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本日は、海外駐在先で知り合ったセミリタイアを目指している方との交流のお話です。
異端児リーマンは、これまでアーリーリタイアやセミリタイアを計画していたり目指している人に、社内ではもちろんのこと、社外でも実際に対面したことがありませんでした。
ネット上では、沢山のブログ先輩方のアーリーリタイアやセミリタイアの記事に出会うことができますが、やはり、まだまだ比率としては低いのだと、実感させられておりました。
そんな私も、ついに現在の海外駐在先でセミリタイアを目指している方と知り合うことが出来ました。(因みにその方はセミリタイアという言葉は使用しておりませんでしたが、会社員としての労働時間を減らし、その時間で、やりたいことを実現するという計画をもっていらっしゃいます。パートやアルバイトではなく、まずは現地採用への転身からなのですが、以降セミリタイアとしてご紹介させていただきます。)
ここでは、当該ブログにおけるアーリーリタイアとセミリタイアそれぞれの定義、そしてその知人の方のセミリタイア計画についてご紹介させていただきます。
①アーリーリタイアとセミリタイアについて(おさらい)
このブログでは、アーリーリタイアとセミリタイアは以下のように区別している。
アーリーリタイア
→定年退職前に退職し、その後は労働行為を行わずに、預貯金や不労所得により生活していくこと。
セミリタイア
→定年退職前に退職し、その後はパートやアルバイト等、最低限の労働(や比率を下げた労働)と預貯金、不労所得により生活していくこと。
早退後の労働行為の有無による違いと言う事になる。
②セミリタイアを目指している知人について
昨年、駐在しているアジアの一国で、お付き合いのある会社の駐在員の方と二人で夕食を共にしていた際、たまたまリタイア関連の話題となり、この知人の方から、「労働時間を減らし、自分のやりたいことにその時間を振り向けたい」という話を伺った。
具体的には、まず現在まで勤めていた会社(海外駐在員)を辞め、現地採用に転向し、プライベートの時間を捻出させる計画があるとのことである。
それまでも何度か話をしている中で、金銭感覚や価値観で似ている部分が多く、自己研鑽を常に意識し、様々な情報を得ようと日々努力されている姿に感銘や刺激を受け、次第に尊敬するようになっていたのであるが、この夕食で、更にリタイアや資産運用等、一気に共通の話題が広がることになった。
ここで、簡単にこの方の紹介をするが、
・異端児リーマンと年が近い40代男性
・高難易度の士業(専門資格職業)
・(出会った際は)海外駐在員として勤務
・学生時代から続けているスポーツへの強い想い
・メリハリを効かせた支出管理(基本は倹約家)
・独身(容姿は爽やか)
という超ハイスペック男子である。
結婚願望についてはあるとのことであるが、これまでの激務、そして長い海外駐在もあり、機会を逸していたようである。
さて話を戻すが、食事の席で早退や仕事感の話題となり、そこで話してくれたポイントは以下であった。
〈ポイント〉
◆大学卒業してから現在の会社で激務の中、仕事を続けそれが当たり前と考えてきた
◆現在も限られた空き時間は学生時代から続けているスポーツや体力維持に努めている
◆仕事が優先であったため、加齢以上の衰えが否めず、人生をフルでは満喫できていない
◆50代でも全力疾走ができる、そういう体作りが夢であるが、今のままでは達成できない
◆これまでの給与は「生活費」+「貯蓄」のためのものであり、金融資産形成も進んできた
◆今後、まずは現地採用により労働時間を減らす形で最低限の「生活費」のみを稼ぎ、「運用」による資産形成(従来の貯蓄相当)を進めたい
◆減った労働時間分は体力強化やスポーツへ専念し、体力づくりを続け、夢に近づけていきたい
士業ということもあり、転職はこの年齢でも容易であろう。更に十分な金融資産を形成できていることもあり、これまでつぎ込んできた努力が、夢の実現への力強いサポーターとなっていると感じる。
これまでの話で、少し気になったのは、海外での勤務継続≒非居住者による日本での投資活動の制限についてであったが、それについても、一旦日本へ帰任し、現在の会社を退職してから、投資活動を再開すること(インカムゲインの仕込み)、そして現地採用での勤務を計画している国での投資活動を想定しているようで、色々とケーススタディーもされていた。
↓以前の記事「海外駐在中の資産運用制限」
hereticsalaryman.hatenablog.com
そして、現在は日本へ帰任となり、転身へ向け準備を続けている。
異端児リーマンのように「アーリーリタイアを人生の少し先で目指す」形とはまた違う、「今すぐ人生を楽しむために転身する」形に、本当に刺激を受けている。
向上心やストイックさ、資産形成力、信念、チャレンジ精神と、この方の尊敬できるポイントを挙げだせば枚挙に暇がない。
何より、このセミリタイア的な発想を、計画的に迷いなく進めようとされているこの姿を見て、初めて近い価値観の方に三次元で出会えた喜びを実感できている。
今後は大切な友人、同志として、刺激をもらうだけでなく与えられるような、そんな関係になりたいと思っている。
▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。