異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連101】リタイア後のお小遣い事情

お越しいただきありがとうございます。


本日は、リタイアした後のお小遣い事情についてとなります。

 

結婚して家庭があるような世帯では、収入を自分のためだけに使うということは難しく、大なり小なりある予算の範囲内で自由に使えるお金を設定する、又は伴侶により設定されるというケースが多いかと思います。ご多分に漏れず、私も伴侶と共に毎月と賞与時にお小遣いとして使える金額を設定して運用しております。


2023年6月に、株式会社SBI新生銀行が最新データとなる「2023年会社員のお小遣い調査」の結果を公表しており、月額小遣いの平均は、

男性会社員 40,557円
女性会社員 35,001円
※20代~50代の約2,700名の回答データ

とのことでした。男性会社員のデータは、前年比1,915円増加で2010年以降では初の40,000円越え、女性会社員も前年比1,723円増加となり、こちらは最高額であった2014年の36,712円に次ぐ2番目の金額となっているようです。


一見この調査結果だけで言うと、大多数の方の小遣いが上昇トレンドであると感じてしまいがちなのですが、実際は違うようです。同銀行は、この一年での小遣いの変化についても調査していて、その結果によると、昨年に比べ変化なしというのが8割以上ということでした。つまり一部の方を除き、殆どの会社員はこの上昇気流には乗ることが出来ていないとも言えます。

 

このように、サラリーマンのお小遣い事情については、毎年ニュースなどでも取り上げられており頻繁に目にする機会があります。一方で、リタイア後の夫婦のお小遣い事情については、これまでもあまり見聞きしたことがありませんでした。

 

随分と前置きが長くなりましたが、ここからはリタイア後のお小遣い事情について、まず公表されている関連データなどをまとめた上で、考察していきたいと思います。

 


①リタイア後のお小遣いデータ

f:id:HereticSalaryman:20231013090723p:image

こちらはあまり公表データなどが出回っていなかったが、2021年マイナビニュースの60代会員へのアンケート調査結果が出ていたので紹介していきたい。

尚、60代ではまだリタイアせずパートや契約社員などの形態を含め、一旦定年退職した後も現役として働いている方もいるであろう点から、完全なリタイア後の実情ではない点お含みおき願う。

 

マイナビニュース会員約400名へのアンケート結果:
【お小遣い月額】
2万円~3万円 19.2%
1万円~2万円 13.7%
お小遣いなし 13.0%
4万円~5万円 12.2%
5千円~1万円 10.0%
10万円以上 6.7%
1千円~5千円 5.2%
5万円~6万円 3.7%
※抜粋

 

世帯年収状況】
300~400万円 13.2%
200~300万円 12.0%
100~200万円 11.5%
400~500万円 10.7%
500~600万円 10.0%
1000万円~ 9.5%
~100万円 9.0%
600~700万円 8.2%
※抜粋

 

【お小遣いの使い道】複数回答可
趣味・レジャー 58.6%
交際費 36.4%
嗜好品(酒・煙草) 33.2%
菓子・スイーツ 25.9%
衣類・装飾品他 25.7%
健康管理 23.9%
※抜粋

 

このデータ結果によると、60代で最も多いお小遣い額(月額)は2万円~3万円とのことであった。今回の結果で上位となる、「お小遣いなし」から「3万円」までの方で全体の6割強を占める形である。

 

この結果の他にも、いくつかの実例として、リタイア後のお小遣いは3万円というような記事も複数目にしているが、この中にはその金額設定のロジックとして、会社員時代の小遣いから昼食代を除いた形として、この3万円を手渡しているとの説明もあった。ただ、老後は年金と預貯金の切り崩しのため、もっと小遣いは減らすべきだというような厳しめのコメントや、ある方は退職時に夫婦にまとまった金額を一時金として分配し、月額の小遣いは最小化する(ことで批判をかわし、且つ長い目で見た際の総支給額を抑える)という強者もいた。

 


②リタイア後の適性な小遣いとは?

 

サラリーマン時代は、日中その時間の殆どが会社での業務に追われるというケースも少なくない。勿論、サラリーマンならではとも言える、付き合いでの飲み会などの出費がかさむケースもあるが、それ以上に勤務時間である日中小遣いを使う時間がないということも言えよう。


一方で、(完全な)リタイア後は自由時間が増え、趣味などに小遣いを使う機会が増える。毎日が休日であると、やはり色々とやりたいことも出てくるものである。

 

以前の記事で、コストのかからない趣味を持つ重要性という記載をしたが、楽しいリタイア後の生活を送るには娯楽費や嗜好品のための自由裁量のある「小遣い」という名の予算が、夫婦それぞれに必要だと考えている。それが1万円や3万円であったり、はたまた10万円であったりと、財政状況によりまちまちだとは思うが、少しでも多くの金額を人生の充実のために小遣いとして費やしたいのであれば、やはり資産形成とその運用に出来るだけ早くから勤しむのが効果的である。

 

私のプチ アーリーリタイア企画でも、老後は夫婦共通費としての娯楽費に加え、夫婦双方に自由裁量がある小遣いの設定を設けている。


こちらの配分などについても、合計額自体には制限があるが、共通費と夫々の小遣いの比率は自由にカスタマイズできるため、今後も早退実現までに適切な額というものを考えていきたい。

 

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。