異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連25】駐在国への赴任前生活情報集め

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、海外赴任が決まってから着任するまでに、主に生活関連情報をどのように集めるのかという点について、本年度4ヵ国目の駐在を開始した経験から簡単に紹介させていただきたいと思います。


基本的に前任者がいる場合などは、殆どの情報はその前任者から入手できると思いますが、例えば前任者が単身赴任で、自身が家族帯同の場合など環境の違い、又は完全新規駐在となる場合などは、どうしても自身で情報集めをする必要が出てきます。


今回はそういうケースで、どういう項目を事前調査しているのか等、少しでも参考になればと考え、以下に記すことにしました。

 


①駐在国生活関連情報集め


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新規駐在が決まった後、着任までに自身で集めていた情報は以下となる。
よほどレアな国への駐在でない限り、玉石混淆ではあるが大抵の情報はインターネット上に転がっているため、事前調査が可能だ。知人や旅行代理店へヒアリングする機会がある場合でも、白紙のキャンバスから情報を埋めていくより、事前にある程度調べた上で、情報がインターネット上になかった部分やわからなかったことを集中的にヒアリングするほうが格段に充実度が上がる。
※自身でカテゴリー別に事前にまとめている場合、セミナー等への参加で、項目の抜け漏れの確認もできることになる。
では、以下具体的に見ていく。

 

a)その国全体の基礎情報
駐在予定国についてあまり知らない場合は、先ず国の基礎情報から集めるべきである。
ここでは、人口、宗教、通貨、為替レート、インフレや成長率などの情報や、在留邦人数などの情報を指しているが、これらの情報は「外務省HP 基礎データ」に纏められている。

例:
シンガポール基礎データ|外務省

タイ基礎データ|外務省

インドネシア基礎データ|外務省

Googleで例えば「外務省 シンガポール 一般情報」とキーワードを入れると出てくる。
実際に駐在する国がどういうところなのかという点については、先ずはじめに頭に入れておきたい。

 

b)治安情報
こちらも必ず事前にどういう危険性があるのかを把握する必要がある。家族帯同を検討する場合、入念に調べておきたい項目である。
先ずは外務省の海外安全ホームページから見ていきたい。

例:

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報

現在は殆ど新型コロナウイルス感染症関連情報であるケースが多いが、都度参考にしている。

次に、各国の日本大使館情報である。

例:

海外安全情報:タイ(これまでのお知らせ) | 在タイ日本国大使館ウェブサイト

こちらの海外安全情報は時系列的にまとまっているケースも多く、参考になる。

又、たびレジという外務省からの最新安全情報配信サービスへの登録もお勧めしたい。無料で登録した国の安全情報をメールで受け取ることができる。

たびレジ - 外務省 海外安全情報配信サービス

 

c)医療情報
こちらも渡航前に把握しておきたい情報であるが、大抵企業からの派遣の場合は、医療保険のパッケージに加入するのが一般的で、そのパッケージに日本人が利用できるような病院情報等が記載されている。
異端児リーマンはグループマップ上にそういった病院を地点登録している。

一方、その国でどういう病気が流行っているのか、そういった情報についても外務省はまとめてくれている。

例:
外務省医療事情ベトナム|外務省

こういった情報から現地の医療レベルや日本から持参したほうが良い薬類等の検討をすすめることになる。

その他日系の保険会社等が各国の医療事情に関するレポートをインターネット上で公開しているケースも多いため、こちらも参考にしたい。


d)買い物、スーパー
実際に前任者がいればこの情報もわざわざ調べなくても事足りそうであるが、事前に把握できていると、現地での住まい選定時の生活のしやすさの判断材料となる。更に手に入りにくい調味料等の情報があれば、事前に準備できることにも繋がる。
異端児リーマンも伴侶とともに、現地で生活されている方のブログや現地の日本人向け情報発信機関のホームページ等色々と参考にし、準備してきた。


e)携帯電話キャリアSIMカード
会社支給となる場合などは選択肢はないのであるが、帯同家族のSIMカードの手配含め、現地にどういうキャリアがあってどういう特色なのかという点、当たりをつけておくと安心感につながる。
よくあるケースとして繋がりやすさに差があったり、英語対応ができていないキャリアがあったり、日本への一時帰国時にローミングサービスの内容が違っていたりという点であり、ざっくりとは抑えておきたいものである。
こちらも主要国への駐在であれば、誰かしらのブログやネット記事に紹介されているケースが多く、そこからあたりをつけ、実際のローミングサービス内容を確認したりということができる。
駐在予定国における関連ブログや記事が見当たらない場合でも、基本的にアジアではプリペイドタイプのSIMカードが主流であることも多いため、使い勝手が悪かった場合は途中で簡単に切り替えるということも可能でありあまり優先度は高くない。

 

f)学校情報
日本人学校の有無はすぐに把握できるが、子供をインターナショナルスクールに入れたい場合は、この事前調査にかなりの労力が割かれることになる。
インターナショナルスクールの有無や種類はホームページから拾うことができるが、なかなか特徴や評判に関する情報は手に入りにくいケースも多い。実際に私も赴任前に立地や学費で絞り込んだいくつかのスクールについて、知人にその又知人を紹介いただきメールで話を伺ったこともあった。
この学校情報については、なかなかインターネットだけでは充足できないかもしれない。

 

g)サークル活動、習い事
現地で仕事以外のネットワークを広げたり、ストレス発散を試みるのでれば、飲みに出歩くのも良いが、現地の日本人を対象としたサークル活動や習い事、その他コミュニティーに参加してみるというのも効果的である。
現地に日本人会があるような都市の場合はそのホームページで連絡先を含めて掲載されていることが一般的である。
更には日本人向けのWEB版の現地情報誌などがある場合も、本当に助かる。
特に急いで調べる必要がないケースが殆どであるが、現地で手に入りにくい特殊な道具を使用するようなサークル活動に興味がある場合は、出国前に準備できるなどのメリットがあるため、確認しておいて損はなさそうだ。

 

 

②さいごに


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百聞は一見に如かずという言葉にあるとおり、現地に行ってみると、いとも簡単に情報が手に入るということは間違いない。
これは性格にもよるが、私の場合は、工数がかかったとしても調べられることは事前に調べ、「何がわからないのか」を明確にした上で、赴任するようにしている。
無駄な部分も否めないが、それ以上に効率的にわからない情報を現地で補完でき、より早く現地に溶け込めたり、帯同家族の安心を得ることができるなどメリットが大きいと感じている。

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。