異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【早退関連75】持ち家VS賃貸に次ぐホテル暮らしという選択肢

お越しいただきありがとうございます。


本日は、持ち家、賃貸以外の住まいの形でもあるホテル暮らしという選択肢についてです。


これまでにこのブログでも、持ち家VS賃貸に関する記事を記載したことがありますが、今回はホリエモンこと堀江貴文さんが紹介して一時期話題となっておりました、ホテル暮らしというスタイルについて詳しく見ていきたいと思います。

↓以前の記事「アーリーリタイアと持ち家 VS 賃貸論争」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

文字通り、持ち家でも賃貸でもなく、ホテルで長期的に暮らすというスタイルのことですが、昨今の新型コロナウィルス蔓延による在宅勤務やリモートワーク推進など、ワークスタイルにも色々と変化が出てきたこともあり、より注目を集めているようです。

 

もともと、ホテル暮らし自体は、新型コロナウィルス蔓延のずっと前から、旅行気分で仕事を行うワーケーションや遊牧民を意味するノマドワーカーという言葉があったように、持ち家や賃貸に次ぐ住スタイルとして、特に芸能人やフリーランスの方を中心に一定のユーザーがいました。

 

こちらは費用も高いケースが多かったことから、もともとは独身の富裕層のための選択肢という理解も多かったようですが、新型コロナウィルス蔓延により、家族のいる世帯でも、例えば子供の受験シーズンなどによる家庭内での隔離(働く親が一時期子供と離れて暮らす形)のために、数ヶ月間ホテル暮らしを開始するようなサラリーマンも多数いるうです。

 

実際に新型コロナウィルス騒動以降、メディアで度々も取り上げられている帝国ホテルやアパホテルなど知名度の高いホテルの「お得な」長期滞在プランのみならず、その他多くのホテルでも月単位などの専用「コスパ」プランを用意している状況です。

以上のように、ホテル暮らしという選択肢は、従来の富裕層、独身の非会社員のためのものから、広く一般的なスタイルの1つへと変化してきていると言えるのではないでしょうか。

 

ここからは、ホテル暮らしの特徴とメリット・デメリット、そして堀江さんが紹介していたホテル暮らしのポイント、更にはホテル暮らしが私のアーリーリタイアの選択肢となりうるのかという点についてまとめていきたいと思います。

 


①ホテル暮らしの特徴とメリット・デメリット


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ホテル暮らしとは、前述の通り持ち家や賃貸の自宅で暮らす形ではなく、ホテルで中長期的に生活するスタイルを指す。
新型コロナウィルス蔓延までは、比較的富裕層の
ノマドワーカー(ノマド遊牧民のように、パソコンやインターネットを活用し、様々な場所で仕事をする人)
・アドレスホッパー(定住する家=住所を持たずに転々と=ホッピングする人)
などのごく一部の人のみの選択肢であったが、新型コロナウィルスの蔓延以降は、一般的なサラリーマンでも、リモートワークが浸透し、更に家族を持つ世帯でも、隔離という観点から、このホテル暮らしが増えてきている。

では次に、このホテル暮らしのメリットとデメリットについて以下に列挙していく。

 

メリット
❐掃除、タオルやシーツ交換などの家事の一部をしてくれる
❐転居が簡単、敷金礼金も不要
❐家具家電が最低限備わっている(初期投資が不要)
❐水光熱費が家賃に含まれている
Wi-Fiが完備されている
❐自身に都合の良い立地を都度選択できる
❐ホテル内施設(ジム、プール、時に大浴場やサウナなど)が利用できる
❐新鮮な気持ちを味わうことができる


デメリット
❏コストが高い
❏住民票登録が困難となるケースがある
❏モノが多い人は持込めない(一部を除き収納スペースが限定的)
❏自炊が限定的となる
❏親族知人友人などを部屋に招けない

 

実際に私も海外駐在で単身赴任の期間中は、賃貸アパートではなくホテルに長期滞在していたこともあり、そのメリットは十分に実感できている。今回は日本でのホテル暮らしであるため、海外では該当しないようなデメリット(コストや住民票)についても頷ける。

↓以前の記事「単身赴任の駐在員におすすめの住居」

hereticsalaryman.hatenablog.com


堀江貴文さんのホテル暮らしのポイント

 

ホテル暮らしについて、実際にこのスタイルを選択しているホリエモンこと堀江さんの記事を拝見したことがある。

詳細は同氏のYou Tubeなどを参照願うが、私見も踏まえホテル暮らしをしているポイントを纏めると、

◇出所後に六本木ヒルズレジデンスから退去せざるを得なくなった
◇モノは、所有ではなくシェアリングも活用できる
◇必要なモノはスマホと服である(モノはそれほど必要ない)
◇大切なのは健康と仲間
◇健康維持のためホテルのジムを活用したい
◇(堀江氏の)ライフスタイルに合っている
◇マスコミ対策が必要であった

などという点が挙げられていた。

 

マスコミ対策として、(固定の)自宅なら特定されてしまうと厄介だという点は我々パンピー(一般人)には当てはまらないが、突き詰めていくとモノの所有はそれほど必要ない=ホテルに持ち込めるモノ+αだけでも十分に暮らしていけるという考え、また固定観念にとらわれず自由な発想で合理的と思える選択肢を選べば良いということを提唱しているのだと勝手に理解している。

 

因みに堀江氏も、服などの収納については、ネットで管理できるようなトランクルームを活用することも言及しているため、究極的なミニマリスト思考というわけではなさそうである。


問題提起の仕方含め、この方の発想やコメントにはいつも勉強させられている。

 

 

③アーリーリタイアにホテル暮らしという選択肢は?


最後に、異端児リーマンのプチ アーリーリタイア企画とこのホテル暮らしの相性についてであるが、正直あまり良くないと考えている。

 

理由としては、
・そもそもリタイア後に双方実家近くの田舎に引っ越すプランであり、車やバイクを「所有」したい事情がありホテル暮らしには向かない
・移住候補の複数の田舎街にホテルの選択肢がない、又は少ない
・伴侶とのリタイア生活を前提としており、伴侶側の理解が到底得られない
・ホテル暮らし自体はリタイア後の国内外旅行で十分に満喫できる
・地方部では特にコスパが悪い(持ち家や賃貸価格がかなり低いため)


などが挙げられる。ただこちらはあくまで私のプチ アーリーリタイア企画との相性であり、価値観や条件によってはホテル暮らしとリタイア後の生活の相性が良いケースもあるであろう。例えば、面倒を見なければならない両親が都心に住み、自身もある程度資産がある(持ち家のない)独身者などのケースなどが挙げられる。リタイア後から自身の身体的な不都合が出るまで、又は両親の面倒を見る必要がなくなるまで暫くは、同じ都心部の便利で快適なホテル暮らしをし、その後自身も状態に応じサービス付住宅や老人ホームへ移っていく形などは、抜群の選択肢ともなりうるのかもしれない。

 

今回のホテル暮らしという選択肢もそうであるが、知識としてより多くのことを知っているだけで、自身にとってのより良い人生を歩むためにより多くの方向性で検討をすることができる。
まだまだ青二才である異端児リーマンもこれから色々な選択肢に触れ、都度自身が納得できる最良の判断を下していきたい。

 

↓以前の記事「リタイア後の生活」

hereticsalaryman.hatenablog.com

↓以前の記事「リタイア後の田舎暮らしの考察」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。

【早退関連74】アーリーリタイアと遺産相続

お越しいただきありがとうございます。


本日は、アーリーリタイアと遺産相続についての話題です。

 

日頃からメディアなどで、相続により莫大な資産を手に入れた、また遺産相続を巡り肉親間で泥沼の法廷闘争、遺産目当ての事件などのような出来事を目にする機会もあるかと思います。

 

ここでは、遺産相続の基礎知識、そして相続関連のデータ、最後にアーリーリタイアと遺産相続についての考察をしていきたいと思います。

 


①遺産相続の初歩の初歩知識

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以下、学生時代に不真面目ながらも法律の勉強をしていたことのある異端児リーマンが、(記憶している知識だけでは全く不十分なため、)ネット上に無数に存在している遺産相続関連情報からピックアップした厳選初歩の初歩情報を以下にまとめていく。

 

遺産相続とは、死亡した人=被相続人私有財産や権利、時に義務を配偶者や子供など=相続人に受け継ぐことを指す。
尚、相続のガイドラインとも言える、遺産の分与範囲(法定相続人)や分与方法は民法という法律などで定められている。
但し、遺産の分与先や分け方については遺言書で指定することで自由に変更することも可能となる。

 

a)法定相続人と相続割合
民法により相続順位は決められており、当然配偶者は常に相続人となるのであるが、以降の順番としては、1)子供孫など→2)両親、祖父母→3)兄弟姉妹、甥姪となっている。

 

例えば、配偶者と子供がいる被相続人で相続が発生した場合、配偶者と上位の相続順位である子供が相続することになり、下位である両親や祖父母、兄弟姉妹や甥姪は法定相続人とはならない。

 

参考例として、配偶者がいる場合の法定相続割合は以下のような形となる。


・配偶者と子供、孫のケース=相続分は2分の1ずつ(子供や孫が複数の場合は人数割)
・(子や孫がおらず)配偶者と父母のケース=相続分は配偶者3分の2、父母3分の1
・(子や孫、父母祖父母もおらず)配偶者と兄弟姉妹や甥姪のケース=相続分は配偶者4分の3、兄弟姉妹や甥姪4分の1

 

b)遺言書と遺留分、その他の権利
相続は基本的に法定相続人が受ける事になるのであるが、被相続人が遺言書を残していれば、法定相続人以外の受遺者を設定したり、割合を変更したりすることができる。
ただ、遺言書があればそれが全てというわけではなく、兄弟姉妹、甥姪を除く法定相続人には遺留分という一定の財産を保護する権利があり、請求することで相続できる割合が存在している。
※詳細は割愛するが、合計2分の1が最大値となる。

 

更に相続人の間での公平性の観点から、被相続人をずっと介護してきたなどの「特別寄与」を分配に考慮する制度もある。この制度は、法定相続人は勿論、法定相続人でない親族が被相続人を献身的に介護してきたケースなどでも、他の相続人に対して、特別寄与分の請求ができるというものである。(2022年現在)

 

c)二次相続

父親が他界し母親が残った場合、遺言書が無ければ、母親が半分を、そして子供がもう半分を人数割で相続するという形(一次相続)になる。そしてその後、母親が他界した際には、上位の相続人である子供のみが人数割で相続する形となる(二次相続)。

※子供や孫がいない場合は次の上位相続人(両親、祖父母→兄弟姉妹、甥姪)が相続する。

 

どんどんとマニアックになっていくため、私見によりまとめてきた初歩の初歩情報としてはここら辺までとしたい。

 

相続は実に様々な要素を含んでいるが、少なくとも自分にざっくりとどういう権利があるのか?ということを理解しているだけでも、実際に相続を体験した際には大きな意味を持つと考えている。

全く相続の権利義務などについて理解できていないケースでは、「分からないことが分からない」という状況に陥ることも多いため、法律事務所を活用しようにも効率が悪い。

実際に相続が発生してからあたふたしないためにも、ある程度の知識は会得しておく方が良さそうだ。

 


②相続関連データ

まずはじめに、相続額についてのデータであるが、2020年にMUFG資産形成研究所が行った「退職前後世代が経験した資産承継に関する実態調査」によると、相続の平均財産額は3,273万円、中央値は1,600万円とのことであった。

 

(あくまで限定的な実態調査としてであり、世の中全ての平均データというわけではないが、)率直に、結構な金額であることに驚かされる。ただこれは団塊世代前後までと理解しており、その後の世代は収入的にも資産的にも厳しい世帯が多く、今後インフレなどがあまり進まなければ、平均財産額は徐々に下がっていくという考え方が一般的なようである。

 

次に相続する財産の種類データについてであるが、こちらは相続税申告をした人のデータを国税庁が発表していた。(2018年)

🔹預貯金:    33.7%
🔹不動産:    30.0%
🔹有価証券:23.9%

🔹その他:    12.3%

 

では実際に相続税が課税される人の割合についても調べてみたが、死亡者数と課税件数から算出したデータによると、2020年では8.8%という数値が生命保険文化センターの記事に掲載されていた。つまり、殆どの人は基礎控除範囲内、或いは遺産がないかはたまた未申請となっていると言えよう。

 


③アーリーリタイアと遺産相続

 

アーリーリタイアのための資産形成をすすめる上で、相続というのは、時に大きな影響を及ぼす。
金融資産を得たり、土地建物を相続したり、時に山を受け取るケースなどもよく耳にする。

ただ、既に受け取っているケースを除き、遺産相続はアーリーリタイアの資産計画には組み込むべきではない。


当然ではあるが、いつ相続できるかわからないという点に加え、突如シナリオと違う事象が発生することも頻発するからだ。


過去に親族や知人家にて実際にあったケースでは、親が他界した後、残された家族で資産を分けようとしていたら突然愛人(内縁の妻)を名乗る人が表れ特別寄与料?を要求してきたケース、更には残された家族側に全く知らされていなかった遺言書が出てきたケースなど、ドラマ化できるのではないか?というようなネタのような話が身近なところでも発生している。

 

以前から記載しているが、アーリーリタイアを実現した後に見込んでいた収入が入ってこない場合、
・生活費を切り詰めて乗り切る
・再び働く
などいくつかの選択肢があるのであるが、再び働く場合、以前の収入や業務に戻れるような人はほんの一握りと言える。つまり殆どは後戻りはできない状況となる。


勿論、生前贈与含め既に受け取っているケースでは、リスクは少ないと言えるが、遺産をあてにした資産計画に基づいたアーリーリタイアはリスクが大きすぎる。

 

異端児リーマンもプチ アーリーリタイア企画においては、今後発生するであろう?遺産は加味していない。こちらはあくまで追加のベネフィットという位置づけであり、時期だけでなく実際いくら入ってくるのかということも不透明なため、無い物として資産形成を進めている状況だ。

(色々なサイトで実際に両親が健全なうちに資産状況や相続の話をしておいた方が良いという提案を目にするが、私を含めてそんな話が出来ない環境の方も多かろう。)

 

いずれにしても、リタイア後の資産はあくまで自身で形成し、将来遺産を相続できれば、臨時収入として活用するというスタンスを今後も続けていきたいと考えている。

 

 

 

 

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本日もありがとうございました。

【駐在関連39】ANAスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA)の条件改悪の衝撃

お越しいただきありがとうございます。


本日は、クレジットカードの条件改悪についての話題となります。


私自身、海外駐在をしている中で、以下のポイントからANAスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA)+家族カード(伴侶分)を活用しております。

 

スターアライアンスゴールドのステータスを会費で維持したい(空港でのラウンジ使用や優先チェックイン、搭乗などの特典を活用したい)
・家族帯同による海外赴任のため伴侶にもスターアライアンスゴールドのステータスを共有したい(旅行や一時帰国などでの空港ラウンジ使用など子供を含めた家族全員で特典活用をしたい)
マイレージを効率よく積算し旅行やアップグレードを楽しみたい(搭乗マイルだけでなく買い物でもマイルを比較的良いレートで効果的に積算したい)

 

私同様に、こういった航空会社系のクレジットカードを保有している方も多いと思います。日本国内勤務者でも海外出張など頻繁に行かれる方も多数いらっしゃるので、海外赴任者だけというわけではありませんが、一般的に海外赴任者(やその帯同家族)は出張だけでなく、赴任や帰任時の渡航に加え、一時帰国、時に冠婚葬祭での緊急帰国など飛行機に乗る機会が物理的に必ず発生しますので、ステータスによる特典をより活用できる環境にあると言えます。

 

一方、デメリットの一つでもあるのですが、クレジットカードの種類によっては高額の

「年会費」が発生することもあります。クレカ別のコスパ(コストパフォーマンス≒お得度合い)の比較も様々なサイトでなされておりますが、ここからは、2022年8月より条件が改悪され話題となっております、ANAスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA)の新条件を中心に見ていきたいと思います。

 


ANAスーパーフライヤーズゴールドカード新条件(改悪のポイント)


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以下、異端児リーマンが実際に保有している三井住友カード発行のスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA)における2022年8月から順次適応となる条件改悪についてまとめていく。
※本件私の理解で要約しているものであり、詳細項目については同社ホームページなどへ確認願う。

 

❏WEB明細利用による年会費割引の廃止
これまで、WEB明細を利用することで(一定条件を満たした場合)年会費から1,100円割引するという特典があったのであるが、今回こちらが2022年10月10日以降廃止となる。これは非常に痛い。

❏マイ・ペイすリボ追加ポイント付与サービスの変更
これまでリボ払いの手数料が含まれる月の請求では、通常ポイントに加えてポイントの追加還元(200円につき0.5%)されていたが、こちらは2022年8月10日以降新サービスへ移行する。条件によって年2回を上限に500円相当のポイント付与となるようである。

※こちらは年1回と使用頻度が低いので実質的なダメージはほぼない。

❏情報誌VISA、MY LOUNGEの無料送付サービスの廃止
2022年8月送付分を最後に、無料送付サービスが廃止され、希望者のみへの有料化サービス(1,980円/年)へ移行となる。

※こちらは海外赴任中は国内の実家に届いてはいたものの、あまり活用していないので実質的な被害はない。

❏カードへ自動付帯の海外、国内旅行保険の適用条件の変更
2022年10月以降は、すべての保険項目について、事前に旅費などでクレジットカードを使用していないと補償対象とならない形へ変更された。

 

以上が、今回の具体的な改悪ポイントとなる。

 


②異端児リーマンの今後のANAスーパーフライヤーズゴールドカード、家族カードとの付き合い方

 

新条件下(改悪後)の当該VISAのゴールドカードと家族カードの
年会費(税込)は以下となる。

 

通常(参考):
本会員16,500円
家族会員8,250円
=24,750円

 

割引適用後(改悪後):
本会員12,650円
家族会員6,600円
=19,250円 →1,100円コストアップ
※マイ・ペイすリボ活用時

 

今回の改悪で異端児リーマンの考える深刻なダメージは、上記の1,100円の年会費だけであるが、もともと年会費が高い上に、コロナによる影響で約2年飛行機に乗ったり空港を利用する機会も殆ど無かったこともあり、そんな中での今回の改悪は衝撃的でもあった。全くステータスによるメリット(スターアライアンスゴールドの特権)が享受できない中でのコストアップであったからだ。

 

これまでも、節約の中でも我慢を伴わない「支出の適正化」として、生命保険の見直しや、日本勤務時は格安SIMを活用したりと、価値以上に支払いをしてきた項目の見直しを進めてきたのであるが、このANAスーパーフライヤーズゴールドカード(含 家族カード)の年会費はステータス維持とマイレージの効率的積算の双方のベネフィットから、聖域的に見て見ぬふりをしてきたアイテムの1つでもあった。

 

漸く様々な国でコロナ規制が緩和されてきたこともあり、より自由な国の往来ができるようになるはずなので、取り返す意味でもこれから存分に特権を活用するという考えもあるが、今後年会費に見合ったステータスや特権なのかという点は継続的に考えていきたいとも思っている。

具体的に言うと、将来本帰国をして当面国内勤務となった際には、少なくとも家族会員分はまず解約する事を前提に検討していく。

 

一方、プチ アーリーリタイアを実現した後は、退職後すぐの世界一周旅行プランに加えて、夫婦で毎年国内外の旅行に行く予定にしている。そしてこの旅行では、一部区間であってもマイレージによる特典航空券で行く夢を描いているのであるが、その夢実現のためには、まだ今時点で本会員としてのこのカードは魅力的と考えている。

 

つまり、纏めると、

・海外駐在期間中は本会員、家族会員とも継続

・本帰国後、家族会員は解約

というのが、異端児リーマンのANAスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA)との当面の付き合い方となる。

 

今後も支出に対しては色んな側面からコスパ、すなわち「費用対効果」を考えていきたい。

 

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本日もありがとうございました。

【早退関連73】企業毎に違う福利厚生について

お越しいただきありがとうございます。


本日は、企業毎に千差万別でもある福利厚生についての話題です。
皆さんの会社ではどういう福利厚生があるでしょうか?
ここでは福利厚生自体について、そして各企業で様々に展開されております個性的な福利厚生についてまとめていきたいと思います。

 


①福利厚生とは?

 

福利厚生とは、企業側が従業員やその家族に対して給与や賞与に加えて支給する報酬やサービスである。
福利厚生は、社会保険など法律で義務化されている法定福利厚生と、企業側が自由に導入している法定外福利厚生に分けられる。
この内、法定外福利厚生は企業毎に特色が表れる部分とも言えるのであるが、導入する目的は従業員とその家族の生活の安定や健康増進などとされている。

 

法定福利厚生
・健康保険
介護保険
・厚生年金保
雇用保険
労災保険
・子ども、子育て拠出

 

法定外福利厚生(一例)
・住宅補助
・健康増進プログラム
自己啓発
・会社による休暇制度
・財産形成プログラム
等々、企業によりけり


実際に導入する企業側にも様々なメリットがあるとされている。
福利厚生が手厚い企業は良い人材が集まりやすい。更に入社後の社員の満足度が維持向上される効果があり、離職率低減にもつながる。それに、単に給与を上げるだけでは達成できない健康増進なども図ることができる。また違った視点からは、一部節税につながるものもある。


もう一方の企業側のデメリットとしては、コストがかかるということのみならず、福利厚生の管理の手間も増え、総務人事系の工数を取られることなどが挙げられる。

 

現在多くの企業で、この法定外福利厚生が導入されており、三者三様という状況である。
異端児リーマンの属する会社でも、法定外福利厚生は設定されており、ユニークではないのかもしれないが、

・独身寮
・賃貸住宅費用補助
・福利厚生ポイント付与
自己啓発支援金
・財形貯蓄、持株会での補助
・休暇制度
などが挙げられる。

 

これまでは自身の会社の制度しか知らない状況であったが、今回色々と調べている中で「面白い福利厚生」を導入している企業を知ることができたので次項で紹介していきたい。

 


②ユニークな福利厚生

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以下、インターネット上で紹介されていたユニークな福利厚生を紹介していく。

 

❐二日酔い休暇
飲みすぎた翌日有給休暇とは別に午前休暇を付与
❐失恋休暇
失恋した翌日より1〜3日有給休暇とは別に休暇を付与
パワーナップ制度
昼食休憩とは別に15分間仮眠休憩を付与
❐自転車通勤手当
健康増進目的で自転車通勤の補助を制度化
❐Sick Leave制度
本人や家族だけでなくペットの病気や怪我による年10日間の休暇付与
❐推しメン休暇
好きなアイドルやキャラクターの記念日での休暇取得、活動費支援
❐役員ランチ
月に一度、役員を指名してランチ会を開催
バンジージャンプ、パラグライダー支援
会社によるピンポイントな娯楽費用負担
❐発電手当
自宅に太陽光発電システムを導入した従業員への補助
❐出戻り手形制度
退職後2年以内であれば退職前の役職、ポジションでの復帰を約束
❐幕張手当
幕張指定エリアに住むスタッフへ月5万円支給
❐サッカー休暇
ワールドカップやオリンピックの当日または翌日臨時休暇を付与
❐LOVE休暇
年1日大切な人の誕生月に休暇とプレゼント代を支給
❐猫手当、猫同伴出勤
保護猫の飼い主に対して手当を支給し、一緒に出社も許可

 

いくつかは思わずネタではないか?と笑ってしまった。私にとってはどれもこれも驚きの制度であった。

 

 

③アーリーリタイアと福利厚生

 

プチ アーリーリタイアを企画し金融資産形成に努めている異端児リーマンにとって、金銭価値に置き換えられるような法定外福利厚生は資産形成上重要な役割を担っていると言える。

 

実際に属する会社の制度で見ても、休暇制度など直接金融資産形成には寄与しないものを除き、福利厚生ポイントや、持株会の奨励金などは給与や賞与以外の貴重な収入源となっている。

 

また、資格取得や自己啓発の支援についても、自身の価値を高めることは収入の増加に繋がる可能性も高く、間接的に将来の資産形成の役に立つものと言えよう。実際に若い頃には、この自己啓発支援制度を活用し英語や第二外国語での「駅前留学」を継続し、その後の海外駐在でも役立てている。

 

因みに福利厚生ポイントというのは、設定されているプログラム内であれば、年毎に付与されている支援ポイントを自由に使える制度であり、例えば旅行に行った場合、半額を上限としてポイントを使用しキャッシュバックを受けることができるというものである。


私のケースでは、この年間で12万円相当にもなるポイントを全て生命保険(含 養老保険)に充てており、実質半額分生命保険の支払いを会社に肩代わりしてもらっている。


もう一方の従業員持株会については、以前の記事でも紹介したように、奨励金(購入補助金)が10%つくため、海外駐在期間中の現在は上限額での購入を続けている。
↓以前の記事「従業員持株会のメリット・デメリット」

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福利厚生ポイントの活用方法は、個人の価値観にも左右されるものでもある。例えば、(今年は)人生を楽しむための出費に充てたいと考えれば、上述の福利厚生ポイントを、従来からの追加の娯楽としての旅行代金やゴルフプレーフィーの一部に活用すればよいし、健康維持を目的とするのであれば、全額自費だけではなかなか敷居の高かった人間ドックツアーに活用したっていい。


因みに信じられないのであるが、私の属する会社のこの福利厚生ポイントでも、少なからず一定数の未活用者がいるようである。

 

いずれにしても、法定外福利厚生は言わばその会社での特権であり、給与、賞与以外のベネフィットとして上手く活用していくべきである。
資産形成面だけで言うならば、安価で生活できる独身寮や社宅、賃貸住宅の家賃補助などを含め上手く会社の制度を活用しながら資産形成を続けて行くのが、FI(経済的自立・自由)を達成する近道の1つとも言えよう。

 

一度ご自身の属する会社の法定外福利厚生の中身について調べ、知らずに未活用のままとなっている項目がないか確認することをおすすめしたい。

 

↓以前の記事「従業員持株会の資産形成効果」

hereticsalaryman.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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本日もありがとうございました。