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本日は、私の実体験として、海外で在宅勤務となっている現在の状況のご紹介となります。
海外駐在4カ国目の現在の東南アジア赴任国でも、新型コロナウイルスの感染拡大が治まっておらず、医療関係や物流関係などいわゆるエッセンシャル業務以外の一般的な企業は在宅勤務となっています。
ここでは、実際に東南アジアの新型コロナウイルスの状況、そして私の駐在している国での新型コロナウイルスの対応状況、また現在の在宅勤務の様子、そして運動不足など健康維持が難しい在宅勤務における対策について記載していきたいと思います。
①東南アジアにおける新型コロナウイルス状況まとめ
a)主要国感染者数(21年8月22日時点) ※記事作成時
インドネシア 387万人
フィリピン 182万人
マレーシア 147万人
タイ 102万人
ミャンマー 37万人
ベトナム 34万人
カンボジア 8万人
シンガポール 6万人
ラオス 1万人
参考 日本 128万人
人口が違うので感染者数の比較自体に意味はないかもしれない。2.7億人いるインドネシアと570万人のシンガポールでは単純に比較はできないという意味であるが、いずれにしても東南アジアでも抑え込みに成功しているシンガポールなどを除いて、各国感染は拡大している状況である。
東南アジアでの感染拡大要因について、勿論デルタ株の蔓延が大きいのであるが、ワクチン接種が進んでいないということも挙げられる。
b)ワクチン接種率
※一回以上接種した割合(データ取得日)
インドネシア 21.1%(8/21)
フィリピン 17.3%(8/18)
タイ 28.1%(8/19)
ミャンマー 3.4%(6/05)
ベトナム 15.2%(8/19)
カンボジア 57.6%(8/20)
シンガポール 79.8%(8/20)
ラオス 28.7%(8/21)
参考 日本 51.6%(8/19)
出典:Our World in Data
上記のように、データ上はシンガポールやカンボジア以外のASEAN各国では、依然摂取率が著しく低いと言わざるを得ない。先進国のように資金的に豊かな国とそうでない国の縮図とも言えるが、何とか接種率面での挽回にも期待したいものである。
表中のミャンマーについては、ワクチン自体が入ってこないという問題に加えて、国軍側が確保を進めるワクチンを接種しないという民主派の国民が多いということもあるようだ。
②現在の駐在国における新型コロナウイルス対応
現在の駐在国は、上記にある東南アジアの一国であるが、同国もご多分に漏れず、新型コロナウイルスの感染が収束しておらず、非エッセンシャル業務では、ほぼ在宅勤務が主流となっている。
異端児リーマンも7月上旬から在宅勤務をしているので、今回の感染拡大を受けた施策としての在宅勤務は、間もなく2ヶ月に差し掛かるところである。
新型コロナウイルスの感染予防策は、国によって対策がまちまちである。ある国では強制的なロックダウンをしたり、勤務の出社等に制限をつけたり、また別の国ではコロナ休日を設定して外出や仕事そのものを制限したりであるが、日本との違いは「強制力」であろう。散歩に出歩いただけで逮捕されたり、罰金を課せられたりとかなり厳しい施策もあるようだ。
③とある勤務日の様子(在宅勤務ルーティン)
06:30起床〜コロナ関連ニュースチェック(駐在国、周辺国、日本)
07:30朝食+洗面
08:00PCメールチェック+当日やることリストの確認と追記
08:30在宅勤務スタート(web会議や資料作成、本社対応等)
12:00昼食+日本株式市場状況確認
13:00在宅勤務再スタート
18:00夕食
18:30自由時間 ※建屋内を歩いたりYou Tubeでダンスをしたりの健康維持活動
20:00メールチェック+残務処理
21:00風呂
21:30自由時間 ※稀に語学テキスト勉強
23:30就寝
地味で大変恐縮であるが、ほぼ毎日こんな感じであり、出張や顧客訪問もないため、既に関係性が出来ている既存顧客関連では、効率よく業務はこなしていくことができる。一方、新規開拓については、やはり在宅勤務では限界があることを日々実感している。
正直、仲間との談笑や共に同じ空間で何も共有できない現在の環境では、以前ほど仕事の達成感や喜びを感じる機会は減っているように思う。
月に2〜3度ウェブ飲み会というのをやっているが、やはり対面して料理や酒を一緒に堪能できない現在の状況に寂しさを覚える。
これまで在宅勤務の悪い面ばかり記述してしまっているが、在宅勤務で良かった点としては、やはり既存ビジネスのフォローアップは格段に効率的且つ低コストで実施できることが挙げられる。
また、家族がいる場合は(良くも悪くも)一家で過ごせる時間が増える。そして何よりアジア途上国特有の無駄な通勤渋滞にイライラすることが無くなる。
以前の記事でも紹介したが、禁煙しているような方も、飲み会の際の誘惑がなく、外的要因に左右されない。
↓以前の記事「アーリーリタイアと喫煙について」
hereticsalaryman.hatenablog.com
あと、禁煙だけでなく、飲み会や外食もないので、圧倒的に支出(小遣いや生活費)が減少しており、禁煙開始後からカウントしても、間もなく小遣いで安いバイク1台買うことができる勢いだ。
④在宅勤務時の健康維持活動
iPhoneの歩数計で、ひどい日は100歩到達しないという危機的な状況であるが、だからこそ意図的に部屋でできるエクササイズを短時間ではあるが継続している。
↓以前の記事「コロナに起因する入国時の隔離措置」
【駐在関連24】コロナウイルスに起因する入国時の隔離措置 - 異端児リーマンの記録
流石にEZ DO DANCEだけでは飽きてきており、ビリーズブートキャンプや他の音楽でのダンスも続けている。
兎に角在宅勤務での一番の懸念点は健康面だと私は考えている。新型コロナウイルスへ打ち勝つためにも、体力の維持にも努めていきたい。
▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。