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本日は、私の確定拠出年金(企業型DC)の運用方針と実際の運用状況のご紹介となります。
以前の記事でも、年金については複数回にわたって話題として取り上げてまいりました。その中でも纏めておりますが、年金には:
🔹国民年金(一階建て部分)
🔹厚生年金(二階建て部分)
🔹企業年金(三階建て部分)
などがあります。 ※個人年金を四階建て部分と表したり、三階建て部分に組み入れたりもするようです。
ここからは、企業年金の中の確定拠出年金(企業型DC)を簡単におさらいした上で、私自身の実際の企業型DCの運用状況についてご紹介していきたいと思います。
① 確定拠出年金について
厚生労働省のHPの記載によると、確定拠出年金とは「拠出された掛金とその運用益との合計額をもとに、将来の給付額が決定する年金制度」である。
そしてこの確定拠出年金には、掛金を事業主が拠出する企業型DC(企業型確定拠出年金)と、加入者自身が拠出するiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)がある。
本日のテーマでもある企業型DCでは、従業員は企業が捻出してくれた掛金をもとに、金融商品の選択や資産配分の決定など、さまざまな運用を自己の責任で行う。そして60歳以降に、それまで積み立ててきた年金資産を一時金や年金の形式で受け取るという仕組みだ。
掛金の額は会社での役職等に応じて決まるのが一般的で、制度上掛金の上限額の設定もある。
◼︎他の企業年金がある場合 27,500円/月
◼︎他の企業年金がない場合 55,000円/月
因みに年金資産の運用は、定期預金や保険のような元本確保型商品や、投資信託のような価格変動型商品を、加入者自身が選択・売買(配分変更・スイッチング)することにより実施していく。またこの価格変動型商品には、パッシブ(インデックス)型やアクティブ型という手法がある。
パッシブ(インデックス)型
投資信託などの運用手法による分類のひとつで、日経平均株価やTOPIXなどの指標(=ベンチマーク)に連動した運用成果を目指す手法。
アクティブ型前出の指標(ベンチマーク)を上回る運用成果を目指す手法。※よりハイリスクハイリターン。
② 企業型DCの運用方針と運用状況
ここからは、実際の私の企業型DCでどういう運用をしているのか、また現在の利回りがどれ程のものなのかという点について紹介をしていく。
a) 私の運用方針
結論から先に記載すると、企業型DCの運用については、制度移行当初に「最悪0になっても困らない資産」と位置付け、ビッグリターンを狙うべくほぼ全てをリスク商品である投資信託、且つ国内外の株式メインの商品に振る形としている。
私の属する会社では、年金の三階建て部分である企業年金については、将来の給付額が確定している(=企業側が運用のリスクを負っている)確定給付年金(DB)と、会社が捻出してくれる掛け金を各個人のリスクテイクで運用していく確定拠出年金(今回の話題である企業型DC)の両方が混在している。ある意味旧式とも言える中年の異端児リーマンのケースでは、その構成比率は現時点でもざっくり6:4(DB:DC)となっている。これには双方後述の運用益(DB<<DC)も加算されているため、制度移行当初の企業型DCの比率は更に低い状況にあった。そんなこともあり、企業型DCでは一攫千金も夢見てリスクをとった運用を続けることにしている。
b) 実際の運用商品とその実績(2023年11月時点)
では、いよいよ本題である私自身の企業型DCの選択商品とその実績についてであるが、現在は株高基調ということもあり、総資産評価額はそこそこ伸長している形である。
従来型ともいえる、確定給付年金(DB)の設定運用利回りは、一般的に2.0-3.0%というのが多いかと思うが、私の企業型DCは平均利回り5.8%と現時点は好調である。※因みに制度開始後数年は、世界的に株式が軟調で大幅に元本割れという状態も続いていた。
<総額表示>
総資産評価額:6,347,376 円(+1,909,538 円)
拠出金累計: 4,437,838 円
拠出開始来運用利回り:5.8%
<詳細内訳>
商品1:国内外/資産複合/インデックス(パッシブ)
資産評価額: 3,560,254 円
+ 471,181 円(+ 15.25 %)
取得価額累計:3,089,073 円
商品2:国内株式 (アクティブ)
資産評価額:1,436,467 円
+ 547,238 円(+ 61.54 %)
取得価額累計:889,229 円
商品3:外国株式インデックスファンド(パッシブ)
資産評価額: 1,350,655 円
+ 34,174 円(+ 2.59 %)
取得価額累計:1,316,481 円
正直、確定拠出年金(DC)については投資信託商品を選択した後、自身で捻出した資金でないことや当初少額であったことも相まって、年一回の運用レポートはたまに見ることはあっても、長い間「放置」していたこともあった。しかしここ2~3年は大きく成長してくれており、思わぬ誤算的にではあるが、今では老後の大きな戦力となりうる資産の種と考えを改め、リバランスを含めた調整を定期的に加えてその推移を追いかけている状況である。
因みに、商品3:外国株式インデックスファンド(パッシブ)については、最近別の投資信託からスイッチングしたため、運用利回りが低く出ている。※商品1~商品3までのプラス評価額を足しても総額表示の利益とならないのは、これら商品変更(リバランス)によるものであり、実際の拠出金に対する利回りは、総額表示にて提示している値が正となる。
今後、プチ アーリーリタイア企画でターゲットとしている早退時期となる55歳までの約10年、この資産がどう花開くか、定期的に観察・手入れを続けていきたいと考えている。
▼Success is doing, not wishing.▼
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