異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連6】海外駐在時のリスク

お越しいただき有難うございます。

 

本日は、途上国への駐在時のリスクについてお話させていただきたいと思います。


以前の記事でも、「途上国駐在における生活面での苦労」という話題を取り上げましたが、ここでは安全、健康面でのリスクについて、これまで2カ国の途上国駐在を経験している異端児リーマンの感覚で、ご紹介させていただければと思います。
↓以前の生活面での苦労記事はこちらです。

hereticsalaryman.hatenablog.com

 


①安全面でのリスク


a)傷害、強盗

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タイトルは強烈であるが、実際は駐在時に聞いた、夜飲んでから帰る際に、殴られて、財布をとられたという話や、銀行を出たところで財布を奪われたといった話である。
昏睡強盗も、知人の体験談等は聞いたことがないが、若い女性に声をかけられ、ついていって被害にあうという話を外務省の安全情報等で目にする。
多くの途上国では日常茶飯事とも言える、スリや置き引きは、安全面(身体的)でのリスクは少ないが、時に上述のようなカツアゲのような身の危険を伴う犯罪も、よく耳にする話題である。
異端児リーマンも途上国駐在や途上国への出張の際には、必ず財布を2つに分け、一定量の現地通貨と使用する1枚のクレジットカード(と無害なポイントカードやメンバーカード)のみを入れておく財布(切り捨て用)と、残り大半の現地通貨や日本円(やUSドル)、現地銀行を含んだキャッシュカード類等を入れるメインの財布(本丸)を、分けて持ち歩いている。

※本丸の財布は、かばんの内側のチャックも付いている奥底で保持。

 

切り捨て用の財布は、有事の際、すぐに渡して難を逃れるためのものであるが、幸いこれまでは遭遇していない。身の危険を感じたら、無理に抵抗せず(切り捨て用)財布を渡す事で、少しでも危険を回避するということが最優先である。

 

b)タクシー関連

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途上国ではタクシーでのトラブルも頻繁に発生する。
ぼったくりと呼ばれる過請求は可愛いものであるが、時に身の危険を感じる事態に遭遇する。
実際に、目的地と違う場所へ連れていかれ、恐喝されたり、バンタイプの荷台に仲間が潜んでいて、走り出してから金品強奪されたりという話はよく耳にする。
実体験としても、以前駐在していた国では、社有車の扱いがなく、タクシーを活用していたが、乗車してしばらく走行した後、運悪く電話がかかってきてしまい、その会話から「日本人は乗せない、降りろ!」と突然停められて、放り出された事がある。丁度、国家として反日感情を煽っていたタイミングでもあったが、当時はタクシーに乗るのも一苦労であった。


最低限、白タク(営業許可を取得していない非公認タクシー)は乗らない、出来るだけ一人では乗らない等は心掛けたほうがよい。

 

c)テロ

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宗教上の軋轢や政府、軍への反発等、いくつかの途上国ではテロも珍しくない。
実体験として、駐在している国でも、爆弾テロ(や未遂)は起こっている。以前、住んでいる市内でも、地元民の市場のようなところで、爆弾を積んだ車が発見されるというテロ未遂事件が発生していた。
こればかりは、どうしようもない部分でもあるが、大使館等からは頻繁に、人が集まる場所やデモ集団等には近づかぬよう、注意喚起のメールが発信されている。


駐在する国の特色は、事前に十分調べておき、少なくとも、起こりうるリスクは把握しておくべきである。※国毎の安全関連情報は外務省やその他のホームページに色々と掲載されている。

 

d)事故

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途上国では、日本やその他先進国のように交通ルールは守られていない。
歩行中の事故、車やバスに乗車中の事故も多い。
異端児リーマンもこれまでの駐在経験の中で、2度、軽度な事故に遭っているし、帯同家族も事故を経験している。


少なくとも乗車中は後部座席であってもシートベルトを着用する等の対応は取るべきである。

 


②健康面でのリスク


こちらも、途上国では頻発する問題である。以前の記事でも医療レベルに起因する苦労を記載したが、様々な問題に直面するし、治療、療養面での問題も少なくない。

 

e)衛生状態による感染症

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途上国では衛生面や保健対応面から、感染症が横行しているケースも多い。
マラリアや、チフスデング熱肝炎と挙げだしたらきりがない。


予防接種は当然であるが、出てくる生野菜や虫刺され等、現地側でも出来るだけ用心しておきたい。

 

f)生活習慣病

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日本と違い、通勤や移動が全て社有車である国も多い。意識して運動するようにしないと、すぐに健康診断の数値が悪化する。


日本人会等がある駐在国であれば、運動系サークルも色々とあるため、何かのコミュニティーへ参画することをお勧めする。

 

e)精神衛生

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うつ病の発症も、途上国に限らず海外駐在ではよく聞く話である。普段と違う環境に馴染めず、孤独を感じてしまう人も多いようだ。
実際、異端児リーマンの会社でも、何人かの知人が駐在期間中にうつ病を発症してしまい、すぐさま本帰国となってそのまましばらく休職した。


この点は、なんとも言えない部分でもあるが、私の場合は、元々メンタルタフネスがある程度あると感じてはいるが、家族帯同というのも、ストレス緩和に影響しているのかもしれない。

 

 

 

 


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本日もありがとうございました。