異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連99】早期リタイアした人の実態調査

お越しいただきありがとうございます。


本日は、早期リタイアした人の実態調査についての話題となります。

実際に早期リタイアを実現した方々が、どういうタイミングで、またどういう資産状況でセカンドライフを開始したのかという点は、個人的には非常に気になる部分でもあります。


少し前の調査結果ではあるのですが、2022年6月に株式会社LENDEXが、実際に早期リタイアをした人約1,000人を対象に「早期リタイアと資産形成に関する調査」の結果報告をしているという記事に出会いました。

 

ここではまずその調査結果についてご紹介した上で、自身のプチ アーリーリタイア企画と照らし合わせた考察をしていきたいと思います。

 


①早期リタイアと資産形成の実態

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以下、株式会社LENDEXの早期リタイアと資産形成に関する調査の内容について紹介していく。

 

(a)社会人として働き始めてからリタイア(もしくは独立)するまでにかかった年数
15年~20年 25.8%
20年~25年 24.4%
5年~10年   17.5%
25年~30年  9.4%

 

(b)リタイア時の総資産額
2,000万円未満      42.2%
2,000~2,999万円 14.6%
5,000~9,999万円 13.1%
1億円以上             12.9%
3,000~3,999万円 11.3%
4,000~4,999万円   6.0%

 

(c)リタイア前の給与以外の主な収入源
株式投資                 46.3%
不動産投資             26.5%
副業                        24.7%
特になし               22.2%
FX                           12.8%
ネットオークション 6.7%

 

(d)現在の主な収入源 ※早期リタイア後
株式投資                   50.4%
不動産投資     32.4%
FX                             17.1%
特になし                   15.2%
ネットオークション 11.2%
アフィリエイト          5.9%
クリエイター      5.3%
その他                        9.7%

 

(e)リタイア前に投資をしていた資産の現状
引き続き保有+長期        34.3%
売却済+新規投資            22.3%
売却済+貯蓄                   21.6%
引き続き保有+売却予定 19.8%
売却済+投資再投入予定 17.6%

 

(f)現在の所有資産内訳(複数回答可能設問での上位項目と割合)
国内株式 60.2%
投資信託 41.9%
外国株式 38.4%
不動産    35.5%
外貨        27.7%

 


②早期リタイアと資産形成に関する調査結果の考察

 

調査結果にあるリタイア実現までにかかった年数について、仮にデータを大卒(学部卒)のケースとして当てはめると、38歳~48歳での早退がアンケート全体の約半数ということになる。
一方で、あくまで今回のアンケート(n数=約1,000人)での結果ではあるが、28歳~33歳という若さで早退した人が2割弱もいたことに驚きを隠せない。

 

私のプチ アーリーリタイア企画では、子供が巣だつこと、即ち教育費負担の目処がある程度たってからのリタイアをコンセプトとしているため、企画当初の早退達成目標時期は53歳(社会人となってから30年)、子供の教育費負担の想定外の増加による企画見直し後は55歳(社会人となってから32年)となっており、このアンケート結果ではマイナーな部類と言えよう。

 

リタイア時の総資産についても、2,000万円未満という人が4割を越えており、こちらも私にとっては意外と感じる結果であった。

ただ、これらは冒頭で述べた通り、独身や家族がいるケース、実家暮らしや持ち家など置かれている環境が違えばその感じ方も夫々である。


このアンケートは総資産での話のため、金融資産だけでなく持ち家などの不動産もその資産額に組み込んだものとなる。私のプチ アーリーリタイア企画では金融資産目標を8,000万円としているのであるが、この結果と照らし合わせると、「だからリタイア実現時期が遅いのだ!」という突っ込みもある意味納得できる。

 

因みに、私も早期リタイアを目指してはいるが、そのための極度な節制や、リタイア後の極端な節約生活は望んではおらず、どれだけ早くやめられるかという視点は最優先事項ではない。私が掲げるプチ アーリーリタイア企画では、セカンドライフとしてもギリギリ体力があるうちに、金銭的にも無理なく楽しんでいきたいという願望を実現するべく、現在のサラリーマンとしての生活もほどほどに楽しむ前提で、それらをバランスさせようとした結果(定年より少しだけ早退する形)とも言える。


そして、この調査報告内でのメッセージの一つとして、早期リタイア実現にとって投資活動がいかに重要であるかということを発信していると理解しているが、それ自体には大いに賛成である。

投資活動は、リタイアのための資産形成時の加速効果をもたらすだけでなく、リタイア後の不労所得としても大きな役割を果たしている。
更に株式投資や不動産投資等については、勿論元本割れのリスクは伴う形となるが、将来のインフレリスクに備える意味合いも大きい。

一方で、保有資産が株式だけというのも危ない形であるともいえる。

 

あくまで一般論ではあるが、保有する資産については起こり得る様々なリスクに備えるためにも、現金(日本円や外貨)、投資(国内外株、各国の債権、不動産、その他)など自身が良かれと思う割合で分散させることも重要となってくる。

 

私も早期リタイア実現時は、
🔹現金(日本円、外貨) 3,000万円
🔹株式(国内株、米国株、その他は投資信託でカバー) 5,000万円
🔹不動産(都内の自宅マンション ※賃貸予定)

 

が総資産となっている見込みではあるが、最適な中身や配分については、これからも考え続けていきたいと考えている。

 

最後になるが、リタイアの形も人それぞれであり算数のような明確な解はない。今後も周りの状況は確認しながらも、それに囚われすぎず、個々に違う自分自身の人生としての100点を目指して歩んでいきたい。

 

 

 

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。