異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連9】50代でのアーリーリタイアの意義

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、50代でのアーリーリタイア(このブログで言うプチ アーリーリタイア)の意義、メリット、デメリットについて、異端児リーマン流の考え方をお話させていただきます。

 


①50代でのアーリーリタイアの意義


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私も企業に属し、企業にとっての価値を多少なりとも生み出し、その対価を給料として受け取っている。
サラリーマンではよく聞く話でもあるが、20代は企業側の先行投資(教育時期)、30〜40代は従業員から企業への貢献(還元)時期、50代以降は経営時期(企業の先導者)であり、後進への技能、知識、経験の伝達時期であり、お荷物時期でもあると言える。


企業によっては、50代のある時期に役職定年制度といって制度年齢に達した殆どの人員は役職を返上し、給与が数割下がる仕組みを導入している所もある。
また、早期退職優遇制度のある企業では殆どが50代でピークの加算となる設計でもある。
つまり最前線での貢献を続ける50代の人員は稀であり、かなりの割合の方が、気力、体力的にも能力伸長性でみても、衰退期に入っていくことになるというのが世間一般論である。


一方で、結婚し子供を養う大多数が50代で子供が巣立っていき、夫婦二人での暮らし(や、一人での暮らし)に戻る時期でもあり、ここから本腰を入れて老後の資金を貯めだす方も多いと聞く。
言い換えると、50代に入るとこの先の出費(教育費等)が見通せるようになってくると言える。

 

私も、50代でのアーリーリタイアを本命の選択肢と位置づけている。
もし、経済的自立を40代前半の今達成できていたとしても、会社や仕事を辞めたい切迫感や事情が出てこない限り、今すぐリタイアするという選択肢は設けるべきではないと考えている。

あくまで個人的な考えであるが、40代の今なおサラリーマンという枠組みの中ではあるが、新しい環境を受け入れ色々な学びを体感できている「成長期」であると感じているからだ。
ただ、第3外国語の習得(一時)断念含め、若い頃に比べ明らかにその学びの吸収力、気力が落ちてきていることも実感させられている。(といっても、吸収力や気力はまだまだゼロではない。)
私という人間を形成していく上でも、40代はまだまだ重要な時期のため、気力を振り絞りラストスパートとして、事業貢献と自身の成長を目指したいと考えている。

 


②50代でのアーリーリタイアのメリット


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大多数の人より先に自由な時間を手に入れることができるというのが大きなメリットである。
また、20代〜40代でのリタイアに比べ、当然ではあるが十分にリタイア後の資産を形成出来る(安心できる)点も大きい。更に、会社に制度があれば、通常の退職金に上乗せされる早期退職割増金がもらえる
私のように、第二の人生で体力を要するやってみたい事がある場合は、50代はぎりぎり体力が保てている時期ともいえる。
あと意外な部分でもあるが、リタイアによってサラリーマン的な接待や付き合いでの暴飲、不摂生というものがなくなり、一気に健康な身体(肝臓)を取り戻したという話も聞く。こちらも私のように、酒好きではない人の早退の場合は、その分だけ早くに健康を手にすることができそうだ。

 


③50代でのアーリーリタイアのデメリット


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退職までの給与を貰い損ねるという点が一番のデメリットではないだろうか。役職定年制度があるのであれば、ある程度割り切りが出来る部分でもあるが、会社員人生で一般的に、最も給与が高い時期にリタイアすることになる。
更に、通常の退職金、厚生年金や企業年金(3階建て)の受給額も減ることになる。
また一旦退職してしまい、万が一再度働かねばならない状況になった場合、同じ待遇での再就職はかなり厳しいと言える。つまり、しっかりと練った上でのリタイアが必要となる。
そして社会的信用性を失うことも、当然早まることになる。新規でローンを組むようなケースはないとは思うが、クレジットカードを申し込むような場合は退職前に済ませておきたい。


繰り返しになるが、今すぐにでも仕事を辞めたいという強い思いがないのであれば、じっくりとリタイア後の計画を立てた上で、50代でのアーリーリタイア(プチ アーリーリタイア)を検討してみるのもよいと思う。
しかしこればかりは、50代で急に思い立っても、準備ができていなければ、実現できないケースの方が多い。
早い段階から、経済的自立という点を意識して企画し資産形成を準備できてこそ、このアーリーリタイアは自身の人生の選択肢に入ってくるものである。

人それぞれおかれている境遇や価値観は違うものである。だからこそ私も色々な情報を仕入れ、自分に合った生き方というものをこれからも考えていきたいと思っている。

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。