異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連93】日経平均株価急騰による思わぬ恩恵

お越しいただきありがとうございます。


本日は、日経平均株価の急騰による思わぬ恩恵という話題となります。

 

2023年6月に入り日経平均株価が一時33,000円台を越えるなど、現在日本の株価が33年ぶりの高値圏にあります。(因みに過去最高値は1989年12月29日の38,915円87銭です。)

 

株式投資をされている方の多くは、ここ最近の株高基調によってその資産額を大きく伸ばされたり、キャピタルゲインで大きな利益をあげたりと、良い流れが続いている方も多いかと思います。

 

海外駐在をしていて日本では非居住者の扱いとなっている私の場合でも、既に保有している日本株(凍結保有している株)、そして持株会制度の上限額一杯で購入し続けている自社株の保有分ともに過去最大評価額となっております。

残念ながら海外居住者であり日本の非居住者の期間中は、(少なくとも私の活用している証券口座では)株式の売買が原則できない状況にあり、遠い東南アジアの地からこの絶好調の状況を指を咥えて見ている状況とも言えます。

 

自社株の株価高騰については、毎月定額で購入している持株会での購入株数の減少、移動平均単価の上昇など、保有資産評価額が上がったとしても資産形成上少し複雑な心境になることもあります。

 

さてここからは、保有している株式資産に関する話ではなく、直近の日本株や世界株の上昇基調により思わぬ恩恵を受ける形となった、確定拠出年金について触れていきたいと思います。

※「思わぬ」と表現したのは、これまであまりちゃんと状況を確認していなかった当該年金も、昨今の超株高により大きな恩恵を受けていたことに最近気づいたためとなっております。

 

まずは確定拠出年金について簡単に触れ、その後、リスク商品となる投資信託に全てを割り振ってある意味放ったらかし投資(=お任せ運用)でもある私の(企業型)確定拠出年金の現状についてご紹介していきたいと思います。

 

 

確定拠出年金とは?

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確定拠出年金(DC )とは、加入者が掛け金の金額を指定して納め(拠出)、加入者自身で運用した結果の総金額を老後に年金として分割して受けとるという制度である。

つまり掛け金を本人の責任で運用していく形の年金であり、その支給額は自身の選択した運用方法により左右されることになる。

 

※対になるものとして確定給付年金というものもあるが、こちらは将来の給付額が確定している形の年金である。

 

確定拠出年金には個人型(iDeCo)と企業型の二種類があるが、ここでは主に企業型の特徴について触れることとする。

企業型の確定拠出年金は、会社が従業員のために掛け金を拠出し、従業員自らの判断で運用委託先を決め運用する年金である。

 

年金は一般的に、

国民年金=一階部分

厚生年金=二階部分   ※会社員等

と表現されており、この企業型確定拠出年金はさらにその上位段階である三階部分と位置付けられている。

会社によっては、年金は厚生年金までとして、この制度自体を導入していないところもある。

 

先ほど、企業型確定拠出年金の掛け金は会社が従業員のために拠出すると記載したが、マッチング拠出といって、会社の掛け金に従業員が一部掛け金を上乗せできる制度もある。(法的上限を越えない、さらに会社掛け金を越えないなどの制限もあり。)

※当該マッチング拠出も企業により導入有無が別れているようだ。

 

 

②異端児リーマンの確定拠出年金状況

 

さてここからが本題であるが、私の属する会社にもこの企業型確定拠出年金の制度があり、毎月約25,000円の掛け金を会社が拠出してくれている。

確か制度導入当時、マッチング拠出についてするかどうかの確認もあったと記憶しているが、個人の掛け金の上乗せはしていない。

 

拠出金自体があまり大きな金額ではなかったので、運用については最悪元本毀損しても致し方なしと考え、全額を投資信託で、且つリスク商品である日本株、世界株主体のコースで設定していた。

 

初期の頃は運悪く元本割れが続いており、毎年送られてくる運用レポートを見てがっかりする程度であったのだが、今年に入って何気無くWebレポートに自分からアクセスしてみたところ、その変貌ぶりに驚かされることになった。

日経平均株価の高騰、更に世界株の好調も寄与し、現状元本400万円ほどの企業型確定拠出年金の評価額は600万円をゆうに越えていたのである。

正直ノーマークの将来資産であったのだが、何気無くWebレポートの運用実績を覗いて以来、ワクワクしながら定期的に状況確認をするまでになった。

 

これまで好調で2~3%の年平均運用利回りという年もあったのであるが、直近の株高を受け5.5%/年(累計)まで上昇しているようで、元々の確定給付年金での想定利率2.3%(最終的な改悪後)を大幅に上回る運用実績となっている。

 

年金の運用状況については、同僚たちともどういう選択をしているのか含め話をする機会も多い。その中で結構多くの人は元本の毀損を恐れて一定割合を銀行定期預金コースや債権コースに割り振っていたり、いわゆる安定型の投資信託運用コースでのみ設定していたりと、リスクをあまり取らない形の年金形成をしていることに驚かされた。

とはいえ私自身が初期段階で元本割れが進んでいた際などは、「それみたことか!」と言わんばかりにリスク商品過多の指摘を受けたものである。

 

正直現在の株高がどこまで続くのか、これは誰にもわからない。自然災害や、コロナのようなウィルス問題、はたまたアメリカやその他の国の破綻懸念など一気に株価暴落を招くような惨事が起こらないとも言い切れないだろう。

 

ただどういう懸念材料があろうとも、長期投資を続ける限りは「最終的に」負ける可能性は低下させられるということであり、さらに私の企業型確定拠出年金の拠出金額規模程度なら、最悪元本割れを覚悟しリスクをとって大きく運用するべきだと考えている。

 

10年後に、この年金の拠出金が合計700万円となった時点でどれだけの運用益が出ているのか、あくまで投資信託による他力本願の運用ではあるが、その結果を楽しみにしていきたい。

 

以上が最近まで放ったらかしとしており、その存在すら忘れてしまっていた、現在絶好調の企業型確定拠出年金についての話題となる。

 

もし企業型確定拠出年金制度があって、その運用を現時点銀行定期預金や債権にのみ振り分けているような場合は、その年金の重要度も十分に考慮した上でではあるが、リスク投資の可否についても(やる、やらないは別として)一度検討してみるのも良いかと思う。

 

 

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。