという点個人差がありそうであるが、基本的に都心部の不動産はインフレ対策になると考えるのが一般的で、プチ アーリーリタイア企画でも都心部の自宅の貸し出しによる賃貸収入も前提としており、その点は考慮済みである。

※インフレの影響の全ては吸収できないが、リスクは分散している。

 

🔸意味もなくFIRE目指すのは勧めない、FIREを目的にしたら、達成後は虚しいだけ

異)人生をより楽しむ選択肢の一つと位置付けているプチ アーリーリタイア企画では、既に早退後にやりたいことをバケットリストとしてまとめ始めており、今なお次々とやりたいことが出てきているため、この時点で虚無の感覚に陥る懸念は皆無と考えている。

そもそも、定年から数年だけの早退であり数年後には皆、遅かれ早かれ横並びのリタイア生活に入るのである。

現状の仕事に甚大な精神的苦痛がないのであれば、FIREはゴールではなくスタート(になりうる選択肢)と捉えるべきという点はその通りだと感じている。

 

そもそも私のプチ アーリーリタイア企画とFIREの経済的自立・自由設計では考え方が少し異なる。私の企画ではFIREの(4%)ルールとは違い、ある一定分の金融資産元本は毀損していくし、利回り設定もある意味現実的とでもいうのか低い(2.5%)。更に数年だけ早退し、やりたいことをギリギリ体力がある50代中盤にチャレジしたいというコンセプトであり、この「プチ アーリーリタイア」に対し株安や災害などで資産的にすぐに生きていくための労働に戻らねばならなくなる可能性は低いと考えている。

 

ただ一方で、リタイア生活に入り経済的自立・自由を維持しながらも再び労働に目覚めること自体は立派な英断であるとも考えている。

リタイア生活に飽きてしまったり、生きがいを再び求めるようになったりと、心を満たすための労働再開はもちろん、趣味や実益の一環として一部労働行為に該当する収入を得る取り組みを再開する形だって十分にあり得るものと考えている。例えば、リタイア後に運動不足を解消しようと高い会費制のジムに通うくらいなら週に数日、警備の仕事をして身体を動かし、更に収入まで得よう!というような一石二鳥的な取り組みなどである。

 

これらの労働の再開は失敗と表現するよりは、次なる一手と言う方がしっくりくる。

 

つまり大切なのは、生きていくための労働からの解放、即ち経済的自立・自由の維持継続であり、それさえあれば労働であろうと旅行であろうと何をするにしてもそれは人生を豊かにする選択肢の一つなのだということだ。

 

今後も適正なFI=経済的自立・自由の達成へ向け自身の企画における補強検討を続けていきたいと思う。

 

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