異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連118】へそくり事情

お越しいただきありがとうございます。


本日は、へそくりについての話題となります。


日常の生活をしている中でも、リタイア後の生活を続けていく上でも、へそくりというものは、心の安寧ということをおっしゃる方も多いのではないでしょうか?


私自身、伴侶へは小遣いの余り部分ともいえる私有財産について何度か話をしたこともありますので、へそくり自体はありません。一方で、伴侶については、へそくりがあるのか否かは不明です。

 

定年より数年だけ早退して、第二の人生をフライング的に楽しむという私のプチ アーリーリタイア企画では、「支出の固定化」として、生活費や小遣いについては毎月の予算を決め、原則使いきる形での運用をしております。因みに、生活費は毎月伴侶に現金手渡しとしており、伴侶によるやりくりをしてもらっているパートでもあります。

 

この生活費について、基本的に余った月は外食回数を増やしたりする形となるのですが、実際に家計簿をつける形での厳密な運用は出来ておらず、私の方では特にその状況を細かく把握もしておりません。

即ち、伴侶によるへそくりの期待?疑念?も膨らむ!と言いたいのですが、我が家では、ある年収に到達した時点以降は、教育費などの特定支出を除く支出レベルをも固定化しておりますので、そこまで潤沢な生活費や小遣いを渡せていない=伴侶にもやりくり面で苦労をかけている というのもまた事実で、実際はあまりへそくり出来る状況ではないというのが実情です。

※伴侶の小遣いの貯まり具合はわかっておらず、こちらはもしかするとへそくりとなっているのかもしれません。

 

さて、かなり前置きが長くなってしまいましたが、ここからは、へそくりの語源や定義について触れ、実際に調査会社などが発表している日本のへそくりデータを紹介した上で、私のプチ アーリーリタイア企画におけるへそくりの考察をしていきたいと思います。


①そもそもへそくりとはどういうもの?

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まず、へそくりとは、ご存じのとおり、配偶者などの相手方に内緒にしている蓄え(貯金)のことである。
語源としては諸説あるようであるが、有力な説として、「綜麻(へそ)繰り」と書くという記述が目立っていた。綜麻とは麻糸をぐるぐる巻きにしたもので、この巻いていく行為を繰ると表現するそうだ。その昔女性がこの綜麻を時間をかけて繰り、得たお金を蓄えていたことからへそくりと呼ばれるようになったとのことである。

 

 

②へそくりに関する調査データ


次にへそくりに関するデータを紹介していきたい。

 

a)既婚者1000人の調査結果

出典:スパークスサーベイ(2021年)


へそくりをしている割合
全体 46.7% (男性 43% 女性 50.4%)

 

へそくり平均金額
全体 155万円 (男性123万円 女性183万円)

 

へそくりの目的
男性
1位 自分へのご褒美
2位 老後の生活のため
3位 旅行資金

 

女性
1位 老後の生活のため
2位 自分へのご褒美
3位 家計収入が途絶えたときの備え

 

b)既婚者5000人の調査結果

出典:MoneyGeek (2023年)

 

へそくりをしている割合
20代 男性28% 女性30%
30代 男性42% 女性38%
40代 男性37% 女性40%
50代 男性35% 女性40%

 

へそくり平均額
20代 男性79万円 女性47万円
30代 男性65万円 女性104万円
40代 男性120万円 女性219万円
50代 男性202万円 女性207万円

 

上記 a)  b) 両結果とも、へそくりをしている割合としては、概ね女性が多いという結果であった。さらに、へそくりの平均額についても、20代男性を除き、こちらも女性の保有金額が高いという結果であった。へそくりの目的については、どちらも自分へのご褒美や老後の生活のためというのが上位を占めている。

 


③プチ アーリーリタイアにおけるへそくりの意味合い


最後に、私のプチアーリーリタイア企画において、へそくりをどう捉えているのか?という考察についてであるが、正直かなり微妙な感覚と言える。


小遣いから捻出した「へそくり」こと、非開示の私有財産については、全くもって後ろめたいものがないと言えよう。
一方で、夫、又は妻側にて、生活費を切り詰めたり、共有資産からこっそり捻出したへそくりについては、どうであろうか。これをリタイア後に、夫婦での娯楽に使うというのであれば、ある意味公平ではあるが、仮に個人のご褒美に充当するとなると、双方に小遣いの設定がある中では、少し不公平感があることが否めない。勿論、不公平感があるからこそ、へそくりという扱いなのだが。
※あくまで我が家の生活費の取り扱いにおける不公平感であることはご理解願いたい。

 

へそくりは、各家庭での家計管理の方法の違いによっても、生まれやすかったり、そもそも必要性を感じないものとなったりと、一概に話が出来るものではなさそうである。例えば家計管理をどちらかに任せっきりで、双方で毎月いくら使っているのか、あまりわかっていないようなケースでは、へそくりは生まれやすいと言えよう。

一方、夫婦で毎月の生活費(食費や水光熱費、教育費など)の使用状況を共有していたり、自由に使えるお金(小遣いなど)を話し合って決めておければ、(環境的に)へそくりは生まれにくいものなのかもしれない。

 

ここまでは、へそくりについてあまり良いイメージではない立場に立って記載してきているが、別の見方として、へそくりが善であり、本当に必要なケースもあるはずである。

仮に、夫婦どちらかが浪費家で、そのもう一方が、浪費家側へ開示しない貯蓄を準備するような、将来への備えとしてのへそくりなどは、ある意味大きな意味を持つとも言えよう。

 

つまり、へそくり自体が悪というわけではなく、それをどこから捻出し、どう使うかという点でその良し悪しが決まるものなのかもしれない。

 

とはいえ、私のプチ アーリーリタイア企画では、へそくりの必要性をわざわざ考えなくても良いほど、伴侶側が「心配にならない人生設計」、そして「そこそこ自由になる小遣いの設定」を引き続きブラッシュアップしていきたいものである。

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
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