異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連91】支出の種類

お越しいただきありがとうございます。


本日は、支出の種類についてです。


これまでも度々登場しておりますが、資産を形成する上での重要な要素として、一般的には以下の3つが挙げられます。

❐収入を上げる
❐支出を抑える
❐投資する

 

収入を上げるためには、本業での増収だけでなく、新たに副業を始めることによる副収入の追加などいくつかの手法があります。
そしてこの本業の増収の中にも、王道とも言える転職による年収アップや、社内で出世競争に勝ち続けることによる給与アップだけでなく、(現在属している会社が海外展開している場合は、)海外駐在することで追加的に得られる赴任手当てによる増収など様々なアプローチ方法があることを、以前からこのブログでも紹介してきております。

次に支出を抑える点については、各種保険の見直し、住宅ローンの借り換えや格安SIMへの移行など、サービスの質をさほど落とさずにただ無駄を省く「支出の適正化・最適化」や、小遣いや娯楽費を削るなど「我慢が伴う節約・節制」があることもご紹介してまいりました。

最後の、投資をするという点については、お金に働いてもらうという観点から、余裕資金を株式や投資信託、不動産などリスクを伴う投資に回すことで、不労所得を得るというものです。

 

これら資産形成の3つの要素についてはこれまでも度々触れてまいりましたが、この中の支出について、今回インターネット上でユニークな括り方をしている記事に出会いましたので、そちらを紹介したいと思います。

 


①支出の種類

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一般的な支出の括り方として、固定費と変動費に分けるという考え方がある。
1ヶ月(や1年)の支出を纏める際に、固定費と変動費に分けて並べ、削れる部分を検討するというものである。特に固定費の見直しに着手することで、無理なく支出を抑えることができるなどという記事が目立つ。

固定費→ 住宅費 水光熱費 通信費 各種保険 ローン等
変動費→ 食費 日用品費 交通費 医療費 交際費 被覆費等

 

今回、21年3月の『FIRE(経済的自立早期リタイア)術を目指すために、まずやるべきことは投資ではない』という記事に出ていた支出に対する考察が面白かったため、要点を以下にまとめていく。

media.moneyforward.com

 

一言で表すと、FIREのための資産形成には、投資より前に(というか、投資資金を確保するためにも)まず支出の見直しをするべきであるという趣旨なのだが、この中で支出の括り方として、
❐消費支出→生きていくための衣食住関連の支出
❐投資支出→(株式投資等というよりは)自己啓発のための支出
❐浪費支出→無駄遣いの支出
の3種類に分類できることが記されていた。

 

記事の中で、消費支出は物理的にゼロにはできないこと、投資支出は収入を上げるためにも積極的に行うべきものであること、そして支出項目で最も排除すべきは浪費支出であることが紹介されている。
更にこのブログでも度々登場している「支出の適正化・最適化」については、上記区分では主に消費支出のカテゴリーに入るが、こちらも見直せるコストがないかを常に考えることが重要であることが添えられていた。

 

排除対象とされている浪費支出についても、たまの贅沢やブランド品の購入、高級マンションへの入居など、それ自体が働くモチベーションに繋がったり、より稼ぐための原動力になったりするケースもあるので、その全てを否定しているわけではないとされている。このネット記事でのポイントは、例えばコンビニのレジで並んでいるときに横においてある大福やチョコレートをつい買ってみたり、ネットで購入した使わない健康器具が部屋で埃を被っていたりと、ただなんとなくしてきていた浪費を徹底的に排除していくべきというものであった。

 


②上手な支出との付き合い方

 

この記事に触れ、私自身、現時点で投資支出に殆どお金をかけていないことに改めて気付かされた。
20代の頃は、ビジネス書や雑誌の定期購読のみならず、英語や第2外国語の向上のための駅前留学など、投資支出にも積極的であった。

40代中盤の現在、お恥ずかしながら(会社による費用負担の研修などを除くと)投資支出はほぼゼロである。


これには明確な理由という名の言い訳があるのであるが、プチ アーリーリタイア企画として、本業収入を海外駐在により最大化させ、定年より数年だけの早退を目指して資産形成を続けている40代中盤からの自己啓発は、その効果の回収期間も短く勿体ないと考えてしまうからだ。(お金をさほどかけずにできる自己啓発までも放棄している点は弁解の余地なし。)

 

つまり投資支出にも旬があり、それを遠く過ぎたものは、浪費支出となりうるのかもしれない。
※いくつになっても学びがあるということを否定しているのではなく、自己啓発投資のリターンを「収入」とした場合に、その効果が十分得られない可能性があるということを言っているだけである。

 

その他、国内外の家族旅行や、外食、そして無駄に身体をいじめているヘビーなプライベート飲み会や、ちっとも上達しないゴルフなどもこの括り方でいくと全てが浪費支出となる。

 

ただ、今回紹介した記事でもちゃんと記載されているように、浪費支出の全てが否定されるべきものではなく、意義やその意味を考えて、人生を楽しむために適度には浪費もしよう!という点がポイントだと個人的には解釈している。

 

私はプチ アーリーリタイア企画の実現を目指すにあたり、教育費などを除く支出を固定化(予算化)し、その範囲内で楽しむことを徹底している。この小遣いや娯楽費は使い切りの原則であり、私自身の人生を楽しむためには、この浪費支出は不可欠なものでもある。

 

海外駐在により増加した収入と、ある程度固定化された支出を上手くバランスさせ、その支出の範囲内で程々に人生を楽しみながらも余裕資金を捻出し、しっかりと投資を進めていく、これこそが私の企画である。

 

hereticsalaryman.hatenablog.com

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本日もありがとうございました。