異端児リーマンの記録

異端児リーマンの記録

海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連17】海外駐在員と現地採用

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、海外で働く場合の選択肢となる「海外駐在員」と「現地採用」についてのお話となります。
ここでは、異端児リーマンが考えている、それぞれの特徴やメリットについてまとめていきたいと思っております。
(一方のメリットが他方のデメリットとなるケースがほとんどだと思いますので、ここではそれぞれのメリットを中心にまとめていくようにします。)

 


①海外駐在員と現地採用について


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海外で勤務をする場合は、一部特殊な形態を除き、主に海外駐在員と現地採用に大別できる。

 

海外駐在員とは、日本の会社に雇用され、その会社から海外の現地法人、支店、駐在員事務所等へ派遣される形である。大手企業等では社員の教育目的の派遣もあるが、多くは日本である程度仕事をこなしてきて、適正があると判断された即戦力候補が派遣されるケースとなる。

 

もう一方の、現地採用とは、海外の現地企業に直接雇用される形態である。現地にいる日本人が採用されるケースと、日本で海外の現地採用の募集に応募し、合格してから海外に渡るケースもある。

 


②海外駐在員のメリット


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では、海外駐在員(企業側ではなく本人)のメリットについてであるが、

 

<メリット>
給与が良いケースが多い(手当等)
現地生活費の大部分(住居、車、学費や医療費他)が会社負担
◆帰任後キャリアアップに繋がりやすい
◆日本側の社会保険等は引き続き企業負担継続
◆駐在員ネットワークでの人脈を広げやすい


↓以前の記事「海外駐在員のベネフィット」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

その他、異端児リーマンにとってのメリットとして、裁量が大きな業務展開異文化交流(刺激)経営TOP層との交流等色々と挙げられるのであるが、こちらは人によってはメリットではないケースも多い(時にストレスともなる)ため、載せていない。

 

上述の人脈について、実体験による補足であるが、海外勤務時は、日本にいる時とは比べ物にならないほど、異業種の人との交流が増える。特に途上国勤務では、外国で共に戦う同士という感覚にも近い共感が芽生えているようにも感じる。

そして、現地で仲良くなった駐在員仲間とは、その後も付き合いが続くケースも多い。

帰任後、昇進するような人も多く、現地でよくゴルフでラウンドしたり、頻繁に飲んだりしていた仲間の方が帰任となり、大手企業の本社執行役員になったようなケースも体験している。

 


現地採用のメリット


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次に現地採用(本人)のメリットについてであるが、

 

<メリット>
◆働きたい国を自由に選択できる
◆海外で働きたい期間も自由に選択できる
業務内容を限定しやすい(給与と連動)
業務時間も限定しやすい(ワークラーフバランス)
◆しがらみや足枷が比較的少なくジョブホップしやすい

 

現地採用の中には、日系企業での勤務の他、現地ローカル企業での勤務、他外資系企業での勤務等がある。

 

実際、異端児リーマンが属する会社でも、タイでの駐在経験後、すっかり魅了され、帰任が決まった際に退職し、現地採用としてタイに残ったという人もいる。その国で働きたいという希望を、自身の好きな期間で選択出来るのが、現地採用の最大の強みであろう。

↓以前の記事「海外駐在人気国」

hereticsalaryman.hatenablog.com


④最後に


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以上のように、海外駐在員、現地採用双方にメリット・デメリットがある。

 

以前の記事で、海外駐在員であった士業の友人が、やりたいこと(夢)を実現するために、十分な資産を形成した後に、現地採用へ転身することで労働時間(と給与)を減らし、その国でやりたいこと(夢)のための時間を確保するということを紹介した。

↓以前の記事「海外でセミリタイアを目指している知人」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

人生、何に重きを置くかによって選択肢や方向性は大きく変わってくる。


例えば、アーリーリタイアやセミリタイアは考えておらず、海外で働きたい、海外キャリアを形成したい、長期間自身の好きな外国で住んでみたいなどの夢や希望をお持ちの方も多いであろう。

 

海外勤務に興味がある、または今後興味がわいてきた場合は、この海外駐在員、現地採用両方の可能性について検討されることをおすすめする。

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。

【その他5】リタイア後のバイクツーリング計画

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、これまでの話題と全く方向性が異なりますが、早退後に叶えたい夢でもあるバイクによるタンデムツーリング計画についてのお話です。

 

以前の記事で、プチ アーリーリタイア後にやりたいこととして、バイクや車での全都道府県走破をご紹介しましたが、ここではそのバイクツーリングプランの掘り下げを行います。
↓以前の記事「リタイア後の生活」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 


①異端児リーマンとバイクの出会い


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異端児リーマンは、地方のかなり田舎(電車の最寄駅まで歩くとなると小一時間かかるような立地)で育ったこともあり、バイクは身近な移動ツールでもあり、中学生の時には友人達と、卒業後どんなバイクに乗るのか、そんな話で盛り上がっていた。

 

因みに、高校生(満16歳)になると、
◆〜  50cc原付免許(原動機付自転車免許)
◆〜125cc小型免許(小型限定普通自動二輪車免許)
◆〜400cc中型免許(普通自動二輪車免許)
の運転免許を取ることができる。

 

異端児リーマンは、16歳となった後、迷わず中型免許を取得した。免許取得前に、車へ転向する近所の知り合いからバイクを売ってもらい、車庫に保管し、その時をひたすら待った。
そして晴れて運転しだしたバイク、それが、ホンダCBR250RR。

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CBR250RR(MC22)

写真引用:webオートバイ

【絶版名車インプレッション】HONDA CBR250RR(1990年) - webオートバイ


超高回転(1万9000回転からのレッドゾーン)・高出力型(最高出力 45PS/15000rpm)の4気筒エンジンを搭載した、当時のホンダの様々な技術が詰め込まれた大ヒット商品である。

 

休日になれば、中学からの仲間達と、山道へでかけてワインディングを楽しんだり、サーキット場見学のプチツーリングに出たりと、それまでの自転車での行動範囲から一気にテリトリーが広がった。

 

ただ、約2年楽しんだ後、全天候型とも言える、車へのシフトが進み、バイクも処分してしまうことになった。

あれから既に20年以上の月日が流れているが、またバイクに乗りたいという思いが日増しに強くなってきている。

 

<バイクについての補足情報>
少しマニアックな話に突入していくが、当時異端児リーマンが乗っていた250ccクラスの4気筒※エンジンは2007年の排ガス規制により、製造メーカー各社で廃盤となり、その後は2気筒エンジンが主流となる時代が長く続いていた。

 

※気筒数とはシリンダー(エンジン燃焼機関となる筒)の数をさす。シリンダーが1つのみのエンジンは単気筒と呼ばれ、以降シリンダーの数により2気筒、3気筒というように表現する。一般的に同じ排気量では、気筒が少ないほうが、燃費が良く、又発進や低速走行時の立ち上がりの力(トルク)が強いと言われ、気筒数が増えるに連れ、スピードが出る(最高速度が伸びる)代わりに、トルクが低くなり、燃費も悪くなると言われている。

 

そんな250ccバイク界に激震が走ったのが、2020年
カワサキモータースジャパンより発売された4気筒エンジンモデルのZX-25Rである。
技術革新により、それまで難しいと言われてきた、規制をクリア出来る250ccの4気筒モデルのリリースであった。

Ninja ZX-25R | 株式会社カワサキモータースジャパン
この250cc4気筒モデルのリリースが、今後250ccバイクを扱う各社への刺激となり、再び4気筒ブームが起こるのでないか?という期待を抱かずにはいられない。

 


②ツーリング用バイク選定プラン


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異端児リーマンの、もう一度バイクに乗りたい動機は、「あの頃慣れ親しんだような取り回し、加速感のバイクにもう一度乗ってみたい」というものである。
排気量やエンジンの選択肢は数多くあるが、こだわりを持って250ccの4気筒エンジンを選びたいと今は考えている。


夫婦二人乗りも考えると、中型免許で乗ることができる最大排気量でもある400ccクラスの選択が無難であることは十分理解した上であるが、やはり当時乗っていたバイクに近いバイクへのこだわりには勝てず、現時点ではこの250ccの4気筒バイクを選ぼうと考えている。

 

<バイク選定プラン>
その1:リタイア実現時にリリースされている250cc4気筒モデルから選択
その2:ツーリングを意識し、選択肢があるのであればネイキッドタイプ※を選択
その3:ネイキッドタイプがない場合はレーサーレプリカ※※であってもそちらを選択

レーサーレプリカの内、ホンダから250cc4気筒のCBR250RRが発売されれば、そちらを選択予定。

 

※ネイキッドタイプとは、バイクのカウルと呼ばれるエンジン部分を覆うカバーなどを極力取り払った、ある意味「裸」状態のバイクの総称。
※※レーサーレプリカとは、バイクをフルカウルで覆われている、スポーツタイプ(レーシングタイプ)バイクの総称。

 

 

③夫婦タンデム(二人乗り)ツーリング計画


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現時点で伴侶とも話をしている、タンデムツーリングのプランについてであるが、日本全国をいくつかのブロックに区切って挑戦していく計画としている。

そのブロックへの移動はバイク積み込みによるフェリー移動を前提としており、一部地域を除き、飛行機で現地入りし、レンタバイクを活用するというプランにはしていない。

 

<ツーリング計画>
①四国ツーリング

   ↓
②九州ツーリング

   ↓
③北海道ツーリング

   ↓
④西日本ツーリング

   ↓
⑤東日本ツーリング

   ↓
⑥沖縄旅行+ツーリング

→こちらのみ飛行機移動+レンタルバイク活用?

 

ある程度の日程表やルート案は作成予定であるが、基本的には、温暖なシーズンの晴れや曇の日のみのツーリングで、ゆっくり各都道府県を見て回るプランとしており、宿も前日や当日予約という形を前提にしている。
(長時間、長期間の移動により臀部を傷めぬように、余裕を持ち、更にクッションを多用する形で伴侶を労る予定。)

 

ネット上でバイクを調べたり、Youtubeでツーリング動画を見たり、ブログで各地の名所を知ったりと、このツーリング構想を妄想する時間はまさに至福の時である。

 

 

 

 

 

▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。

【早退関連35】ネット記事 資産1億円ぽっちでリタイアする人の末路について

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、ネット上に溢れているアーリーリタイアに警鐘を鳴らしている記事の中で、最も刺激的であった内容のご紹介と、その記事における主張ポイントについての、異端児リーマンの考えるプチ アーリーリタイアの想定への当てはめや考察となります。

 

ここでご紹介するのは、2017年の日経BPの記事「資産1億円ぽっちでリタイアする人の末路について」という記事となります。


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①資産1億円ぽっちでリタイアする人の末路について(記事紹介)

 

business.nikkei.com

この記事は、日経ビジネスによる、コアプラス・アンド・アーキテクチャーズの玉川社長へのインタビュー記事である。
40〜50代で1億円程度の資産で引退すると、やがて苦境に立たされかねない」という注意喚起の内容で始まっているが、以下に概要を記載する。
※記事の大部分は、1億円を元手に投資商品を購入する場合の玉川社長の投資案やその考察となっているため、その部分は割愛し、資産1億円ぽっちでリタイアする人がどういう状況で苦境に立たされる可能性があるのかという点に絞って要点をまとめていく。

 

〈概要〉

・投資商品のインカムゲイン(配当金や分配金等)で食べていく戦略は、元本が大きく毀損すると回復不能となる可能性がある


・今の時代に40〜50代で1億円の資産を貯められるのは、2,000万円以上の年収を何年も稼いでいるような人であり、1億円を全額投資に回して不労所得を年900万円得る形であっても、金額的に不十分でフラストレーションが溜まる


・一度アーリーリタイアした元会社員の多くは二度と働こうとは思わない、そんな中、元本が減るような事態は精神的に耐えられないかもしれない


・贅沢しなければ1億円でもなんとかなるが、贅沢しない人はそもそも1億円を貯めていない


キャピタルゲイン(株式の売買等による収益)で暮らしていくほうが可能性はありそうだが、現在、株で成功して1億円の資産を持っている人の大半は、アベノミクスに伴う株高で儲けた人であり、その人たちに株取引の実力があるかは未知数、また高齢になって売買を継続していく気合と集中力が続かないかもしれない

 


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②異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画への当てはめと考察

 

この記事を初めて目にしたとき、まずそのタイトルが衝撃的であった。「1億円ぽっち」、「末路」と刺激的なキーワードで記されたそのタイトルに感銘を受けた。ついつい気になって開いてみたくなる。流石、日経ビジネスである。


玉川社長の投資方法で記載されていた内容については、お恥ずかしながらコメントできる知見を持ち合わせていないこともあり、ここでは触れない。

 

ここからは、この記事で挙げられている(投資方法以外の)リスクやポイントについて、自身のプチ アーリーリタイア企画の想定と照らし合わせてみる。

 

 

A)インカムゲインで食べていく戦略は、元本が大きく毀損すると回復不能となる可能性がある
→不況時には、株式投資では株価の低迷だけでなく、業績悪化に伴う減配に繋がり、投資家が見込んでいた収入が得られない状況に陥る可能性が高くなる。

(元本の毀損より、減配等インカムゲインの減少のインパクトが大きい。)

 

異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画でも、当然そのリスクは想定しており、夫婦2人で生活していくための最低限の年間費用(200万円)は、現金預貯金から捻出する形にしており、インカムゲイン分は、趣味等人生を楽しむ費用(250万円)と位置づけることにした。このブログでは2段階の生活費設定と呼んでいる。

 

更にインカムゲイン不労所得としては、株式や投資信託による配当や分配金と、賃貸収入の二種類(金融資産と不動産)から得る形とし、分散を心掛けている。
↓以前の記事「早退後の生活原資のリアル」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

 

B)不労所得を年900万円得る形であっても、金額的に不十分でフラストレーションが溜まる
→異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画は、子供たちが社会に出たタイミング、つまり早退後は夫婦二人だけでの生活であり、想定必要額は年間450万円としており、記事にある900万円の半額の設定となっている。

この450万円には、早退後に人生をそこそこ楽しむための費用(250万円)も含まれており、個人的にはこの金額で十分ハッピーアーリーリタイアであると考えている。


ここは、個人の価値観や置かれている状況に左右される部分である。

↓以前の記事「プチ アーリーリタイア企画」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

 

C)早退後、元本が減るような事態は精神的に耐えられないかもしれない
→この点がこの記事で最も共感できる部分である。異端児リーマンも、
◆預貯金の切り崩し
◆株式、投資信託等の配当、分配金
◆(自家の)賃料収入
を組み合わせて分散した収入源としているが、預貯金の切り崩しは当然であるが、他の2つも元本(の価値)も減る可能性は十分にある。


この記事では、1億円を減らさずに暮らしていく前提であるが、異端児リーマンとしては、幾重にも「ホケン」をかける形で、ある程度資産を切り崩しながらの生活を進めていく予定である。

徐々に減っていく金融資産に対し、自身の熟考した企画を信じ、気にしないようにする、その訓練は将来必要となるかもしれない。
※自家(不動産)は価値が減っていくことはあっても0にはならないはずなので、これがセーフティーネットの一つとなっている。
↓以前の記事「リタイア失敗についての考察」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 


D)現在、株で成功して1億円の資産を持っている人の大半は、アベノミクスに伴う株高で儲けた人であり、その人たちに株の実力があるかは未知数、また売買を継続していく気合いと集中力が続かないかもしれない
→異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画では、キャピタルゲインによる収益の確保は考えていない。

(売買で安定した利益を出す実力が無いことは既に織り込み済みである。)

 

一方の高齢化に伴う気合いと集中力の欠如の指摘はごもっともであり、異端児リーマンはインカムゲイン部分についても、高齢化対策としてあるタイミングで現金化し、そこから切り崩す形に変えていくことにしている。
↓以前の記事「高齢時の資産変更の必要性」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

アーリーリタイア企画は、早退後の想定生活費を正確に把握できさえすれば、自ずと目標とする資産額は定まってくる。

 

記事にあるように、1億円では全く足りないような人もいれば、3,000万円で早退できている人もいる。これらは、必要生活費やその必要期間の差であり、早退後の不労所得の準備状況の差でもある。更にどれだけ「ホケン」的な要素を含むかにも左右される。

因みに、異端児リーマンは金融資産に限って話をすると、8,400万円が目標資産額となる。(総資産としてはこれに加えて自家あり。)

つまり設定は人それぞれで、算数のような共通の正解はないものと思っている。


ネット上には、自身では思いつきもしなかったような視点で書かれた記事が溢れている。
今回ブログを記載するようになって、より一層違った考え方や価値観を知りたいと思えるようになった。


これからも、様々な価値観に触れ、自身のプチ アーリーリタイア企画を研ぎ澄ましていきたい。

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。

【早退関連34】セミリタイアを目指している方との出会い

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、海外駐在先で知り合ったセミリタイアを目指している方との交流のお話です。

 

異端児リーマンは、これまでアーリーリタイアやセミリタイアを計画していたり目指している人に、社内ではもちろんのこと、社外でも実際に対面したことがありませんでした。


ネット上では、沢山のブログ先輩方のアーリーリタイアやセミリタイアの記事に出会うことができますが、やはり、まだまだ比率としては低いのだと、実感させられておりました。

 

そんな私も、ついに現在の海外駐在先でセミリタイアを目指している方と知り合うことが出来ました。(因みにその方はセミリタイアという言葉は使用しておりませんでしたが、会社員としての労働時間を減らし、その時間で、やりたいことを実現するという計画をもっていらっしゃいます。パートやアルバイトではなく、まずは現地採用への転身からなのですが、以降セミリタイアとしてご紹介させていただきます。)

 

ここでは、当該ブログにおけるアーリーリタイアとセミリタイアそれぞれの定義、そしてその知人の方のセミリタイア計画についてご紹介させていただきます。

 

①アーリーリタイアとセミリタイアについて(おさらい)


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このブログでは、アーリーリタイアとセミリタイアは以下のように区別している。

 

アーリーリタイア
→定年退職前に退職し、その後は労働行為を行わずに、預貯金や不労所得により生活していくこと。

 

セミリタイア
→定年退職前に退職し、その後はパートやアルバイト等、最低限の労働(や比率を下げた労働)と預貯金、不労所得により生活していくこと。

 

早退後の労働行為の有無による違いと言う事になる。

 


セミリタイアを目指している知人について


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昨年、駐在しているアジアの一国で、お付き合いのある会社の駐在員の方と二人で夕食を共にしていた際、たまたまリタイア関連の話題となり、この知人の方から、「労働時間を減らし、自分のやりたいことにその時間を振り向けたい」という話を伺った。

具体的には、まず現在まで勤めていた会社(海外駐在員)を辞め、現地採用に転向し、プライベートの時間を捻出させる計画があるとのことである。

 

それまでも何度か話をしている中で、金銭感覚や価値観で似ている部分が多く、自己研鑽を常に意識し、様々な情報を得ようと日々努力されている姿に感銘や刺激を受け、次第に尊敬するようになっていたのであるが、この夕食で、更にリタイアや資産運用等、一気に共通の話題が広がることになった。

 

ここで、簡単にこの方の紹介をするが、


・異端児リーマンと年が近い40代男性
・高難易度の士業(専門資格職業)
・(出会った際は)海外駐在員として勤務
・学生時代から続けているスポーツへの強い想い
・メリハリを効かせた支出管理(基本は倹約家)
・独身(容姿は爽やか)

 

という超ハイスペック男子である。

結婚願望についてはあるとのことであるが、これまでの激務、そして長い海外駐在もあり、機会を逸していたようである。

 

さて話を戻すが、食事の席で早退や仕事感の話題となり、そこで話してくれたポイントは以下であった。

 

〈ポイント〉

◆大学卒業してから現在の会社で激務の中、仕事を続けそれが当たり前と考えてきた
◆現在も限られた空き時間は学生時代から続けているスポーツや体力維持に努めている
◆仕事が優先であったため、加齢以上の衰えが否めず、人生をフルでは満喫できていない
◆50代でも全力疾走ができる、そういう体作りが夢であるが、今のままでは達成できない
◆これまでの給与は「生活費」+「貯蓄」のためのものであり、金融資産形成も進んできた
◆今後、まずは現地採用により労働時間を減らす形で最低限の「生活費」のみを稼ぎ、「運用」による資産形成(従来の貯蓄相当)を進めたい
◆減った労働時間分は体力強化やスポーツへ専念し、体力づくりを続け、夢に近づけていきたい

 

士業ということもあり、転職はこの年齢でも容易であろう。更に十分な金融資産を形成できていることもあり、これまでつぎ込んできた努力が、夢の実現への力強いサポーターとなっていると感じる。

 

これまでの話で、少し気になったのは、海外での勤務継続≒非居住者による日本での投資活動の制限についてであったが、それについても、一旦日本へ帰任し、現在の会社を退職してから、投資活動を再開すること(インカムゲインの仕込み)、そして現地採用での勤務を計画している国での投資活動を想定しているようで、色々とケーススタディーもされていた。
↓以前の記事「海外駐在中の資産運用制限」

hereticsalaryman.hatenablog.com


そして、現在は日本へ帰任となり、転身へ向け準備を続けている。

 

異端児リーマンのように「アーリーリタイアを人生の少し先で目指す」形とはまた違う、「今すぐ人生を楽しむために転身する」形に、本当に刺激を受けている。

向上心やストイックさ、資産形成力、信念、チャレンジ精神と、この方の尊敬できるポイントを挙げだせば枚挙に暇がない。
何より、このセミリタイア的な発想を、計画的に迷いなく進めようとされているこの姿を見て、初めて近い価値観の方に三次元で出会えた喜びを実感できている。

 

今後は大切な友人、同志として、刺激をもらうだけでなく与えられるような、そんな関係になりたいと思っている。

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。