異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【その他9】タワーマンションの考察

お越しいただきありがとうございます。


本日は、このブログでも度々登場するタワーマンションについての話題となります。


以前よりこのブログでは、資産性という観点では同じ都心部なら、低層マンションを購入するべきという意見を展開しております。

ただ、例えば駅直結や、(タワーマンションで入居者が多いから実現できる)超豪華な共用施設など、タワーマンションならではの資産性を維持できうる強みがあるのもまた事実です。

 

それでもなぜ、私は資産性の観点から都心部駅近の低層マンションが優位であると言い続けているのか?それは、単にタワーマンションの方が管理費や修繕積立などランニングコストが高いからというだけでなく、長期間経過後は、殆どの建物の価値は無くなり、最後には土地の価値にのみに帰属するはず!と考えているからです。(解体が必要な建物が評価のマイナスに作用する可能性もあるとさえ感じております。)

 

例えば、地震大国である日本で、50年後に(50年前の技術で建設された)巨大なタワーマンションの維持メンテナンス状況がどうなっているのか不透明であったり、タワーマンションであるが故に、土地の所有部がほとんど無かったりと、色々なリスクや懸念点を考えると、資産性だけで見た場合、低層マンションのほうが優位だと思っております。
※現時点、築浅中古タワーマンションのリセールバリューが高いという事実や、管理が行き届いていて比較的長期間に資産価値が保たれているランドマーク的なタワーマンションがあることも理解しておりますが、現在乱立している多くのマンションは、やがていつかは耐用年数を超えるものと考えており、上記のような見解となっております。こちらはあくまで個人的な見解として。

 

一方で、実は、海外駐在先では結構な確率でタワーマンションタイプの賃貸物件に住んでおります。
資産性という点では、(一部の例外を除いて)やはり都心部駅近の低層マンションに軍配という意見は変わっておりませんが、実際の住み心地という点では、タワー、低層とも良い点がそれぞれにあり、単純に優劣はつけられないと感じております。

 

今回もかなり前置きが長くなってしまいましたが、ここからはタワーマンションというものについての考察、そして実際に低層マンションとタワーマンションとの双方で生活したことがある私の、タワーマンションならではの魅力ついて考察してみたいと思います。
※以降、資産性・経済性については言及しません。

 


①そもそもタワーマンションの定義とは?


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タワーマンション、低層マンションや大規模マンション、小規模マンションなど、日頃から様々なタイプのマンションの呼称を使用しているが、実はこれらにはあまり明確な基準はないようである。

 

一方で、一般的な認識として、タワーマンションとは高さ60m以上や、20階以上とされることが多いとのことである。

日本では、建築基準法によって、高さが60mを超える建築物を超高層建築物とする規定があるようで、構造含めた厳しい基準が別個に定められているようであり、この点からタワーマンションの一つの基準とされているようである。


また1階分の高さが約3mという点から、60m=20階以上ということで、20階以上のマンションをタワーマンションと呼ぶこともあるようである。
※余談であるが100mを超える建物の場合、更に消防法の規定が追加されたり、条例による制約が追加されたりするようである。

 


タワーマンションのメリット・デメリット


ここでは、インターネットで色々と記載があるタワーマンションの(資産性や経済性以外の)メリット・デメリットについて記載してみる。※中層〜高層階前提

 

<メリット> 
❏景色・ステータス感
❏日当たり(特に冬季)
❏充実の共用設備
❏虫の発生が少ない
❏高性能セキュリティー
❏利便性(建物内コンビニ・その他店舗の充実)
❏静寂さ


<デメリット>
❏外へ出るまでに時間がかかる
❏ベランダがないケースが多い
❏洗濯物の外干しが困難
❏災害時の避難の困難さ
地震の揺れが大きい
❏出勤時のエレベーターの混雑
❏入居者が多いため、修繕などの協議事項が纏まりにくい

 

本当に様々なサイトで、タワーマンションにおけるメリットデメリットを論じていたが、どの記事もざっくり以上のような点を挙げていた。
管理費が高い、修繕積立金が不安というような意見も多かったが、ここでは資産性・経済性に該当するため省いている。

 

 

③海外の賃貸タワーマンションの魅力


最後に、海外駐在員である異端児リーマンの感じている、海外の賃貸タワーマンションの魅力についても見ていきたい。

資産性等を無視できる海外駐在期間中の賃貸物件への入居については、途上国ならではのメリットが勝るタワーマンションを選ぶケースも多かった。(地震があまりない地域限定として。)

 

実は高所が苦手という弱点もあるのであるが、真下を覗く形でない限り、恐怖心は起こらないため、アジアでもタワーマンションの物件の高層階にこれまで3度住んでいる。

 

前述のタワーマンションのメリットの内、やはり眺望の素晴らしさは格別で、1−2年では飽きるということもない。
更に大きい魅力として、タワーマンションの高層階は騒音が小さい点が挙げられる。アジアの途上国・中進国あるあるでもあるが、夜間や早朝、鳴り止まぬクラクションや、通りで大声で歌ったり叫んだりしている人、また大音量スピーカーで音楽をかける人など、周囲への配慮という感覚がない人もすこぶる多い。これらの騒音も以前住んでいた30階以上の場合は殆ど気にならないレベルであった。

(高層マンションの場合、安全上の理由もあって開口部も複層のかなり厚いガラスを使用しているということも寄与しているのだと思っている。)
そして、高層階は怪しい虫刺され(蚊など)のリスクも小さい
ストレスなく途上国で生活するにはタワーマンションが適していると言えよう。


という感じで、地震の発生が稀な地域の(しっかりとした)賃貸タワーマンションに居住するというのは、海外駐在員ならではの贅沢だと思っている。

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。